すべてのおすすめ
さざなみは
永遠をよそおう
罪ではない
それは
やさしい嘘

人は
さいごに
この海にたどりつき
さざなみにも
終わりが
くることを知る

かもめよ
愛しいおまえも
いつ ....
たのしい

つぶやいてみた

ひろってもらえた

ぼくのつぶやき

たのしい


不思議な映画のような

ちいさな命

ちいさなものへの愛情


たのしい

つ ....
{画像=120303011011.jpg}


雨と風が一緒に顔にかかって
少し髪を濡らす交差点に
ぼくは独り君を想い立っているよ

君がいつもしていたリュックの色は薄い緑色で
不思議 ....
疲れたからねそべって
夜を手にとってみる
ふんわりとしてとんがってて
あれ
私の心みたいやね

いじわるな気持で
つんとつついてみる
へこんだ穴がちょうど
昨日泣いた場所

ごろ ....
びょういんの
まちあいしつで
ろうじょが
テレビをみている

なにもうつらない
ひかひかひかる
しろいがめんをみていた

なにかを
まっているようだった

やがてろ ....
 
 
こんにちは、白いパラソルです
松田聖子の歌です
人格はありませんが、こんにちは
それでは次の曲、聞いてください
白いパラソルです、何度もこんにちは
 
 
産婦人科の待合室で
好奇の目で私を見たあの夫婦
神様
憎しみなんてものは一瞬で生まれる

泣きはらした私を
男に振られでもしたかと
皆は思っただろう

高円寺南口の隅で
ク ....
もともと
とても
壊れやすいものだったのです
だから
壊れてしまっても
嘆かなくても
よいのです

この世に見える
すべてのカタチについている
蝶番が
壊れてしまっただけなのです ....
春はたまごの眠り
たまごの中でまどろみながら
イースターエッグの夢を見ている

{ルビ復活祭=イースター}の朝が来たら
ウサギが隠したたまごを
子どもたちが探しに行くよ

春になったら ....
母ちゃんと旅に出る
鞄に歯ブラシ、着替え、切符と
最後にわくわくを詰めて チャックを閉める

朝一番のバスに乗り込んだ
母ちゃんと座席に並んですわる
乗り物酔いの薬あるよ
切符は持ったか ....
わたしのなかで
剥がれおちたなにか
そのなかにある
あかいかたまりのなかの
あかいわたし

剥がれ落ちたわた ....
学園都市線の高架下
灰色の橋脚に二羽の鳩が仲睦まじく
寄り添ってはキスをして
激しく身をよじってはまたキスをして
やがては重なり 羽ばたきながら

気の早い春が固い雪を緩め
茶色く水っぽ ....
 
 
父が潜水艦を買ってきた
またこんな大きなもの買って
と母が愚痴をこぼす
兄は鴨居の下で自分の腕を触っている
犬は昨日、何も食べなかった
きみを
たいせつにされていない時間をくべて
かなしい町にしよう
はじまりしかない町

  わたしが保証されるほど
  糸が切れていくようなので
  まちがったままでいいのです、
  す ....
橋の上から 川を見つめていると
川の水音がザァァァッとして
風は音に染まり
ますます
澄んでゆく悪意の無い視線
そんなに見つめないで、冷める風光の翳り
(あの遠さの)
命の万 ....
赤ちゃんは
眼が見えるようになると
まず
人の顔を認識するらしい
丸の中にふたつの小さな丸があったら
それだけで顔だとして
笑いかけるように
出来ているらしい
そうすることで
世界は ....
やんわりと
はるのかぜが
わたしをことわる

ほおをかすめ
しめったかんしょくを
のこして

あのひとは
だれだったのだろう

わたしがふれた
はるのかぜは

 ....
吸い込まれていくその先は
さいぼうの隠れ家
手を振る、手をふるう
ぼたんになる、頃になる
おや、もうあんなにも遠くに
浸透してしまった窓のつらなり
わたしは遅れた足取りで
ひとつ、ふたつ ....
したい何かを数えていくほど
したい何かが見えなくなる

まるで
皮を剥ぐように
剥いで剥い ....
 
 
ゆっくりとした花の先端から 
二人で汽船に乗る 
生き物の物真似をして過ごす 
生きていて良かった、と時々思い 
絵葉書の側で時々笑う
 
 
古い友達から
手紙が届いた
郵便事情の遅れで
32年ぶりに届いたのだ
郵便屋さんが
汚れた手で
すまなそうに制帽のつばを下げた
ひらいてみると
まるで読めなかった
ハングルは雪の ....
太陽を食べながら
冬晴れの冷気を泳いで行く
空に笑いかけて
わたしは噴水のように歌っている

土地っ子のヒヨドリも
旅行者のツグミも
わたしとともに歌っている
白樺も我を失うほどだ
 ....
{引用=根底から
ひかりがすべり落ちている
ぐるりと結わえたひとつなぎのくさりが
少しずつ希薄になってきている
そこが温かいと机に伏しておもう
おもう?
うなずく
好きな ....

白く熱い道を
白いカッターシャツの高校生が
自転車でくる
7年ぶりに会った息子、きのうのこと
美しく花開いたのっぽのあの子

その道を今日も彷徨えば
また出逢った有り難さ

足 ....
白菜68円だったからさー
怒髪の女房に蹴り出されちゃって
憔悴とコンビニ弁当かこつ弟にも鍋いいじゃないと
思ったわけよ
一族のレプラみたいな私でも一応お姉ちゃんじゃん?
て呼ばれたこと一度も ....
いつだって ゆうやけこやけが聞こえるまで
遊んで僕ら 走って帰る

足りないものだらけで
ほしいものだらけだったけれど
野球選手にだって
スパイにだって
ヒーローにだってなれた

 ....
 
 
家の前にバス停をつくった
路線バスが一台通過した
乗客はすべてペンギン、もしくは
ペンギンの姿形をした他の何かだった
虹の下をくぐって行った
 
 
忘れ去っていく言葉よりも
あなたのいのちの清さにふれて瞼が閉じる
いつまでも文字にならない
あなたの悲しげで透明な息づかい
反復するあなたの鼓動が
休もうとしている風を揺るがす

あ ....
はるは
すぐそこまで
きています

ほらそこの
まがりかどを
まがったら

はなたばをてに
りょうてをひろげて
まっている

かがやくような
えがおをたたえて

 ....
雨が降っているのかしら、と
君がつぶやく

君のつぶやきは
答えを求めている時と
そうでない時があるので
それを聞き分けるのが
とても微妙であるけれど
肝心なのは
語尾のニュアンスで ....
壮佑さんの自由詩おすすめリスト(4550)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
さざなみ- そらの珊 ...自由詩1412-3-3
たのしい- 吉岡ペペ ...自由詩612-3-3
誰か背中を押してくれ_/_冷たい交差点- beebee自由詩27*12-3-3
あの部屋の灯り- 朧月自由詩312-3-2
残された力- 小川 葉自由詩512-3-2
age9- たもつ自由詩412-3-2
涙が出ないという、ただそれだけのこと- 中山 マ ...自由詩3*12-3-2
蝶番- そらの珊 ...自由詩7+12-3-2
春はたまごの眠り- 未有花自由詩18+*12-3-2
【_母ちゃんの唄_】- 泡沫恋歌自由詩26+*12-3-2
『かわむき』- あおい満 ...自由詩11*12-3-1
鳩は人より情熱的だ- ただのみ ...自由詩16*12-3-1
age8- たもつ自由詩512-3-1
水底- 伊月りさ自由詩1312-3-1
便り- こしごえ自由詩2+*12-3-1
- そらの珊 ...自由詩19*12-3-1
春風- 小川 葉自由詩512-3-1
残像- 理来自由詩11*12-2-29
『知るということ』- あおい満 ...自由詩4*12-2-29
age7- たもつ自由詩712-2-29
ハングル- はだいろ自由詩412-2-29
輝く日に- ただのみ ...自由詩15*12-2-29
教室- 理来自由詩10*12-2-28
道で出逢う- 木原東子自由詩20*12-2-28
ゴルゴンゾーラのバカヤロー_1- salco自由詩8*12-2-28
透明ランナー- 森未自由詩8*12-2-28
age6- たもつ自由詩312-2-28
まぼろし- 乱太郎自由詩19+*12-2-28
ブラインドコーナー- RT自由詩212-2-28
弔い雨- そらの珊 ...自由詩9*12-2-28

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