すべてのおすすめ
冬の肌は
こわれもの

夕餉の火を落とし
手にたっぷりと
クリームを塗る
ひび割れから
そっとしみこむように

日常というものは
重力がある限り
何処に行ったとしても
そう変わ ....
ざらざらの掌で
温められ
擦られ
撫でまわされて
摩耗した挙句
まるく つややかな光を放つ
表面に一点の翳りもない
器が
轆轤の上に
遂に生成し得たとしても
掌の持ち主の
荒れた ....
ゆらゆら路地裏に消えていく猫の尻尾
日曜日の午前9時
空がある
雲はない
宇宙がどのようになっているか いつの日か科学は突きとめるだろう
宇宙が何故在るのか 誰も永遠に分からないだろう
テ ....
とおくからデッサンしていた。いつも。





減ってく音にまもられてた。はいいろにぬりたくったせかい。りょうてとりょうあしを伸ばしたらなにかにあたった。これがぎりぎり。 ....
花呑む空が赤い 「小さく生まれてこないでね

お母さんのおなかの中に
しっかり40週間いるんだよ」



<お母さんたちへ>
おなかの中の赤ちゃんたちは
とても賢い
お母さんの栄養が少ない ....
 
とある娘に、とある感情をいだき

とある表情に、頬を赤らめる

とある私



 
サンタは日曜日もクレーンの玉掛けをする

 もうすぐクリスマスじゃけん
 ガンバラニャ

サンタは祝日もクレーンの玉掛けをする

 わしは大黒柱じゃけん

サンタは家族思い

  ....
追い出されて
やっと探し当てた新天地
アネモネの花がいっぱい
色とりどりでその背は高く
私を隠してしまうほど
ここは樹海の中にぽっかりと
在る 秘密の場所
帰らない ここからはどこへも
 ....
乳ぽつり 独りでシーソーに乗って
つぶやく

Seesaw Seesaw

see 見る
saw 見た

see わかる
saw わかった

see 会う
saw 会った

see ....
原因不明の
高熱の真昼に
ビーチサンダルの真似事

灼熱の砂浜を
踏みつけながら
彼女に伝える
夏の終息

沖へ行った
片方だけ
流されていった
さようなら

ビーチサンダ ....
なぜだか私は卑怯者のように口を閉ざしてしまった。
まるで描写に値するものを失ってしまった画家のように。
よもや今に始まった訳でもあるまいに。
そう、私は穴蔵の鼠で人知れず格闘しているのだ。
 ....
七色のエイの大群が押し寄せて来る
電話で話す友人は興奮気味
たしなめる私をよそに 友達は話続ける
エイの名前は ハーレーダヴィッドソン

七色のエイの大群が押し寄せてくる
電話で ....
カリントウむしゃむしゃしながら寝入る脳内サンバカーニバル 飛行機雲のSOSでハイジャックされていることが分かった            猫だけを置いて
           家人が出かけてしまうと
           猫は人になると飼い主は言う

電話が鳴る
猫は眠っている

電話が鳴っている
 ....
*
朝のメトロの構内へとつづく階段で
イヤマフをはずした瞬間に
流れこんでくる新鮮なノイズ
「あ、地球の音」と彼女は思う

落し物をしてかがみこむ人を
よけながらホームへ降りる
マスク ....
色硝子の目玉をガリガリかじる
虫食いの肉体をベリベリ剥がす
おれはおれを一本の死に花として石の器に生けてみる
瞬間凍結された踊る舌先の焔として
勝ち目のない戦いに身を投じる高揚感で
己の文字 ....
  朝がきた
  薄ぐらいもやの向こうに
  金色の光が輪をかけている
  あなたが いつか その手のひらに
  汲んできた水は だいぶ前に
  何処かでこぼれてしまったけれど
  ....
西の空を覆う厚い雲を
僅かに縁取り
淡い光が
放射状に
さらなる高みへ腕を伸ばす
羽毛のような桃色の塊が
透明な大気の層に漂うあたりへ

空はいつまで記憶するだろう
人の視線を

 ....
ひと手間加えて食べにくくなった 僕の一番深いところにある
尽きることない泉から
喜びや悲しみや
くすぐったい気持ちなんかが
湧きだしてきてとまらない


ありとあらゆる才能の中で
生きて死ぬのが一番の才能
そう言っ ....
明けない夜はないと教えてくれた人は
暮れない昼もないとは言ってくれなかった

やまない雨はないと教えてくれた人は
永遠の晴れもないと言ってくれなかった

幸せの気配を感じるたびに身構える
 ....
君の手のひらに
朝と闇と夕暮れと夜があるから
私はそれについて詩をかきます
遠くにある悲しみと喜びは
誰の手のひらサイズでもない
君の詩をよんでよみ返して
それがわかったのです
いつも窓 ....
その人に投げかけた孤独が
勢いよく跳ね返されてきて
私の胸に鮮やかな痣がプリントアウトされた夜

傷だらけの そのくすんだ球を
手毬のようにつきながら
迷い込んでいくサイバー・ラフォーレ
 ....
だまされたのかも知れない
甘いにおいに誘われて
近づきすぎた

 人だって 
 グルメな匂いに弱い
 縁日の雑踏の中の醤油の臭い
 に誘われて 
 埃と一緒に口に入れる
 焼きと ....
クローンのほうがおもしろい ねえ
ひとつぶのわだかまりもなく
こんなにさらさらで
どんなかたちにもなって
どんなかたちにもならなくて
よく晴れた日は
誰にも盗られないように
丁寧に埋めた
昨日の美しい心を
ぴか ....
君に堅く結ばれた
ひもがほどけない

この送られてきた荷物に入っていた
巾着袋のひもがほどけない

わざと堅く結んだな

僕が困っている顔を
想像しているのだろうけど

そうは問 ....
壮佑さんの自由詩おすすめリスト(4550)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
こわれもの- そらの珊 ...自由詩2213-12-24
会わぬが華- Lucy自由詩20*13-12-23
散歩の途中で__take2- 空丸ゆら ...自由詩2013-12-23
そして繊細の雨- ねことら自由詩413-12-23
花呑む空が赤い- 北大路京 ...自由詩213-12-23
日本の赤ちゃんたちへ_小さく生まれてこないでね- ichirou自由詩10*13-12-23
とある私- 殿上 童自由詩18*13-12-22
玉掛けサンタ- ichirou自由詩11*13-12-22
アネモネ- もっぷ自由詩713-12-22
乳ぽつり- 北大路京 ...自由詩413-12-22
シーソー- ichirou自由詩4*13-12-22
ビーチサンダル- うみこ自由詩6*13-12-22
粉糞- ヒヤシン ...自由詩9*13-12-22
七色のエイ- 小川麻由 ...自由詩4*13-12-21
カリントウむしゃむしゃしながら寝入る脳内サンバカーニバル- 北大路京 ...自由詩413-12-21
飛行機雲のSOSでハイジャックされていることが分かった- 北大路京 ...自由詩513-12-21
猫と電話- イナエ自由詩20*13-12-21
月の子供- カワグチ ...自由詩313-12-21
シオマネキ- ただのみ ...自由詩15*13-12-20
むかしの歌- 草野春心自由詩913-12-20
「石狩川」- Lucy自由詩16*13-12-20
ひと手間加えて食べにくくなった- 北大路京 ...自由詩813-12-20
深層水- 八布自由詩813-12-19
永遠を願う歌- クナリ自由詩11*13-12-19
ポケットに現代詩- 左屋百色自由詩8*13-12-19
サイバー・ラフォーレ【電脳の森】- 夏美かを ...自由詩26*13-12-19
ウツボカズラ- イナエ自由詩18*13-12-19
クローンのほうがおもしろい- 北大路京 ...自由詩513-12-19
猫のダイヤモンド- そらの珊 ...自由詩1413-12-19
君が堅く結んだ結び目に完敗した- ichirou自由詩1113-12-19

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