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伝子組み替えでない奥さまがいる 新しい家が建つ
白い壁の真新しい
まだ誰のにおいも
染み付いていない
新しい家が建つ

そこに小鳥が住むとして
わたしは祝いに何を贈るだろう

わたしは熱い熱い珈琲を飲む
冷えた体 ....
ただの壁だと思っていた面に
白い花が
ちらほらと咲き始めた

家と道
内と外
隣人と自分
向こうとこちら
静けさと騒音
過ぎ去った時間とやってくる時間
何かと何かを隔てるための境目 ....
      
      わたしが歳をとる
      髪は白く
      乾いた肌には
      無数の皺
             
      あなたが歳をとる
    ....
わたしにお母さんが居たら
うんと甘える
まず確かめてえっと
うんと甘える
夢じゃないよね

お母さんが居たら
お母さん!
って呼んでみたい
そしてなぁに薫ちゃんって
わたしの顔を
 ....
掃除してエアコンつけて誰も来ない 霧を晴らして孤独であった  人には身体があって
 それを包む心があって
 更には世界がそれを包み込み

 玉ねぎのように、
 剥いても、剥いても
 涙しか出てこない

 私たちは
 芯なのか

 それとも ....
真夜中の扉を開けて
裸足で駆けて行こう
たくさんの流れ星が降るという
星降る森へ走って行こう

キーンコーン
いろんな色の流れ星が
きらめきながら落ちて行く

金属的なその音は
真 ....
線路が繰り返し
ひとの声をつれ
あしもとにのびる
夏の繁茂が
覆いかぶさったまま

ことばが違う
ようだった
毎日同じ場所に立つ
建物にはただしく
光が射す

帰る道すがら
 ....
                   131202


仕合わせならばいつでも
一直線に揚がってゆくよ
風のない日は温かいから
誰だって気分が解れる
 ....
「すみません。おひとりさま1パックまでなんです。」

その日
特売の卵を2パック
かごに入れていた老人は
無情なレジ係にそう言われ
1パック取り上げられていた

解けかけた雪が
昨夜 ....
仕事柄
保育園や老人介護施設を訪れる

人生の入り口と出口
もちろん私は後者にちかいあたりを走っているのだろう
少々息を切らしながらも

保育園児に捕まるとなんどでも同じ質問をしてくるの ....
無題の書をひらき
ドアを叩く
誰もいないから
自分にだけわかる詩をかいたけれど
もはや自分でもわからない
こんな日は
君の詩をよみたい
技巧派がつくりだした行間で道に迷い
言葉の枝を捨 ....
僕は目を瞑り
夕暮れの国道に彷徨う仔犬のことをちょっとだけ考える
カーラジオから明るい声が
逃げ出しちゃった犬の情報を
お寄せくださいと呼び掛けている
犬の種類 大きさ 毛の色
首輪 名前 ....
やっと会えた母は、とても穏やかな顔をして眠っていた
真新しい白装束 解剖の痕跡も知らず
すでに身体は綺麗に浄められて
「コロっと死にたい」
いつもの口癖通り、突然の呆気ない最後だった

入 ....
普段の私は40Wくらいの明るさで
人に会う時は60Wになる
さらに仕事中は
100Wの明るさで全開だ!

しかし100Wの電球は
消費電力が大きい過ぎて……
電球がすぐに切れてそうになり ....
そのダジャレ言わないと死ぬの? 海の中へ鳥たちが沈んでゆく
沈黙の むらさきいろのうみ
いくつもの 幾万匹の 星
灰色のほし
生きている
ただ生きているだけのあわれなほし
機械のようにからからの眼
凛々しくも ペーソス ....
 
小さく洩れるアナタの声

頬をつたうアナタの涙

そして、愛がまた溢れる


 
君の首のまわりに
たっぷりと巻かれたストールを見ると
私は冬の訪れを感じる
いつ見ても思うのだけど
君はストールを巻くのが下手だ
タグが見えてしまっているし
形もなんだかイビツだ

 ....
いつまでも黒光りして回ってる
レコード盤の中心に
赤い心臓は、脈を打ち
酔いどれ人の頬は赤らむ――  
電動歯ブラシ一本朝の洗面台
ぶるぶる
おやおや寒いのかな
白い粉
雪のように真っ白で
雪国の少女が掴んだ歯ブラシ
ぶるぶる
ぷるぷる
ぶるぶる
ぷるぷる
今震えているのは
 ....
人間であることを返却する前に
再び人間となることを予約しておく
すばやい林檎の色に待ち伏せされては
夜道を歩く闇の物思いにかすかに混じっていく
滲んでくる朝と縫い合わされるために
人 ....
その肩に
いつも少年は
かなへびをのせていたので
私はそれが作り物だと思っていた
見慣れてしまうと
日常は背景になるので
誰もそれを指差したりはしなかった
私を見ても
誰も指差したりし ....
  街路樹が震えている、冬
  あらゆるものに札がつけられた
  ふりはじめた雪に、砂糖菓子に さびしさに……



  水切り台に置かれたきのうのウイスキー
  それに口をつけ ....
海に裏切られ 花に批難されたら

枯葉にも笑われる生き様


ヒューっと 大きく豪勢な車が

目の前を風のごとくに走り過ぎようとするよ

ハンドルにしがみついた女の人

なぜ ....
自動筆記で遺書したためている 平和が平和が満ちておる こころは洗濯できるものだろうか

いつもその時どきなりの

こころで生きれるように

できるものならば

天気の良い日に

やさしい風の中に

干してみたいものだ
壮佑さんの自由詩おすすめリスト(4550)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
伝子組み替えでない奥さまがいる- 北大路京 ...自由詩713-12-4
新しい家が建つ- 小原あき自由詩8*13-12-4
垣根- そらの珊 ...自由詩20*13-12-4
未来に微笑みを- 石田とわ自由詩21*13-12-4
シチュー- もっぷ自由詩1013-12-3
掃除してエアコンつけて誰も来ない- 北大路京 ...自由詩613-12-3
霧を晴らして孤独であった- 北大路京 ...自由詩813-12-3
玉ねぎと宇宙- まーつん自由詩18*13-12-3
星降る森へ- 未有花自由詩20*13-12-3
ルーティーン- 軽谷佑子自由詩1113-12-3
車窓から見える赤い風船は、まるで祝福のしるしみたいに- あおば自由詩7*13-12-3
卵2パック- Lucy自由詩24+*13-12-2
ブックエンド〜オールドフレンズ- 梅昆布茶自由詩30*13-12-2
醤油と批評- 左屋百色自由詩11*13-12-2
帰ろうという意志さえあれば_彼には道がわかるはず- Lucy自由詩14*13-12-2
最後の紅- 渡 ひろ ...自由詩32*13-12-2
【_電球_】- 泡沫恋歌自由詩23*13-12-2
そのダジャレ言わないと死ぬの?- 北大路京 ...自由詩1213-12-2
海岸の夕景- 白雨自由詩113-12-2
愛が- 殿上 童自由詩21*13-12-2
いちばん君に似合う色- 栗山透自由詩313-12-2
赤い心臓- 服部 剛自由詩513-12-1
午前六時に目覚まし鳴って- 乱太郎自由詩1413-12-1
音楽- 葉leaf自由詩1013-12-1
初雪- そらの珊 ...自由詩15*13-12-1
記憶- 草野春心自由詩413-12-1
だいたい_それくらい- 芦沢 恵自由詩23*13-12-1
自動筆記で遺書したためている- 北大路京 ...自由詩813-12-1
平和が平和が満ちておる- 北大路京 ...自由詩313-12-1
太陽- 梅昆布茶自由詩25*13-12-1

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