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ぼく生まれたい
ぼくの中の小さなぼく
はやく生まれたい

さがしても
どこにいるのか
たずねても
だれも知らない

きのうのぼくではない
きょうのぼくでもない
たぶん
あしたの ....
夕暮れどきの町なみは
どこかゆるんでいて
おだやかな顔ばかりが
すれちがってゆく

街灯が点灯し
一番星が顔を見せる頃
どこを歩いているのだろう

灯りの点いた家を探して
通り ....
      一日の始まりに洗濯をする
      きのうの下着やタオルを
      まっさらにして天日に干す
      暑い暑いといいながら
      熱風のような空気の中で
     ....
太陽のしたり顔を避けて
君の水辺へ下って行きなさい
蜉蝣の翅のように影を透かしながら
夏の斧で頭を割られるその前に

美しく人目を避けながら
地下のカフェへ逃げ込みなさい
壁画を歩く蛇の ....
 いくら追い込んでも
 届かないままの馬が
 逃げたのだという

 土日はずっと仕事だから
 もうずっと競馬中継は見ていないし
 そもそも
 もはや預金残高ゼロ円だ
 賭けようたって、 ....
春先になると
湧いてくる
おかしなじいさんのこと
ではなくて
もちろん猛暑日で
頭がいかれた野郎の
話でもない
俺が言いたいのは
足にスプリングを着けて
ビョーン、ビョーン跳ねる
 ....
酸欠状態で喘ぐ金魚が
水面を見上げる角度で仰いだ空は
怖いほど明るい色をしていた

アイスクリームよりも呆気なく
溶けて流れ出したフレーズを
おろおろと掬い上げようとしたら
それは舗 ....
冬に放った雪玉は
楡の木立を弾んで踊り
地蔵の額にこつんと当たる
なにかと思った地蔵は手を上げ
叩いた手には血を吸った蚊
閉めきった襖は光を遮り
格子はいつもかくかくと白い
赤いお手玉ぽ ....
たどりついた夢は
果てしない野生の花の大地を
かき乱す風の
熱をはらんだかおり

風の激しさが
花に命を満たし
揺れながら変わりゆくのは
大地の愛をはじめて知る花の表情

新しく生 ....
水中花は
水がある限り
生き続けます

におい
こえ
てざわり
ある種の予感
見えはしないのに
確かに在ったものたち
次は
何に生まれ変わりますか?

一秒に
『チョモラン ....
【みずのように】


蛇口を くぃと ひねると 水が拡散し 飛び散る
靴裏が もえる じっとしてると 背が暑い
のびをすると 山間の風は 水の匂いがして

いままで 聞いたことの ....
3時間を越える紙芝居になるなんて 仏にも母にもなれぬ女の美しいぬくもり セーラムのメンソールは苦手
でも始まりはゴールデンバットだった 二十歳未明

ベランダの一人蛍ごっこ エアロスミスが流れていた
UKロックはまだ わからなかった 

KOOLのマイルドも苦 ....
うしろむきに種を食べていた
あのとき
あなたがわたしを好きだとしっていたら
あんなには幸福じゃなかったろう

鏡とするような接吻ばかりした
そのむこうに
だれかはちゃんといたのに
 ....
触れてほしくなくて
触れてほしい
貴女の温かなその手を

強くなんかないんだ
弱くて脆いんだよ
でも馬鹿だから

辛くとも苦しくとも
背中を見せたがるのだ
誰も見ることなんて無い ....
真夏の青空を
吸い込む
くちびるから
生まれる蝶の
羽根の色は
南太平洋の耀く
海の色よりは
ずっと淡く
抜けるような天空の
青空の色に近い

在りし日の情熱からは
傍らで誰か ....
羊をたくさんたくさん数えたさ 本も一部屋分読んだ 煙草も辺りが煙る程吸ったさ
だけど今夜は眠れない 君の夢ばっか見るんだもの とても切ない夢さ

地球が凍結する本やメンタリズムの本を君は喜ぶ 人 ....
お肌が容赦なく曲がろうとする レーダー照射してやろうか 彼は幻なので
だれに気付かれることもなく
子ども料金で改札をくぐれる

彼は幻なので
人目を気にすることもなく
パンツ一丁で町角を歩ける

彼は幻なので
特に悪びれることもなく
 ....
妊娠が発覚してから
私は毎日キャベツばかり食べている
サクサクサク、とリズムよくキャベツを切っていると
必ず亡くなった祖母を思い出した
統合失調症を患っていた祖母は
財布から母が金を盗んだと ....
吊り橋の真ん中で二人は懐中電灯を消した
月も山の木立に光を隠した

手を延ばせばそこには異性がいた
何時も顔を合わせている相手だったが

不意に訪れた二人だけの世界に戸惑って
互いに黙っ ....
 ここに記述されているのは、
羊に関する私見であり、特定の羊を
誹謗・中傷するために書かれたものではありません




         *




羊は まじめである
羊は ....
    風の入らぬ蒸し風呂部屋で
    汗を拭きつつもろこし齧る
    年に一度の逢瀬より
    うだる暑さに流されて
    来年こそはエアコンに
    冷たくされたい女の ....
人生は線分上にあるって誰かが言ってた
僕は線分の上で踊るバレリーナ ちょっとすね毛が醜いが歌だって歌えるさ

発酵した愛なんても〜沢山なんだ 純粋な惑星に住みたいんだ ポパイとオリーブみたいにね ....
  天窓からの陽射しでカレンダーは
  上のほうだけが日焼けしてしまった
  うんとこしょ、どっこいしょ
  ヤマメが冷たい川の流れを
  いそいそと掻きわけてゆく
  うんとこしょ ....
 竹柵に
 水壕に
 生垣に
 バンケットに
 すぐに慣れたわけじゃない

 平地競走で勝てなかったから
 障害競走を走る馬になった
 けれど十八回走って一つしか勝てなかった
 ....
ロシアでもドイツでも
三人兄弟の末っ子は
けなげでありたくましい

日本の三人姉妹の末っ姫は
異界に嫁いで人間世界を救う

水の不足は命の危機
日照りの続く田の畦を這う小蛇と
交わし ....
父の死後 葬式が終わった次の日から
働きに出た私を 奇異の目で見る人もいた
供養が足りないと 言う
しかし 私は働きにでて良かったと思う

泣いてもわめいてもどうにもならないのだ
日常を取 ....
壮佑さんの自由詩おすすめリスト(4550)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ぼく生まれたい- yo-yo自由詩713-7-11
- 沢村 俊 ...自由詩613-7-11
きゅうりと光化学スモッグ注意報- 石田とわ自由詩12*13-7-11
地下のカフェで- ただのみ ...自由詩24*13-7-10
冬の熱量- 平瀬たか ...自由詩4*13-7-10
スプリングじいさん- 花形新次自由詩213-7-10
猛暑日- nonya自由詩32*13-7-10
お手玉- 春日線香自由詩413-7-10
大地の愛は花という命を産む- めれんげ自由詩7*13-7-10
ねがえり- そらの珊 ...自由詩11*13-7-10
みずのように- るるりら自由詩21*13-7-10
3時間を越える紙芝居になるなんて- 北大路京 ...自由詩3*13-7-10
仏にも母にもなれぬ女の美しいぬくもり- 北大路京 ...自由詩413-7-10
喫煙語り- 朝焼彩茜 ...自由詩10*13-7-9
鏡とする- はるな自由詩613-7-9
僕は馬鹿だから- ムウ自由詩313-7-9
蝶はくちびるから生まれる- りゅうの ...自由詩11*13-7-9
今夜は眠れない- 梅昆布茶自由詩1013-7-9
お肌が容赦なく曲がろうとする- 北大路京 ...自由詩3*13-7-9
レーダー照射してやろうか- 北大路京 ...自由詩3*13-7-9
幻獣- 青井自由詩313-7-8
キャベツ- 一縷自由詩413-7-8
淀む- イナエ自由詩7*13-7-8
透明なふち- 月乃助自由詩7*13-7-8
笹の葉うだる- 石田とわ自由詩17*13-7-8
人生を線に例えると- 梅昆布茶自由詩1613-7-8
ヤマメが冷たい川の流れを- 草野春心自由詩7*13-7-7
飛越とその誇り- 平瀬たか ...自由詩4*13-7-7
夜叉姫- イナエ自由詩12*13-7-7
父さん- 砂木自由詩26*13-7-7

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