ノークラウド
モリマサ公

上空とかってーまじすげー色
今日の退屈感が浮かんでたり
噛み砕くそういうのの
いろいろな感触が
胃の中で溶けてく
メルトダウンしてたソファーで
助けれない
ふんわりと
我々はやさしー色になる
助けれない
ノークラウドに
お花はいらない?
土をかけながらぼやける
地面の臭いをかぎながら
助けれない
こんなでいいの?
「笑って」
シャッターを切る
ふるえる作り笑いのあとで
あしたもたぶん
少しだけ屋根のしたで
そのあと配られたごはんをたべます
ぽっかり浮かんでるごまかせなさを
ユニットバスにつめこんで
かつての路地裏に滑り込む
たいらな心音に耳を押し当てて
ゴーする君のあしくびらへんが
なごりおしいね
どんなしてももう
助けれない

 


自由詩 ノークラウド Copyright モリマサ公 2011-05-19 23:51:46
notebook Home 戻る