すべてのおすすめ
迷う男と迷う女の
迷う街を迷う足どりと方向の。

雪の結晶のような街の明るさに反射する気持ちは
雪空に抜けゆく、カラカラとした女の笑い声と
慎重なタクシーの回転はまるで別世界の歩 ....
あの日、
そうです。あの日からわたしは詩をつ
くれなくなった。何も浮かばないので
闇が静かに明けてゆくのを待っていま
す。ほら、ありふれているだろ。君の
言葉は素晴らしい。必ず朝を呼びすべ
 ....
  に売る寅年生まれのわたしアトリエ
まぶたにキスしたらあなた流れてゆきそうで
へばりついたことばの触覚しぼみ
たましいのサイズは変わらないのに
重さの変動はげしく
じたばたあたふ ....
少年が黎明する正午に大きな鳥が日を遮った
その急襲する翳の奥にある形のない論理から
世界に緑の体系がこまごましく飛び火した
緑のいくつもの形態がその他の色と共に
少年の背骨から放射する ....
はこぐまに であったのは
白いマストが海岸に現れたときだった
お蝶夫人の待ちわびた人は 波止場には 降りてこなかった
かわりに降りてきたものは
かるい箱のようなものを頭にかぶった熊だった

 ....
あるラジオの
みえない声をきいていた
あの日
みえなかった
今も
みえない
からだもなにも
かりているにすぎない
しっとり
どこへともなく
アンテナをのばす
 ....
からくりをひらくと
蜘蛛と草が居た


蜘蛛が草に話しかけると
からくりは動き
草が蜘蛛に話しかけても
からくりは動かなかった


からくりを閉じた
ほんのわずか ....
秋の午後を脅かして
突然の雨
雷の轟音に
台所から急いで
手をエプロンで拭きながら
昼寝している児のもとへ
布団に起き上がり
今まさに泣きだそうとしていた彼は
私の胸にかじりつく
よ ....
柔らかい楕円の香り
肌を透かせる真白な木綿
多角形の雨おとにふれた
水彩のゆびさきは筆跡を整え
ゆるやかに乱され
空白に孕んだ風を
あたたかい命と錯覚する

あかい器官をひとつ
平原 ....
新しいノートを開いて。さいしょのページだけ。きれいな字を書くようなひと。僕もいっしょだ。

サイドミラーに映った、中華門のおおきな金文字。鳥居っぽいね、話しかけると。となりでは眠るひとがいた。遅い ....
一年最初の性行為のことを
姫初めというのは
広く一般的であるが
雪忘れ村では
一年の最後
大晦日に
紅白をつけながら
する性行為を
姫くくりと呼んで
特別なものと考える

姫くく ....
 ダダ漏れのDark Matter 鉛色の重力
街を歩いてもアスファルトに走る無数の亀裂
から滲み出てくる闇を見つめるだけだ

   ああ この皮膚がすべて剥がされても
  感じているか ....
{画像=130917162815.jpg}

この幸せが
たとえば うつろいだと言えば
消え去ったあと
笑ってしまえる

この幸せが
たとえば とこしえだと言えば
消え去ったあと
 ....
何かを綴ろうとして感情が一目散
転がり落ちる一日の終わりが
階段のいちばん下で悪い頭の打ち方をして昇天
きちがいじみた断末魔だった
どうしてやることも出来やしない


通信を何 ....
俺は悪く無い
何も悪く無い
君も悪く無い
なんにも悪くない
ただ間違いのクソ野郎が
憲兵よろしくチェックを入れる
世界は悪くない
神は悪く無い
砂漠の上で血が乾く
これが今日一番のホ ....
  三点リーダで終わりにしよう
  夕暮れ時、空は実に赤い
  今日は長いようで短かった
  


  誰が誰を裏切ったとか
  誰が誰を茶化したとか
  そんな与太話もやがて ....
少女、
月曜日の放課後につくった詩が
火曜日の朝には消えていた
細い指でなぞった物語が
校舎裏で砕けていた中2の夏
西の空がまぶしい
あれは現代詩ですか
いいえ、
夕暮れです
毎日す ....
 
雨は平等に降りしきる

あなたにも、わたしにも、

だけど、わたしには傘がない



 
三人寄れば文殊の知恵
 
ふたりで一緒に考えよう

僕がふたり分考えるから
筋道は分解されて散乱して幾つかは紛失した、もうそれ以上今までのことに固執していてはならない、死体を愛すると陰茎から壊死してくるぜ、暴発を繰り返すようになったら終わりさ、ところかまわず撃ちま .... あんた、すけべなこと考えてんでしょう?
お生憎様、違いますよーだ

雪忘れ村では
初めて使う毛筆の
毛先の滑らかさを
確かめるために
村に住む
比較的乳首大きめの
女性を選び
先端 ....
お前は木の葉のように
大気の騒がしいうねりを巧みに乗り継いで
俺の途上にやって来た
到来はすべて拒絶であるので
お前は遥かな海からはるばる俺のもとへと
拒絶の華々しい毒を優しく手渡した
 ....
汲みあげる
言葉になる前の想いが
溶けている井戸水から

丸い壁の井戸の底の水面には
手がとどかない
のぞきこむと
そこには何十年もつきあってきた
おれに似た顔がいる

顔はつぶや ....
熱湯を浴びたあと
綺羅綺羅しくこおりが浮かんだ
キンキンな水に投げ込まれる。
いちばん色鮮やかで、歯ごたえのある状態でとまる。

サッて血が昇って(顔が熱い!)
サッて血が落ちる。
わた ....
異様な色の雲が
頭上を物凄いスピードで流れ
不吉な予感が
風に乗った電波で
直接的に送信される

老婆が路上に倒れて
泡を吹き

幼児が2人
互いの髪を引っ張り合い

若妻は
 ....
誰もいない貧民窟に
火をつけてまわっている
腕に落ちる黒い滴
横顔を映して動かない


棄てられた木製の遊園地で
コースターだけが走りつづけている
午後の灰が
残 ....
宇宙を 黙読しつづけて
何万回死んだかしれない
こむすめコスメ ポーチから
四方八方に轟く その呻き


きょうは
おとなしい おくさま風
おとなしいおくさま
おとなし ....
   かなしさは夜のなかにある。



   体育の時間、ぼくはだれともペアをつくれ
  ずに、みんなが踊るフォークダンスを眺めて
  いた。それは濁った河を渡る水牛を眺めるの
 ....
校庭跡に残った桜の木
ビルに挟まれてわかりにくいが
駅の改札口を出てほどなくのところに
ふと足が向いてしまう
今はないという
桜田小学校
晴れの日の緑はすがすがしく
ベンチで
ブランコ ....
君を嫌いになる理由をさがしてたら会いたくなった
アラガイsさんの自由詩おすすめリスト(6329)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
雪景色は明日も- ヨルノテ ...自由詩213-9-20
わたしは詩をつくれない- 左屋百色自由詩14*13-9-19
ウルトラ- 阿ト理恵自由詩7*13-9-19
- 葉leaf自由詩313-9-19
それからはこぐまのサーカスばかり見て暮らした- るるりら自由詩11*13-9-19
闇と- こしごえ自由詩2*13-9-18
ノート(からくり)- 木立 悟自由詩613-9-18
雷雨- Lucy自由詩12*13-9-18
花茎- sample自由詩613-9-18
軽口- コーリャ自由詩513-9-18
日本のエロ風習8__姫くくり- 花形新次自由詩2+13-9-17
賛歌- 壮佑自由詩17*13-9-17
夕空の虹- そらの珊 ...自由詩13*13-9-17
もし、そんなことをしたら…- ホロウ・ ...自由詩3*13-9-17
悪く無い- 黒髪自由詩4*13-9-16
三点リーダで終わりにしよう- 草野春心自由詩313-9-16
中2は今日も- 左屋百色自由詩14*13-9-16
- 殿上 童自由詩33*13-9-16
三人寄れば文殊の知恵- 北大路京 ...自由詩413-9-15
浅黒い日中に突き刺さる鈍重な乖離- ホロウ・ ...自由詩1*13-9-15
日本のエロ風習7__筆おろし- 花形新次自由詩113-9-15
- 葉leaf自由詩413-9-15
心の井戸- 殿岡秀秋自由詩913-9-15
色止め- 凍湖(と ...自由詩5*13-9-15
卑小な- 花形新次自由詩313-9-14
ノート(50Y.9・10)- 木立 悟自由詩313-9-14
小娘- るるりら自由詩17*13-9-14
かなしさは夜のなかに- 草野春心自由詩20*13-9-13
大人のための桜田公園- 乾 加津 ...自由詩12*13-9-12
君を嫌いになる理由をさがしてたら会いたくなった- 北大路京 ...自由詩813-9-12

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