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朝 目覚めると


僕の目の前では
1匹の魚が泳いでいた
空中を

魚です
僕は魚には詳しくないのでよくは分からないけど
おそらくカツオっぽいような気がする
マグロではなさそうだ
 ....
懐中時計の ねじを巻こう

私の人差し指と、親指にどれくらいの時間がつまっているの
その橋の欄干から身を乗り出せば
清らかな流れの中ほどに石ころだらけの中洲

別段、川の流れに抗う姿勢をみせるでもなく
上流に夕立でもあればあっさりと荒くなった流れに呑まれ
ちょうど今ごろの季 ....
書かなければいけない、と決められたことには
ギリギリまで、おれは、手を着けることはしない
いよいよ時間がなくなって、おまけに
だらしないあくびが出る頃になって、ようやく、手 ....
マリアさまのティーシャツに
刺繍でfuture
no
ってマジックで付けとくかな
なんて言ってる冬毛の猫

あまりにもあつい
季節は夏

タブレットをいくつか
白ワインをすこし
 ....
光は
空を見ている
いつも。

風と遊んでいる
こどものころから。

ところで、
と、言うのだ
光が。

ところで、
ワタシヲ
ウゴケナクシタノハ
ダレ?
ね、だれ? 
 ....
 

あたいは線香花火

絶頂をすぎてもチリチリ感じていたい

火球 果てるまで




 
その箱のなかには夢が溢れていた

幌馬車に乗っていたり
早馬にまたがり二挺拳銃は火を噴いて

またあるときは電話ボックスから秘密基地へと飛び込めば

誰もが海の向こうの豊かさに憧れた
 ....
誰かの不正を突っつけば
てめえの理性が名を上げる
そんな寝言を信じる馬鹿が
今日も角立つ声を出す
断罪はあらかた
裁く側の罪を
どれだげ棚上げ出来るかという、いわば ....
おしつぶされて割れたはしばみの実が散乱している野のはてに

まだ泣かない人が立っている


私たちは割れた実を喰うでもなく拾うでもなく
この実の硬さをしりたいと
辺りをみまわ ....
闇を彩る星たちは
静謐(しず)かな炎を纏い
熱き魂の唄を奏でる

遙かな月に手を伸ばす
掴めぬ あなた
信念(まこと)抱き 何処(いずこ)へ

涙は光の絲(いと)となり
切なさと恋し ....
めざめた光を、
うらがえった傘へ、
こっそりと収穫する、
路地裏のコートを着て、

ビー玉、が降る、
午前中のわたしの背中、
すくいとれないほどに水たまりが、
あふれる、

通行人 ....
{引用=  ――Raymond Carverに}

  男の頭を
  少し傾けるとレイに
  もう少し傾けるとアル中患者になる



  注意深く
  あなたは頭を傾ける
  朝
 ....
自動世界の歪みに落ち窪んで漏電
浮遊する未浄化のたましいたちが天井に残す曲線は
首吊り縄の正確な模写のようだ
水面の波紋のようないのちの明滅
電気仕掛けとおなじ ....
  大気が
  産卵している
  (だれの子?)



  繁殖する
  七月
  七月、
  七月……
  (幾つも、
   尊い。)



  夏の
  膜
   ....
どうしをつくろうと
ことばを創造、しようと
そのやりかたを
紹介、して、しまおう
めいしにするを添える、だけ
創造、する、だけ
紹介、する、だけ
どうし、する、だけ
どうする、だけ
 ....
すべての明かりが消えるなら幸せだろう
あとは目を閉じて
眠りに落ちるだけでいい
だけど明かりを落とせないわけがあるから
俺は
今日の尻尾にしがみつく
眠ってしま ....
鉛をひきずるようにして
一日一日をすごしている

一日がおわると
カレンダーのその日に/線をひき
あなたが入浴したときには 水色の○をつける
ウンチョスのしるしは おれの手帳に
Unch ....
赤ん坊が
眠りの前にグズるのは
出来かけの『自我』が
眠りによって
消えてしまうのではないか?と、
言葉にする能力もなくただ浮かんでくる
恐怖と不安からではないか?
そう最近思う

 ....
川原で
宮川大助師匠のような顔をした生き物を見た
って 言って良いのは 花子師匠だけかもしれないけれど

ずんぐりむっくりとしたケモノだった
大きさは 犬と猫の中間くらい
 ....
手荷物で運ばれなかった身体が
ひょろり空港におり立った
無言でおじぎを交わしたのだが
たぶんお互い
うぶなんじゃないか
汗ばんだ呼吸が
肌を濡らしあう

寡黙は夜のようにかきまわし
 ....
一枚、二枚と雲母をはがし
石の欠片で絵を描いた

砕け散っては舞い上がり
藍に溶けてゆく粉塵は
何処かに漂うはずなのに
空の青だけ眼に痛い

三枚、しまいに雲母をはがし
 ....
真夏の赤い闇に閉ざされた狭くて重い部屋の中にどこまでも続く一本の道がある、砂利/土/アスファルト/石畳、それらの悲壮な交替、反復、沈殿により、きらめく闇の粉からささやかれた32mの格子窓に映る病人の内 .... にゃーちゃん

その首筋に
そっと
顔をうずめると

とても
安らいだ
気分になるんだ

ほのかな
洗濯の匂いと
慣れ親しんだ


ぐぅぐぅと
寝息をたてて
ぐっす ....
澄んだ水にウチは住めぬ

これだけは言っとくよ

by ウチ
その人には顔がなかった

ゆっくりと動く喉仏
見なくても分かる 嗤っている
高い位置から嗤っている
私の苦手な目をして
私の苦手な言葉を紡いでいる

その人には顔がなかった

 ....
眼のなかに眼がある
僕の眼のなかの眼は
遠い彼方の星に視線を投げて
すなわち自らを投げ
僕の閾ではないその場所から
ひるがえって僕の眼を見る
僕の眼もまたそれを見返す

彼方にある ....
くだんの事を
耳にしたことは
あろうか

人に牛と書いて


凶事の前兆に
生まれ
その集結と共に
死ぬという

件とは
人の身と牛の頭
又はその反対とも
伝えられ
 ....
今宵、月面宙返りは
背丈の足りない僕の番で
ながい裾で隠せるほどの
失敗を見せてあげたい
たった一度

穴だらけの喉で唄えないのさ
追い立てられて火の輪をくぐる
硬い床のうえ尻餅をつい ....
いいえ私は天秤座の男
なんでいきなり否定から入るのさ
(「あなたひょっとして乙女座ですか?」とか何とか訊かれたので
 それに対する返答からはじまっていると思います、恐らく)
あなたは遊びのつも ....
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