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お前はついに来なかった
その足音をどこかに葬り去ったままで
俺が自分の嘘を屠殺するこの広場まで
稲は刈られ 柿は熟し
だがお前は来なかった
来なかったという銀河を巻き
来なかったという未来 ....
ロイヤル・ブルーの空に

白い布団が敷いてある

私に無縁で遠い

トレッキング・ストックを

アスファルト・コンクリートに

突けば似つかわしく無い反発

私に縁のある衝撃か ....
真夜中に破水する
完結しなかった気分
ディスプレイの明かりだけが
生き残った部屋の中で、ああ…

生活の残像
こびりついた窓
送信済みのメールと
届かなか ....
会社を辞めて、笑っていた。懐かしんでいた…。昔を 詩を書くことが

赤信号は渡るな

人は殺すな

お茶は濁せ

とりあえず笑っとけ

そんな下品な想念に

汚されてたまるか

なんと言われても

詩人の我執
誰にも苦しみや悲しみがある。
でも自分の価値を見出し
自分にしかできない事をして
悔いのない人生を送る

それが来世への希望になり、
最期には安らかに眠りに
付く事ができる。
気持ちだ ....
俺はチンポがでかいのに
総理大臣はおろか
浣腸暴漢
ん?艦長傍観?完調防寒?
にすらなれないのには
フリーメーソン(そうめん食べ放題じゃねえよ)の
インモウがはたらいているに違いないと
 ....
廻り廻ってさようなら
季節はまたも去って行く
やがてはわたしも去って逝く

寒くなったね

それでも今夜はまだ
震えながらも網をかけて

待っていましたよ
今夜はまたすらりとして
 ....
私は五月にカラスに襲われた
いつもの道を自転車で走っていたら
前を歩いているオジサンがカラスに突かれていた
ははん さてはカラスに石でも投げたんだなあ
……と 
この時点では人ごとの顔で通り ....
湯気のゆーちゃん 御茶碗に腰かけ
はみだしたつま先で ほっぺにちょん

冷たかった 指も冷たかった
窓を閉めても 重ね着しても
ふとんかぶっても 冷たい

両手でおちゃわん握りしめた
 ....
柔らかい つのは
とても臆病

誰かに触れるたび
驚いたように
身を縮める

もうこれ以上傷つけあいたくないのです

この世がそんなに怖いなら
堅い殻の中に
ずっと眠っていればい ....
きみは一度も言わなかったから なにもかもだよ。なにもかもが奪っていくんだよ。
平凡な日常とか、幸せそうな毎日とか
なければ生きていけないような
些細な幸せさえも、全て奪われていくんだよ。
残された物でやりくりするしかない。 ....
当たり前のことを

当たり前にやってきた


そう

息をするように

当たり前のことを

当たり前にやってきた


けれど

いつも思うのだ


みんな

 ....
葉山の小学校裏の
とあるホテルの一室
隣のカップルのけたたましくも
どこか空ぞらしい声に
虚しさを覚えながら
僕らは僕らなりに
じっくりと確かめ合おうとした矢先

鼻の先3センチで放た ....
 
しまったって感じで今頃朝顔が咲いた

いいんだよ

夏を閉じこめた種はまた蒔いてあげるから



 
寝息を立てる背中に心の中で呼びかける
世にも優しい人
ベニヤ板で塞がれた窓に蒼い月の光を描こう
今は夜中、外は涼しいはず
都会も眠り、時の歩みも止まったよう
月光と小さな鉢植が要る(習慣化の ....
地球という言葉が 宇宙の中に点在している気がする
宇宙広しというが 大宇宙には無数の知的生命体が存在し
それぞれの星の人が それぞれの星のそれぞれの文化の言葉で
自分達の天体のこと ....
暑い国の銀行で爆弾をシャツに隠して自爆した男の生首を抱えて泣いている女の言葉は誰にも訳せないだろう
俺はほんの少し飲んだ生ビールのせいで生まれる微かな頭痛を覚えながらそんな動画を見ていた ....
重たい鉄兜を被せられた人がいる
気がついた時にはすでにそうだったから
それが自分だと思い込んでいる
ゆらゆら不安定に生きていて
ある日たまたまどちらかに傾くと
それっきり右なら右
左なら左 ....
よってたかっての虫達が少なくなった頃を見計らって甘い香りを遠慮もなく振り撒いて
誰を誘惑しているのか
ずるい金木犀だ

俺だって 夏からつきまとわれて 迷惑している女の子達がいて

 ....
〈私は〉
なだらかな丘陵であると認識した
柔肌の質感であると把握した
優しさであると思った

  匂いのする粒は圧縮され浸透していき
  並べられた音叉が音もなく倒れる

〈彼は〉
 ....
                     121010



横顔の君はとても綺麗です
チャーミングですと煽てられ
そんなでもないのにねと
悪い気もしないので照れ笑いを隠しながらふり向く ....
ふわふわの毛布に
くるまって寝ると
夜の間に地球は冷えていき
私は
発熱する生き物になっていた

産み落とされた卵は
人生を優しく促されるように
あたためられ
私の ひよこは知る
 ....
ギムナジウムの罅割れた唇を
なぞる人差し指は青い血にまみれて
この細い裏路地の影のなかでわたしたちはやがて
交わさぬことの愛撫を識り零れていくのだろう
返される砂時計が凍えた額のうえに置かれ
 ....
うちこわしの時がきた
半径 ところどころ
直径 つきのわ くま

飲み込んだ夜 ゆれ
ツマンダ ページ 落ち

ふてくされて おひまなうぶ
せとものに つまようじ
焼かれていたよな
 ....
旅の途中で
人間という乗り物を選んだ時
わたしは
翼を捨てた

翔ぶ力を失うことと引き換えに
それに見合うだろうと
思える力を
もらったはずだった

後悔はしてないが
時々背中に ....
ああ、休日なのにすることがない。

なんて事だ。24時間の内、既に数時間は経過している。

もったいない。非常にもったいない。

ああ、だか何をするにもやる気が起きない。

なぜだ ....
前衛的という言葉でのりきる 爪先が深く沈み

濡れた砂が潜り込む

薄曇りの空の下

静かに呼吸している海は

黒に擬態している

青のような色をしている

ひとの姿はなく

ひたすら ....
アラガイsさんの自由詩おすすめリスト(5641)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- 葉leaf自由詩712-10-20
外出- ドクダミ ...自由詩312-10-20
眠るふりをして目を開いている- ホロウ・ ...自由詩4*12-10-20
_- 番田 自由詩112-10-20
我執- 三田九郎自由詩2*12-10-20
生活の質(QOL)- ペポパン ...自由詩1012-10-20
スマイル•ジョーンズ- 花形新次自由詩212-10-19
廻り廻ってさようなら/月と蜘蛛- ただのみ ...自由詩30*12-10-19
【_カラスの勝手じゃない!_】- 泡沫恋歌自由詩8*12-10-18
フォー_ユー- 砂木自由詩16*12-10-16
柔らかい_つの- そらの珊 ...自由詩1612-10-16
ぼくが離婚しようと想ったささやかな理由は16年間『ありがとう ...- HAL自由詩2*12-10-15
fixed- 子役大好 ...自由詩312-10-15
いつも思うのだ- reo自由詩112-10-14
69に気をつけて- 花形新次自由詩312-10-14
しまった- 殿上 童自由詩23*12-10-14
世にも優しい人- salco自由詩13*12-10-13
(仮)- るるりら自由詩10*12-10-13
明日もないし帰る場所もない- ホロウ・ ...自由詩3*12-10-13
虚しい夜に描いた詩- ただのみ ...自由詩27*12-10-13
星は流れない- ぎへいじ自由詩14+*12-10-10
三人- いっと自由詩412-10-10
さらいねん- あおば自由詩10*12-10-10
夜に卵をあたためて- そらの珊 ...自由詩10*12-10-10
花売り- 紅月自由詩412-10-10
眠りに捧ぐ- 砂木自由詩11*12-10-9
肩甲骨- そらの珊 ...自由詩20*12-10-9
決めかねる- たまごボ ...自由詩3*12-10-9
前衛的という言葉でのりきる- 北大路京 ...自由詩1612-10-8
アンモナイトをおぶさって- ホロウ・ ...自由詩10*12-10-8

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