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ちいさな猫

(可愛い)

可愛がられるための
もふもふの
器のような猫

ひとさし指で
そっとひたいを撫でて
そのいのちの繊細さに
すこしゆびさきが震えた

 ....
生まれた事が嫌だった
父はギャンブル狂で
女にもだらしなかった
雨漏りと床が抜けたあばら家に住み
幼稚園にも行けず
ろくに食べることもできなくて
何時も腹を空かせていた
学校では給食費も ....
水いっぱいはった洗面器に
色とりどりのおはじきを沈める
ぽちゃり 違う
ぽちゃり もっとやわらかく
水は硝子がらしくゆがんだ環

山の懐にしまわれている
囚われたつばさの自在を浮かべる
 ....
晴天の空に爆撃の幻を見た、川に架かる大橋の上で…川面は誘爆のようにあちこちで煌めき、目覚めたばかりの俺の網膜を何度も刺した、西からの強い風が身体を煽り、まるで何かに急かされてでもいるように向こう岸 ....  

宇宙の果てまで 鴉を追って
君と白夜を みてみたい

白んだ街に ひとけもないし
静かにしても 目立つキス

わたしがあなたを 初めて弾いた
午前3時の 紅布団

軽めに漏 ....
漆黒の夜に紛れて

琥珀の水を飲みほし

酔いにまかせては

星めぐりの歌をくちずさみ

幼い頃の純潔を想い出す


     ☆


プレアデス星団に憧れて

透明な ....
ノクターンの聞こえるボロいアパートの窓から
おしゃもじを振って彼を見送る彼女は
朝ご飯を作っている時にはいつまでもここにいるつもりだった
ひとりの昼ご飯にパスタをゆでている時に
ふと思いつ ....
チューブから絞り出されるのは 炎

いくつもの炎がのったパレットから
その人は筆に炎をとり 絵を描く
パレットはいくつもの炎をのせながら
焦げることもない
筆もまた
炎をのせられたキャン ....
「時間」のGと「重力」のG
地球環境が陶冶すると解るのに
同じGだと言うことが
黒曜の空のもと
琥珀の水に彷徨いながら
美しいと思った数式を描いてみた
いくら計算しても解らない数字
陰陽の間に居座る零の秘密に戸惑う
在るようで無く
無いようで在る
摩訶不思議な仮定が ....
きみのまる顔、
ひとつの、
お団子、
笑うと、
目が、細くなる、
とーっても、
甘そうな、
雪しろの、
お団子、
鼾がやたら五月蠅くて
ふと目が覚めたが、
身体はまだ眠っていた
どうやら幽体離脱したようだ
真夜中の瓦屋根はよく冷えていた

窓から自分の鼾が聞こえる
空をボクの同類たちが飛んでいた
 ....
  

詩人なんてもんはだな
泣きたいことも美しく
疾しいことも美しく
切ないことも美しく
嵐のことも美しく
死にたいことも美しく
生きる辛さも美しく
汚ないことも美しく
えが ....
君が亡くなって一周忌が来る
突然の死だった
食道ガン肺ガンなどさまざまな病気を
乗り切ってきた君だったのに
急に亡くなるなんて
今でもうそのようだ
中学時代からの親友だった
何でも真っ先 ....
ぼくはカタツムリ

大きな荷物を背負って

ゆるゆると紫陽花の葉を

あてどなく彷徨う

願わくば海に帰りたい
 

なないろの
星々が
にぎやかな声をあげて
キラキラしてる

だれの声もみんな
楽しげな色をしている

なにかに向かって
ゆっくりと
終わりかけている

どこにも
 ....
生まれてしまった悲しみは
届かぬ虹の黄金郷
車を飛ばして追いかけて
触れることさえできなくて
やがては闇に逃れゆく
あり得ない夢は捨ててしまおう

この世に生まれた歓びは
見えない糸で ....
からだが重力のように重い、
GW明けの初日の勤務(火曜日)、に、
夜型になりかけた、鈍い体内時計を引きずるように、
その朝の空はナマリ色にくもり、冷たい灰色の雨がきわめて憂鬱に降りしきる、
そ ....
○「プーチンショック」
結局武力なのか!?

○「グローバル世界」
世界全体が幸福にならなければ
日本の幸福はありえない

○「産めよ殖やせよ」
どこかで聞いた言葉だ
いくら手当てを ....
歩いて、北へ
指ぜんぶ開いて 靴と歌おう
古い道 塗り替えられもせず
重ねられた ペンキ文字なぞるように

歩いて、北へ
ひと足ごとに 風向きが変わる
風は現われ 時々 私を透明にする
 ....
○「情報社会」
肝腎の自分のことは忘れて
世界の情報に一喜一憂している
いくら世界中から
さまざまな情報が入ってきても
自分はどうするか
どう考えどう生きていくかは
自分で決めなければな ....
甘い甘い部屋の中。
遠い遠い、森の外れで、石鹸水のような
雨を浴びていたこと。
今はただ黒いキーボードをタイピングする
指先以外何にも感じない。

静かな静かな、まるで沈黙のような声を聴く ....
ネオンの滲む街角で
ウオッカを飲み干し
潰れた夜

ぼくは路上の水溜まりで朝を迎えた

ネットの噂では
きみはいまでもピアノを弾いているらしい

解ろうとして解らなかったあの日
手 ....
め、めず、ら、しく、

朝、早、く、は、やく、

目、目が、覚め、ま、した、そ、それ

、で、港、に、まで、出て、散、歩、する、こ、とに、

した、の、です、靄、が、かった、海 ....
詩か

これは詩か

なら{ルビ良=よ}い

詩離滅裂で{ルビ良=よ}い

業務文章なら屑籠に送られる代物だが

詩ならこれで{ルビ良=よ}い

自由だ

誰からも縛られた ....
オランダシシガシラかバラタナゴを飼いたくて
90㎝の水槽とろ過器と特注の水槽台を買って
もう8年が過ぎる
書籍を紐解いて
生き物を飼うのが難しいと知り
水槽は未開封のままだ
趣味を極めよう ....
――詩的であるということは存在をやわらげること。

いまそこに、照明とわかれたレイがいた
「おレイをいわなければならないね」
そのレイではないが、失レイしたらしい
「まちがったレイをしたなら ....
  

ゴールデンウィークも
そろそろ終わりかけの今日この頃
みなさま、
いかがお過ごしでしょうか?

それでも夜中は
すこし寒くって
布団にくるまって
寝ているひと
どーこ ....
キライな歌と顔触れで始まった
とはいえ、パーティーは壊したくない
素顔を知らない女たちが夜を飾る
紫煙に包まれた部屋が踊り、
沢山のシャンパングラスを揺らした

大理石の床に、笑い声が零れ ....
若草山のてっぺんで
何と叫んでいるのか異国の言葉
ウイグル語みたいに聞こえる
鹿の目当てはせんべいだけなのに
首を上下に振ってくれるだけで
心が通じ合ったかのように喜ぶ
野生だけど馴れ ....
アラガイsさんの自由詩おすすめリスト(6234)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
祝福のうた- 秋葉竹自由詩324-5-13
半生- レタス自由詩12*24-5-13
子どもの海- soft_machine自由詩8*24-5-12
ホワイト&ブルー- ホロウ・ ...自由詩3*24-5-12
北行- 秋葉竹自由詩224-5-12
五行歌_星_三首- レタス自由詩5*24-5-11
ホスポダでピヴォ- 藤原絵理 ...自由詩224-5-11
炎彩画- 塔野夏子自由詩8*24-5-11
GG- 足立らど ...自由詩3*24-5-11
- レタス自由詩4+*24-5-11
ゆきみだいふく- 本田憲嵩自由詩1024-5-10
真夜中の丸太切り- atsuchan69自由詩13*24-5-10
すべてカンタンなハナシ- 秋葉竹自由詩324-5-10
一周忌- ホカチャ ...自由詩5*24-5-10
五行歌_帰りたい- レタス自由詩4*24-5-9
なないろの星々- 秋葉竹自由詩424-5-9
生きる- レタス自由詩7*24-5-8
連休明けの重力- 本田憲嵩自由詩724-5-8
独り言5.8- ホカチャ ...自由詩2*24-5-8
北へ・・・- soft_machine自由詩10*24-5-8
ぱんせ5/7- ホカチャ ...自由詩3*24-5-7
- 由比良 ...自由詩3+*24-5-7
五月の雨- レタス自由詩9*24-5-6
ヨナ、の手、首、- 田中宏輔自由詩9*24-5-6
上司- 一般詩人 ...自由詩524-5-6
育てる- レタス自由詩4*24-5-6
灯りがついて、霊が消えて、灯りをおとすと、レイが現れる- 菊西 夕 ...自由詩2*24-5-5
まるでエッセイみたいな詩を書いてみたくて。- 秋葉竹自由詩324-5-5
恋の始まり- atsuchan69自由詩9*24-5-5
蛇行剣- 藤原絵理 ...自由詩524-5-4

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