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歯痒い思いをしたのか、それとも、迫り来る死に抗おうとしているのか、群青色の蛇がバ・ダ・ダン、バ・ダ・ダン、と、鞭のようにしなりながらのたうち回っている、俺は、リズムとしては一貫性の無いそれを、パン .... 床で起き雨を見
首をくくらなくてもいいと感じた
またまぶたを閉じ

網戸にわかたれた空

半開きの窓についた水滴、
つめたいにおいのフローリング

そういうものを荘厳したくて
お ....
日の暮れ方の川辺り、{ルビ湯女=ゆな}の手の触るる神の背の傷痕、
  ──その{ルビ瘡蓋=かさぶた}は剥がれ、金箔となつて、水の中を過ぎてゆく……


({ルビ魚=いを}の潰れた眼が、光を取り ....
その朝出来たばかりの仔猫の屍体に、
雪は、しらじらと降り積つた。

屍体は、何にも語らなかつた。
木枯は夜通し窓を鳴らしてゐた。

雪はしらじらと、しらじらと降り、
屍体は何にも ....
クリストシュトレンとおせち料理
 

みんな忙しくて家族バラバラ
熱い肉はでない年始の食卓で
シュトーレンを食べながら
、おせち料理を食べている

クリストシュトレンとおせち
三日三 ....
藁人形に自称詩人の
名札を貼り付けて
丑三つ時に神社の
スギの木に
五寸釘で打ち付ければ
自称詩人でいられなくなる
という風習が
山形県のとある地方に
伝わることは
自称詩人に
酷 ....
これは骨
これは皮膚
血もある肉も内臓もある
食べたことはないけど
食べたら美味しいかもしれない

これはぶよぶよ
これはどろどろ
よくわからない生き物で始まった
すぐに名前がつけら ....
あなたと見た県境のダムはゆたかな思い出をたたえ
ときをへて今もわたしのもとに春の潤いをとどけてくれる
ふたりでダムのうえを歩いて堤体の縁をなぞり
底にしまわれた互いの想いを胸にだきいれたあの ....
死生観のような雨を避けて、廃墟ビルの中で壁に背を預けて座り込んだ、雨音は右心室で染みになり、睡魔に負け始めた俺は次第に薬物中毒者みたいな微睡みの中へと溶け始める、小さな火がそれ以上広がりもせず、だ .... 牡蠣のピッツァ、
とめどもなく分泌されるもの、
舌の上で厚岸の海をふくんだ、
牡蠣肉の貝汁と、
液体のように熱々にとろける、
チーズの塩見が絡みついて、
トマトソースのあかい酸味とともに、 ....
{ルビ蟇蛙=ひき}よ、泣け。


泣くがいい。


ぎやあろ、ぎやあろと


泣くがいい。


父は死んだのか、


母は死んだのかと


泣くがいい。


 ....
生活に行き詰まり
孤独に苛まれて
生きていたって仕方ない
と泣いているあなた
夢に破れ
自分の存在価値を疑い
立ち直れないと
自暴自棄になっているあなた

あなたの隣をご覧なさい
 ....
椅子が「座って」と言った
椅子は昔の私だった
あの時座ってあげられなくて
ごめんねと返事して
腰を下ろした

テーブルが「果物を置いて」と言った
私は温かなストロガノフが食べたかった
 ....
昼間の夢と云つたら海の色した童話ばかり。

流線形を解いて身を楽にすると

このかがやきは永遠の答案のやうに姿を消して

はかながる薔薇を秘めた僕らの仲らひに

束の間の雨滴は ....
我妻へのラブレター

 
初恋のデートで訪れた竹下通り
あの日に入った喫茶店は
何処だったのだろうか

季はゆっくりと移り変わり
刹那にもがき苦しむ人達も
入れ替わり立ち替わり

 ....
理由もなく濡れるのが嫌で
だから雨が嫌い
蔑まれてでも私を救ってくれた
その人から逃げ出して
遠い軒の下
晴れ間を待っている

だから世界に雨が降る
だから世界は濡れたがる

今日 ....
○「秋晴れ」
今日は
秋晴れのいい天気だ
今日は1日
青空を眺めながら暮らそうか

○「強気」
健康な時は
みな強気だ
金がある時は
みな強気だ
仕事が順調な時は
みな強気だ
 ....
むかし話。倒錯行為よりも前にあった物語り。

ゾロゾロまた何人かの人は初級編をクリアしそうかな。ならば超級編の前の幼稚よちよち言葉遊びの先にある世界の、詩篇だらけの世界の、他者を断絶する詩vs全て ....
干からびた空
アンモニアの匂いのする路地裏
紫色に光る塔
体中にお守りをぶら下げた男
ショウウィンドウには蜘蛛の巣のようなひび割れ
アンモニア
錆びた鉄橋
霜柱の上にそそり立つ摩天楼
 ....
フェラさせられるより
フェラされる方が
良いか?どっちだ?
アナルセックスやられるのとは
どうだ?
ショーシャンクでは
フェラさせられるのが
最悪ってなってたな
しかし考えもつかないな ....
空の甘い匂いがします。今がいつの季節なのか分からなくて、目眩がします。卵細工の中みたいな明るさの中で、空想を組み立てていくことは楽しいです。遠い知識や、場所や、言葉は、回転する小さな粒のようです。粒は .... 黒雲はすみやかにちぎれとぶし
さつきまではげしくしげくかはされてゐた
鮮明なエレキテル通信もやみ
すべてきらきらとみだれちる大気の{ルビ狂詩曲=ラプソデイ}
ちいさな北の聖フランシ ....
愉快な話が夕刊の一面を飾り、行き着くところまで行ってしまった、サイエンティストは次作の時限式ギロチンでこの世からおさらばする、希少価値のある珈琲が豆のまま傷んで、辺り一面狂人の頭部を開いたような切 .... 実は、わたし、芸能人なんか好きにならんと言っといて、

こっそり、田中みな実さんの写真集持ってますぅ~~

いやはやお恥ずかし。

ブックオフで見つけて、かわりに旦那様に買ってきてもらいま ....
上高地の遊歩道で
外国人が熊に襲われ負傷した
僕もその頃すぐ近くを歩いていたので
驚いた
河童橋近くのキャンプ場もすぐ閉鎖された
ビジターセンターへ情報もらいに行くと
ちょうど熊のレクチャ ....
電車に乗っていると
いつものように流れている景色
橋を そして 渡ると
行ったことのない川が広がり
住宅地が 広がっている
今日は雨が降りそうだった
ベトナムで見た
日本とそっくりだった ....
いくつもの
物語の
すべてが語られて
ひとりの人として集められて
終わるころには
陽の光から逃げるような
細く長い影が
やっぱりひとつ
薄く 揺れるだろう

生まれてからは
笑い ....
花がいつせいに咲いたので

風もなかなかお洒落なもので

埃つぽい老婆や街の子たちも

きやすく四月のあどけない挨拶にしたしむのだらう

さはやかなハ調の音階がきこえてくると

 ....
○「ジャニーズ性被害」
マスコミが
見てみぬふりをしていたとしたら
こちらも大変恥ずかしいことだ

○「飲んべえ」
酒が入れば入るほど
やさしくなるから
奥さんも止められない

○ ....
謎の荷車を引いて
着飾った馬がやってくる
出来立ての{ルビ宇宙=ビスケット}は、
遠く遥々夢の続きから
そよぐ秋風に
ミルクの匂いを薫らせて
村から村へと
せつなく甘い{ルビ宇宙=ビスケ ....
アラガイsさんの自由詩おすすめリスト(6334)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
真夜中、路地の終わりで- ホロウ・ ...自由詩4*23-10-17
ハイレゾで眠る- 長束静樹自由詩323-10-16
陽の埋葬- 田中宏輔自由詩8*23-10-16
決意_(旧作)- 石村自由詩2*23-10-15
クリストシュトレンとおせち料理- 足立らど ...自由詩623-10-15
藁人形に願いを込めて- 花形新次自由詩123-10-11
してしまう生活- 妻咲邦香自由詩6*23-10-10
ダムは今もゆたかな孤独をたたえ- 菊西 夕 ...自由詩4*23-10-9
雨垂れが聞こえ続ける限りは- ホロウ・ ...自由詩5+*23-10-9
牡蠣のピッツァ- 本田憲嵩自由詩1123-10-9
陽の埋葬- 田中宏輔自由詩9*23-10-9
全ての人にチンポコを- 花形新次自由詩123-10-7
記憶廊- 妻咲邦香自由詩3*23-10-7
水滴_(旧作)- 石村自由詩2*23-10-7
我妻へのラブレター- 足立らど ...自由詩10*23-10-7
私とマドリ- 妻咲邦香自由詩6*23-10-6
独り言10.6- zenyama太 ...自由詩2*23-10-6
むかし話。倒錯行為よりも前にあった物語り。- 足立らど ...自由詩423-10-6
虚偽の森- 一般詩人 ...自由詩423-10-6
ジジイにフェラされる感触- 花形新次自由詩123-10-5
スナップ・ブック- 由比良 ...自由詩2*23-10-5
暗転_(旧作)- 石村自由詩1*23-10-5
大仰なビブラートで歌い上げたあとでほんの少し後ろめたい気持ち ...- ホロウ・ ...自由詩2*23-10-4
田中みな実さんの写真集買ったことあります- ルルカ  ...自由詩4*23-10-4
熊すず- zenyama太 ...自由詩5*23-10-4
存在しない戦場- 番田 自由詩3*23-10-4
郷愁_二- 乾 加津 ...自由詩12*23-10-3
転調_(旧作)- 石村自由詩8*23-10-3
独り言10.2- zenyama太 ...自由詩3*23-10-2
宇宙売りの天使- atsuchan69自由詩12*23-10-2

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