すべてのおすすめ
郵便配達の仕事が余りにも忙しいので
命令とか責任とかで目の前が真っ暗になったので
思い切って溜まった郵便物を池に投げ捨てた
私は仕事から解放され池の縁に座っていた
はがきが水に濡れ ....
真新しいパンプスを
履きながら歩く
晴れわたる春の路地裏
靴づれはひりひりとして
ドラッグストアに立ち寄る
店員へ傷跡に貼る
ばんそうこうを下さいと云う

    *

少し無愛想 ....
梅俺杏桃桜の順で君から遠い 咲きそうな桜の木を揺らす 左脳の幽霊船追いかけ梅の花 四番目の息が聞こえる。
父の息。
母の息。
私の息。
そして、聞こえる。
他には居るはずがない誰かの息が。

まだ幼かった私は、父母に挟まれ、狭い二階の一室で、毎夜訪れる暗闇と遭遇してい ....
僕の見ている世界は
僕の頭にしか存在しなくて
僕の愛する人々は
僕の見ている幻だろうか

本当の僕は
得体の知れない形をしていて
ひとりぼっちで
薄暗い緑色の中を
漂っている ....
もう何度と
ぺんぎんたちは
繰り返したことだろう
やめると言っては
煙草を吸い続けてきた
昨日まで
もう二拾年間
ぐらいにもなるだろう

今朝ついに
ぺんぎんは決めた
禁煙をして ....
蟻の動物病院があった
保守的な虎が営業してきたパチンコ店のはす向かいだった
病院の前はりんごの親分が毎年受粉してきたりんご園があったはずで癇癪を起こす体質の親分はもういない
だから蟻が来たの ....
玩具売り場の前から幼児の泣き声が
人の溢れた地下街広場に響いて
若い夫婦の困惑が子供を叱る

幼児と親と対立する主張は
地下街の雑踏を立ち止まらせ 
黙らせる

  己の主張が通らない ....
死ぬまで生きるしかない
兎に角死ぬまで生きるしかない
どうせ生きるのなら
清らかに、力強く生きたい
青空には虹が見えるじゃないか
近づくと消えるけど
虹は確かに見える
僕たちの生と死みた ....
何もかも
原則的に敵だから
僕は今日も肩で風を切って歩く
すると思いもかけない温かい風が吹いてきて
僕にあいさつするものだから
戸惑いながらもあいさつを返すと
風は微笑みながら ....
セダム 沙漠に咲く小さな花
極度の乾燥にも耐えうる種は
都市の上空に

正確で厳密な彼女の仕事は
成層圏を行きかう祈りと重なり
いつか惑星へと届くだろう

無重力のラボラトリーで
小 ....
距離が捲れて
ゾウたち湧き返る
餌をやる手が喰いつかれ
餌になる
くらいなら
喰ワネバナルマイ!

何も売りはしない日
うららかうららか 
うるおうか
鼻も耳も牙もなくした
ゾウ ....
もしもし?
あのさぁ、さっきね、
そちらさんの現代詩を読んだのよ、
そしたらさぁ
まったく意味わかんねぇのよ、
特にさぁ、
途中にやたら出てくる比喩?
あれ比喩だよね?
青すぎる頭の上 ....
全ての生命が鉱物のようにまどろんでいる
太陽は新しく昇ったばかりの新人で
世界の照らし方がわからない
ぎこちない光を浴びながら
水のように低くしたたかに歩道を歩く
私はすべてを根拠付 ....
およそ文芸である以上読者がいて、個人的な人生あるいは社会的になんらかの影響力をもつもの、あるいは芸術としての愉悦を読者に与えるものでなければならない。

詩として

C42 サンフランシスコブ ....
やそ ここのそ 
ふたほ みほ
灯が消えるたび現われる
花を数える花の声


晴れた夜に飛び交う羽
影は枝 影は茎
すりぬけてはひとり
水たまりの径


食 ....
            |           
            |
           ごく、
         近視眼的思考で
      詩のようなものを書いたなら
     ....
ほとんど同じ
服しか着ないのに
ストレスが溜まると
服の買物へとはしる
ぺんぎんがいる
広い海には百貨店があって
青空を飛べないぺんぎんは
翼を使って海を泳いでいく
飛べないことを
 ....
音楽は風景である
あるいは夢であり映像である
メロディーに従って稜線は描かれ
和音に従って街並みは形成される
音楽が鳴りはじめれば何もかも存在をはじめ
音楽が鳴りやめば何もかも存 ....
世界に雨が降ることは予定されていて
辺境のここは狭く
すでに飽和状態であったから
昨日の水を
留め置くことなく
昨日の水、を
手放している

どこへ向かうのか
誰も知らない
ゆくえ ....
花の散る
乱れる心
かの如く

舞い上がり
吹くに任せ
跡形もなく

散れ散れ
留まることなど
想えぬのだから
―瑞雪―


季(とき)それて花道に白々と瑞雪
菜の花を潰さぬように撫で落ちて
花風の隙間から敷き桜になるはなびら
ひらりはらりと

散り急いだのは
心根白く多くの支え万物良縁頂けま ....
だんぼーるのなかで
ないていた
しろいこねこ
かわいいって
だきしめてもらいたくて
ひっしにさけんで
このあたりはだんちだから
どこもかえないなんて
しらずに
よびつづけていた
 ....
姫と姫
遊びは灰緑
梯子を外した
冬の高さ


あざやかな水色
うたは遅れ来て
ひいらぎ きさらぎ
目を 衣を 脱ぎ捨てる


雪とくちびる
穂の上の神託 ....
わたしの世界はわたしのにおい


海のにおいがすると
雨がふるんだよ

電車をおりると海のにおい

海のにおいは
地元のにおい
家のにおいはコーヒー


音楽室はコーヒーとパ ....
生肉のままでは 水分が多くて煮えないからと
腹を裁かれ生血を取り出し 三枚におろされた、肉

塩分があらかじめ多いからと 再度合成調味料を
流し込まれ みりん漬けされる

新鮮な生 ....
酒に酔ったジジイが
タクシー待ちの列に
割り込んできて
俺の前に並んでいた
熟年夫婦より先に
乗り込もうとした
「おい、何をしてんだてめえ!ちゃんと並べよ!」
俺が穏やかに言うと
ジジ ....
回転木馬は 廻ります
ことくる ことくる
廻ります

まるで子供のように
陽気にはしゃぐ
あなたを 乗せて
回転木馬は 廻ります
ことくる ことくる
廻ります

あなたとの 初め ....
アラガイsさんの自由詩おすすめリスト(6234)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
忙しい仕事- 葉leaf自由詩515-4-23
傷跡は春に包まれて- りゅうの ...自由詩9*15-4-22
梅俺杏桃桜の順で君から遠い- 北大路京 ...自由詩715-4-21
咲きそうな桜の木を揺らす- 北大路京 ...自由詩115-4-20
左脳の幽霊船追いかけ梅の花- 北大路京 ...自由詩415-4-20
四番目の息- 宣井龍人自由詩19*15-4-17
僕と幻- tetsu_自由詩315-4-17
ぺんぎんの禁煙宣言- りゅうの ...自由詩10*15-4-17
_- ズー自由詩4*15-4-16
自己主張- イナエ自由詩17+*15-4-16
- 渡辺亘自由詩615-4-16
- 葉leaf自由詩515-4-16
無重力ラボラトリー- カワグチ ...自由詩315-4-15
ハルだゾウだ- ただのみ ...自由詩11*15-4-15
現代詩クレームセンター- 左屋百色自由詩415-4-15
- 葉leaf自由詩815-4-14
自称詩人- ……とあ ...自由詩9*15-4-13
夜と虚像- 木立 悟自由詩615-4-13
ビバ、老眼!- 夏美かを ...自由詩37*15-4-13
ぺんぎんの浪費癖- りゅうの ...自由詩17*15-4-13
音楽- 葉leaf自由詩115-4-12
鉢植えの土によせて_「創作工房_群青_4月の課題_土_への提 ...- そらの珊 ...自由詩1615-4-11
花の散る- 中原純乃自由詩3*15-4-10
瑞雪- 黒木アン自由詩6*15-4-10
ぎゅうにゅう- アンテ自由詩215-4-10
ふたつ_すくう- 木立 悟自由詩415-4-9
におい- 南川きま自由詩3*15-4-9
鍋の中- 為平 澪自由詩8*15-4-8
ジジイ殺害の甘い瞬間- 花形新次自由詩315-4-8
夜の回転木馬- 南無一自由詩515-4-8

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208