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二〇二一年十月一日 「世界SF全集 第31巻 短篇集 古典篇」


『世界SF全集 第31巻 短篇集 古典篇』が到着した。非常に良い状態だった。満足。 https://pic.twitter ....
アメリカのボスが最後に向かってきた
わたしはすぐに口火を切った
「アイム ソー ソーリー」
アィマレバ ソレデ スムネー
「アイム ソー ソーリー」
アィマレバ ソレデ スムネー
「アイム ....
心理の奥だけで生成される言葉がある。

それはおよそ会話の中で表現されることのない領域であり、わざわざ潜らなければ掬い上げることなどまず不可能なものである、深海魚のようなものだと思ってもらえば ....
ああ
今日もまた
私の微笑みを見ようと

大勢の人々が
この美術館を訪れる

謎の微笑み
なんて言っているけど
これが笑わずにいられようか

大笑いしたいけど
淑女としては下品 ....
わたしたちは歩く
可笑しなことはないのに
となりできみが時々ちいさく笑う
(なにか間違っている?)
でも訊くことなんかできない

わたしたちは黙って歩く
おおむねすべてのひとたちは
 ....
二〇二一年九月一日 「加藤思何理さん」


 加藤思何理さんから、詩集『おだやかな洪水』を送っていただいた。おしゃれなつくりの詩集だ。さまざまな方向性をもった詩篇が並んでいる。物語性をもった詩篇 ....
○「朝立」
勃起している!
勃起している!
今朝はグッと天へ向かって
勇ましく直立している!
若い頃さんざん悩ましたものが
今は喜びとなっている

○「お天気様」
お天気様にはだれも ....
○「規制」
政治家は
抜け道も考えてから
規制する

○「アベック」
若い人たちは情報的だ!
この猛暑の中
手をつないで歩いている

○「女」
亭主と別れた女は
きれいになる
 ....
二〇二一年八月一日 「断章」


 かれがおれの体内に横たわっているうちに、そのアイデンティティは永久に消滅していった。かれを二度と解放するつもりのないことはわかっており、かれの真実の飛行は、今 ....
前代未聞の
異様な手製武器による

前首相襲撃事件であらわになった

怨念と闇におおわれた
悪魔がかっ歩する世界

固定票や組織票のように
比較的安定した

安定票という
悪魔 ....
○「健康」
僕は
たまたま

病気でないだけである
いつコロナにかかるかわからない
いつガンですといわれるかわからない
いつ心臓が不調をきたすかわからない

○「本心」
言葉では ....
あの空の下からあの空の向こうまで、なだらかにせりあがりなだらかにくぼみながらどこまでも続くみどりの丘、その丘を白くつぶつぶと覆いつくすほどのあの羊たちがいっぺんに、シーツをめくりあげるように消えて .... 二〇二一年六月一日 「エイン博士の最後の飛行」


 ニーヴンは大好きなSF作家で、翻訳されたものは、すべて読んだけれど、いま、部屋の本棚に残っているのは、カヴァーが好みのものだけで、『ガラ ....
ガラス製の 液体 

できたひかりを 流浪の民と
読む
わたしが、
ありふれ すすける果実を 
芝居、と呼ぶならば

雪だるまに捧げる ピアノからの、シ

残留した 満開のアバカン ....
掴めそうに濃い影
昨日の残骸の
花火を拾う
お前たちだけが残って
火をつけた奴らは
消えてしまったのね

川に足をつける
彼女が対岸を指さす
先週あそこで中学生の女の子が溺れて死 ....
ためこんでためこんだ
洗濯ものが山となり

その重圧が
たまらずに

このクソ暑い
夏の最中に

意を決して
洗濯してみたら

まぁ
よく汚れが落ちること

それに
や ....
二〇二一年四月一日 「時のいたみ」


 ロマンティック時間SF傑作選『時の娘』の5作目は、バート・k・ファイラーの「時のいたみ」10年の歳月をかけて時間旅行したのだが、それがあまり役に立たなか ....
☆「専門バカ」
狭いその世界だけに通用している価値観なのに
全世界の頂点に立ったような気持ちになっている人がいる

☆「口から出る言葉」
なにげない日常の口から出る言葉にこそ
その人らしさ ....
二〇二一年三月一日 「生きていた火星人」


 ロバート・シルヴァーバーグの『生きていた火星人』を読み終わった。火星人が生きていたことがわかったところで、物語は終わる。主人公の10歳の少年と9歳 ....
自称詩人界隈にも
宗教ばばあは存在する
実はいい人で間抜けな私は
不覚にも
自称詩人の集いがあるように
匂わされて
わざわざ手土産持って行ってみたら
変なアパートの一室で
座禅組んでぶ ....
○「昭和は遠くになりにけり」

「君を死ぬまで離さないぞ!」
僕の若い頃は決め台詞だった
しかし、今は
そう言われるのを喜ばない女性が
増えているそうだ
子育てが終わったら卒婚
定年退 ....
二〇二一年二月一日 「ルミナス」


『90年代SF傑作選』下巻の8作目は、グレッグ・イーガンの「ルミナス」数学の話で、なんのことについて書かれてあるのかはわからなかったが、小説を読む楽しみはあ ....
○「大雨後の晴天」
青空が美しい!
爽やかな風まで吹いている
ああ!災害がなくてよかったあ!
ラジオからは昔の歌謡曲がきこえてくる

○「線状降水帯」

赤い雲がかかり続けると
大災 ....
二〇二一年一月一日 「わが愛しき娘たちよ」


『80年代SF傑作選』上巻の4作目は、コニー・ウィリスの「わが愛しき娘たちよ」女子寮にいる女の子が主人公。そのモノローグで語られる話がちっともおも ....
○「因縁」
田舎で暮らしていると
さまざまな因縁というものを強く感じる
先祖の因縁、地域の因縁、家族の因縁、
親戚の因縁、時代の因縁、世界の因縁など
さまざまな因縁が積み重なって
今の自分 ....
花先が指に触れる
雪の際からとけていく六角みたいに
わたしの指が花の熱で
輪郭を失っては蒸気になって
この空に還る
いまここに
この場所に
花先に恣意はないのに
わたしが勝手に崩壊して ....
文字数の足りない最終回を
とりあえず
一年後に弾薬として
気の利いた演奏を
壊したい人質はまだ急須の底
貯金箱の目前まで
句読点を怪文書に隠してはいた
暗黙の被害者たらず
ほじくれば聖 ....
石はうごかない


当たり前なんだろうけど、「文字四次元論」は、
(空海やプラト ....
まだ明けぬ夜のことなど延々書き連ねたところで仕方がないのだ、日向のことを、簡潔な希望のようなものを綴らなければ誰もそれを読んでみようなどと思うはずがないと、誰に言うともなくひとりの若い男が初めての .... ○「短文」
あなたの詩は
短いからいいのよ!
とおほめの言葉をいただいた
長文の苦手な僕には
とても有難い言葉だ

○「医者通い」
今日は今から視野検査です
車で一時間かけて行きます ....
アラガイsさんの自由詩おすすめリスト(6234)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
詩の日めくり_二〇二一年十月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩10*22-9-12
アメリカのボス- 菊西 夕 ...自由詩1*22-9-11
Free- ホロウ・ ...自由詩2*22-9-11
モナリザの告白- st自由詩322-9-11
羊雲- 自由詩16*22-9-11
詩の日めくり_二〇二一年九月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩13*22-9-5
独り言9.4- ホカチャ ...自由詩4*22-9-4
独り言9.1- ホカチャ ...自由詩5*22-9-1
詩の日めくり_二〇二一年八月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩14*22-8-29
悪魔の安定票- st自由詩322-8-18
独り言8.17- ホカチャ ...自由詩1*22-8-17
数えられるもの- 片野晃司自由詩1622-8-15
詩の日めくり_二〇二一年六月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩12*22-8-15
すがれる- あらい自由詩122-8-1
帰省- mizunomadoka自由詩322-8-1
夏は洗濯の好機- st自由詩322-8-1
詩の日めくり_二〇二一年四月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩13*22-8-1
独り言7.26- ホカチャ ...自由詩2*22-7-26
詩の日めくり_二〇二一年三月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩11*22-7-25
宗教ばばあ- 花形新次自由詩122-7-20
独り言7.18- ホカチャ ...自由詩1*22-7-18
詩の日めくり_二〇二一年二月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩14*22-7-18
独り言7.16- ホカチャ ...自由詩1*22-7-16
詩の日めくり_二〇二一年一月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩12*22-7-11
独り言7.10- ホカチャ ...自由詩1*22-7-10
花先が指に触れる- 万願寺自由詩2*22-7-5
金網と槌あるところに- あらい自由詩422-7-5
石はうごかない_____- 足立らど ...自由詩2*22-7-5
戦争と戦争ごっこの話- ホロウ・ ...自由詩3*22-7-4
独り言7.4- ホカチャ ...自由詩1*22-7-4

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