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聖子ちゃんカットの、
中学校時代のあの子に、
公園で、
今日、帰りがけのぼくが、
ブランコのとこで、
つい、
言えなかった、
あの日言えなかったことを、
なんだか今日なら、
言え ....
TENGA
おまえの愛の吸引力はまだ続いているかい
寒い夜だった孤独で寂しい
ひとり悶々とする長い夜だった
股間へ伸びる手は
俺のチンポにとって
いつもと同じつまらないもの
そんなと ....
みんなでやれば
おおきなちからになれたのに
おおきくなりすぎて
すくえないいのちもあった
そのことはしんさいまえに
わたしたちはすでにしっていたはずだ
なぜできなか ....
だって、
被災地のために、
その2万3千円を、
寄付することもできたのに、
デリのつまらない女と遊び、
三連休の真ん中、
昨日は仕事に出かけ、
自転車で出かけ、
明日も仕事に出かけ ....
サンミゲルをラッパ飲みしながら
いつの間にかスラム街を歩いていた
失意を演出するような
怠惰と自棄をまとって歩いていた
廃線のまわりにはバラックが並び
カラフルな洗濯もの ....
愛ってやつは
○だったり□だったり、ときに△だったり
そんなもんだろ、なぁ
カーボン紙に
まるめた銀色を
叩きつけたような
激しい空の下で
ぼくたちは
15回めの
約束のしかたを確認した
あれは
冬の日だった
たしか
冬の
寒い夜おそくだった ....
道路工夫が道を掘る
アスファルトの下の土
道路工夫は土を掘る
それは電話ケーブル施設の為
しかし垂らすのだ、埋設するのでなく
ずっと掘る
ずっと掘り進む
1年後に文明の誕生
2年後に人 ....
メンテナンスを終えた
体から
さらさらと
水が流れる
この冬溜め込んだ
迷いや悔恨
さらさら
さらさら
流れてゆく
体にも
四季がある
こうして
新しい季節 ....
嘘をついて 有り金掴み
遠く会いたい人の街へ
他人の袖にすがろうって魂胆
4日待って会えた
3日目 公衆電話は留守だと云ってる
死神の色がする 無臭世界
目前に魚類の見せ小屋
....
エックスって言っても今出回ってるニセモノじゃないのよ
まだ最初の頃の1錠数千円のヤツよ
知ってる?
オリジナルのエックスはベトナムで使われた自白剤なのよ
アレを他のとちょっと混ぜてアッチの ....
時間が揺れるのは
重力の影響によるものです
人生が悲しみばかりだと思うのは
幸せがすぐそばにずっとあるからです
身体の外には未来があって
身体の中には過去があります
生まれた事 ....
サハラ砂漠に
たまごが一つ。
砂に埋もれて
蒸し焼きになる。
ガンジス川に
たまごが一つ。
僧侶の足に
踏まれて割れる。
冷蔵庫の中に
たまごが一つ。
中身は既に
くさっ ....
雨も忘れるほど唇を求め合った夜
そこに忘れてきた傘一本
今も時々探してみるけれど
むすこをからかってたら
つきとばされた
もくせいのあたりでふんばって
ちきゅうにもどった
まだうちゅうりょこうに
たびだつわけにはいかなかった
それでもちじくはかた ....
手のひらの小窓にあなたから写真がとどく。
風にあおられた火が波のように打ち寄せる深い
闇のなかにわたしたちが暮らす岸辺があるみた
いですね。
怖くもあり、それが真実の勇気であるようにも ....
すらっとした
チノパンの下に
君は
ポンぽこりんを
かくしている
家に帰り
手を 洗い
メガネをはずし
スウェットに着替えると
あたしの待つ
おこたの隣りに
座る
....
うばえるものなら
おびえてみろよ
いきる
燃えさし
あがってくると
( こころは バイパス
爛れた
くちびる
あてがいながら
眼窩(すかいらいと)
から
入水
....
・
午後四時
青の上から
橙や赤や紅色が
塗り重ねられてゆくのを見ながら
大急ぎでベランダのシーツを取り込む
あのうつくしい仕事をしている人が
どんな人だかは知らないが
時折
ゆるめ ....
そこを曲がると、雨が降る
ずぶ濡れのふたりが駆けてゆく
それは遠い昔のこと
午後 4時44分
見上げると
東の高く
薄い青空に
少し欠けた
白い月が
浮かんでいた
立春もとうに過ぎたのに
しばらく
引きこもっていた
たまっていた
所用 ....
テレビ放送を後にして
二階の部屋から そっと屋根に上がる
両手を組み合わせて
ベントラー ベントラー と祈る
星空の彼方から
ユーホーが くるはずだった
それは極秘情報であり きたとし ....
農業をする蟻ハキリアリをみていた
福山雅治が
素っ頓狂な声をあげた
列をなして葉っぱを運んでいる
きりとった葉っぱをミドリの帆にして巣穴に運んでいる
蟻の道が ....
それは
冬 限定の屋台
あたしの
生まれた
県北の街
深谷市西島の
母の実家の前に
現れる
夕食前の
薄腹の空いた時間
銭湯のまん前の
母の実家は
タバコ屋さん
....
骨の
喉に
落魄する
水滴の味を
舌は、しらない
喘いで、ひねり
捩れて は
求めて ....
(組み換え)端子を間違えると
メッセージが錯綜する
断線や失望がスパークして
耳や目をふさごうと跳びかかってくる
一文字で
天文理論を
一撃で
社交界の均衡を
一発で
....
雨が、雨の首長が、雨の葬列が、雲々とマンション群の順位を定めながら、一枚の焦げたパンの坂を軸にして、三枚の濡れたシャツの日付へと回転していき、神経の限りない深度を測定していた。それは傾き、音から音へ ....
そんなにふるえていたら
じょうずにかけないよ
ゆめとかいても
きぼうとかいても
すぐにくずれてしまうじゃないか
机の上に置かれた
黒い本の中に
うっすらと、顔がある
自分の貧しさに震える私と
遥かな昔に交した約束を
今も語っている
蝋燭の火が
風にふっと、消えた
暗闇から ....
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