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今日の朝は
いつもの朝と違ってた
夜ふかしの寝不足はいつも通りだが

それでも毎朝5時半には目を覚まし
寝床から起き上がる
それでも
これと言って体調には変化なかったのに


今日 ....
とうめいの骨の
おくのおくの ずっと おくのおく、から 
虹をかみくだくおと、が
きこえる。

(八方美人!
(恥知らず!

てんし、と
あくま、を
はらんだ夜が
鎌首をもたげる ....
そのとき
時間という観念が
背後から消えていた

理由は知っていたが
理由という言葉ではなかった

歩くという足の動きは
私自身なのだろうか

蠢くものや湧き出すもの
がズリズリ ....
竦めた肩の分まで
好きになっていいのかな?
水溜まり飛び越える黄色い長靴
人にならなくていいのなら
此処に歌を置いていくよ
いつかは私も先生になる
現実はもっとミラクル

スーツケース ....
殺風景な教室に
わたしの怒り

先生は多数決をとった

異分子には異分子の
言い分があることは
知っていたはずなのに

優等生のふりで
回避した戦争

擬装の平和に
気付いて ....
愛され上手は死んだよ

真冬のベッドを飛び越えて

楽しみにしていた夏を目前に

穏やかな顔をして死んだよ


愛され上手は死んだよ

真冬の隙間をすり抜けて

苦手だった夏 ....
月の裏側を探して歩く
靴底と地面の
密接な関係を考え

石ころの下の
虫たちの暮らしに
思い巡らし

息を殺して
押し入れに隠れた
かくれんぼを思い出す

暗闇を浮遊する夢
 ....
 あれほど罵り合った間柄なのだが

 こうして休日、我々は

 ともにビールを飲みつつ

 肉ジャガを喰っている

 なるほど

 いちいち飲み方が気に入らない

 喰い方だっ ....
景色はそれを必要としてる人の前にだけ現れる
それはいつの日か声の上に、言葉の上に
紙の上に落ちてくる
誰も書かなくなった詩を、誰かがまた書き始める
知っていましたか?
世界はもうすぐ微笑む準 ....
二〇一五年十二月一日 「毛布」


 きのうのうちに終えるべき仕事をいま終えて、これからイーオンに毛布を買いに行く。クローゼットに毛布が1枚もないのだ。捨ててしまったらしい。これまた記憶にないの ....
銀行からの帰り道
少し夏の日のこと思い出して
一緒に帰ったよね
前後縦に並んで

預金残高が足りなくて
感情論で帳尻を合わせた
ショーウィンドウのテディベア
2人にしかわからない約束し ....
「ものがたり」

あることが
あるようになったのを
あらしめたものが
なくなって
はじめてあることは
あることの
ありがたいことを
しったのだった


「おしり」

おしり ....
ブナの木にハトが2羽とまっている

ハトの木にブナが2羽とまっている

ブナとハトを入れ替えてやる

現実は

こんな風に入れ替えることはできない

文章にはそれができる

文 ....
花びらがアンテナだ
なんて
だれも気がつかないよね


花たちがざわめく

よく見れば
パラボラアンテナに

にているのが
わかるだろうに


世界の鼓動も
宇宙のハー ....
  犬


朝の静けさの中で
犬が吠えている
すべてに届くように

昼のざわめきの中で
犬が吠えている
君だけに届くように

夜のささやきの中で
犬が吠えている
すべてを打ち ....
あの人は日記のような詩を書く
あなたは詩のような会話をする
その人と会話のように目配せる
かの人の目のような月が笑って
あの人たちは笑いながら消えて
私たちは消えるような息遣いで
そうして ....
生存のための
ビニールハウス
苗箱
芽が出て
ビニ紐で
綺麗に揃えられた
私達の歪みは
切られて
美味しいだなんて
そう言う 前に
消える


虫食いも
不揃いも
許され ....
桜が満開だ!

あまーいあまーい蜜の味
それも
チェリーの香りいっぱいの

一年ぶりのご馳走に
群がるメジロが
いそがしい

おやこれはもう
あんまり残ってないな


 ....
Tシャツと半ズボンが
歩道をあるく

ピンクのワンピースも
一緒にあるく

とっても楽しそうだ

だっていつも
汗をつけられたり
コーヒーをこぼされたり

いやな人間から
 ....
詩集を出したばかりの頃
卒業後初めての同窓会があった

みんなそれぞれの世界で活躍していて
「詩集を上梓しました」と宣伝すべき立場と
疎ましく思われる現実とに混乱した

高1で同じクラス ....
感情が死んでいく

論理の下に埋もれて
死んでいく

ニュースは私を否定した

その論理は
私は排除すべきものであると
私は許されないものであると
私を否定した

いつか私が死 ....
三日月の鍵爪を栞 微炭酸の蜜を拵える タイピングの錯覚
読みかけの本に溜息。少し癖のある彩を抑えた 薬指の小股まで
柔らかで蒼い壁面。舐めるように徘徊するもの

むしろ 虚ろ岩礁は 凪いだ海を ....
雨粒がポタリポタリと落ちるのを
ショッピングモールの四階の暗い駐車場で
一緒に見ていた
やわらかい君の太ももはあたたかかった
じっと雨粒を見つめているその長めの睫毛は
ぼくにとてもよく似てい ....
あの日
君と別れて仕込んだ
涙のしずく

断ち切れない
未練の想いで

気づいたら
10年物の琥珀色


ブランデーグラスのなかで
香りたつ

今も
変わりはしない君への ....
昨日の夢は

ふるい時間の
においがして

いたるところに

ふるい時間が
しみ込んでいた


やさしく迎えてくれた
さびれた建物の部屋のなか

机の上に
ポツンと置かれ ....
素直さは美徳だろうか?

ねじれる事は本当に
悪徳か?

ちょっと世界を見てみよう

川はねじれて蛇行しているし

上空の気流も
蛇行して流れているよ

それに
ねじれた螺旋 ....
二〇一五年十一月一日 「海に戻る。」


 ぼくはまだ体験したことがないのだけれど、おそろしい体験だと思うことがある。自分がどの時間にも存在せず、どの場所にも存在せず、どの出来事とも関わりがない ....
渋谷駅地下数百メートルから横浜まで。

ラジオも聞かず音楽もかけずニュースも開かず、ずらりと並んだ後頭部と、その奥に映る半透明な自分と流れる景色を眺めながら、浮かんでくる言葉とその意味を考える。
 ....
きみのおでこはとがっている、おやすみというたびに、やだやだされて、それはちょうど夏の虫だったから、かけちがえたボタンが、蝉のようにぽっくり病だ、ぼくはきみを目覚まし時計とまちがえていた。
縞模様 ....
そのとき私は十六歳で
まだ何も罪は犯していないと思っていた

電車に乗って席に座ろうとしても空いていなかったので
つり革をつかんだ
そして
向き合った席にいる人の姿に
私は驚いて
目が ....
アラガイsさんの自由詩おすすめリスト(6234)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
今日の朝は- こたきひ ...自由詩421-3-31
蝙蝠と檸檬- 草野大悟 ...自由詩821-3-30
- 宣井龍人自由詩10*21-3-30
アリストテレス- 妻咲邦香自由詩6*21-3-30
3年2組- TwoRivers自由詩7*21-3-29
愛され上手は死んだよ- 中村 く ...自由詩221-3-29
- 入間しゅ ...自由詩521-3-28
馬鹿ども- 墨晶自由詩2*21-3-28
心電図- 妻咲邦香自由詩4*21-3-28
詩の日めくり_二〇一五年十二月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩13+*21-3-27
帰り道- 妻咲邦香自由詩5*21-3-27
ついーと小詩集7- 道草次郎自由詩321-3-26
文章になりたい- 道草次郎自由詩521-3-26
花たちが聴く銀河の便り- st自由詩621-3-26
デッサン- 空丸自由詩1821-3-25
さくらはさくら、で- AB(な ...自由詩12*21-3-25
without,食物連鎖- ブルーベ ...自由詩121-3-25
食い気に負けたシャッターチャンス- st自由詩321-3-25
歩道をあるくファッション- st自由詩521-3-23
同窓- 鵜飼千代 ...自由詩15*21-3-21
感情の死刑宣告- TwoRivers自由詩8*21-3-21
インスタントメッセージ- あらい自由詩221-3-21
笑顔- 道草次郎自由詩10*21-3-21
琥珀色の涙- st自由詩321-3-21
セピア色の約束- st自由詩521-3-20
ねじれて行こう_!- st自由詩621-3-19
詩の日めくり_二〇一五年十一月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩15+*21-3-19
渋谷駅から横浜まで、あるいは横浜駅から渋谷まで- 福原冠自由詩421-3-19
くそみたいな世界でお茶を濁す的なちょっとしたかきなおし- よんじゅ ...自由詩1*21-3-18
アルビノ- 佐々宝砂自由詩721-3-17

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