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原子レベルの
量子テレポーテーションが成功して

もうすぐ
小さな物質が
転送できるようになるらしい

まるでSFの世界の
転送装置のような働きも
夢ではなくなるかもしれない

 ....
投げられた 
デモ隊から

投げられた
信念に満ちた火炎瓶が


撃たれた
警官隊から

撃たれた
牽制に満ちた催涙弾が


じりじりと
じりじりと
進む学生たち
ゴ ....
秋の匂いがする

貴女に言った

私、季節そのもの天空大気が
それぞれの匂いを放つと思ってて

そうしたら貴女、怪訝な顔して
これ金木犀の匂いだよ、って
通りの家の庭先まで連れてって ....
ころころ
ころころ
ころがって

わたしのタマシイ
磨かれたのか

泥だんご
一生懸命磨けば
ぴかぴか光る

艱難苦難
坂道ころころころがって
もうすぐゴールにさしかかる
 ....
わたし、がんばれ。
ひとまえでなくな、
 ひとりでなけ。
しんぱいさせるな、
 たんめいにさせてしまうから。
おねがいだわたしよ、
 もうすこしたえてくれ。
そのさきになにかが、
 か ....
ワイパックス1錠
ジプレクサ1錠
ランドセン1錠
ベンザリン1錠
ヒルナミン3錠

そしてきみの寝息
ぼくが眠るために必要なもの
今日の街凪 しんしんと凪

街人戸惑う しんしんと凪

小声でそっと 取り繕っても

街人の惑い 隠せないね

街凪は 何を告げたいのか

真空に突然 出来た抜け道

街人 ....
隣の籐の椅子 そこにいるのは

確かに揺らいで 眠っているのは

微かに寝息を たてているのは

わたしのこころ わたしの半神



隣の籐の椅子 古い古いとても

古いそ ....
ある朝
父親と母親にむかって
二十歳過ぎた上の娘が言ってきた

お父さんとお母さん
夜中にうるさいよ
うるさくて眠れないよ
気になって眠れないよ

年頃の娘がいるんだから
いい加減 ....
短い詩が好きです
溢さんとする書き手の涙が 短い詩からはみ出して
たくさん溢れてるからです
夢の底で逢うような
貴女を真っ直ぐ見つめていたら
宇宙の巨大な静かさが
深夜の小部屋に充ちていた

)貴女は私の手を握り
)私は貴女の手を握り
)二人ちょこんと夜底に座る

夢の底で ....
文学作品に触れようと思う人は、
知や感情に刺激を求めているんだと思う。

それはきっと、旅に出て、
見たことのない景色や
懐かしい空気に出会いたい感情に似ているんだろう。

その恐らくの ....
恋人が急によそよそしくなる
友人の目がすぐ伏せてしまう
上司が理由もなく怒り始める
百貨店にいくと本日臨時休業
昼食の店はぴったりいっぱい
生憎その巻だけ切れてまして
チラシ配りが僕だけく ....
けして
ヨーイどん
からは始まらなかった

人生のコース
なのにどうして
競争しだすんだろうな

人間って生き物は

て言うか
何かと人と自分を比較して

差が開いていると
 ....
剥き出されている

神経は逆立ち
風雨に鳥肌立つ
紅の樹木は激しく波打ち
瞳をくりくりと輝かせた
木登り少女は姿を消した

何にもない、何もない
意味は全て剥奪され
記号だけがひょ ....
ひとは十代で愛した歌を忘れない
ひとは十代で愛した人を忘れない
名残りおしそうに
山々を赤黄橙に染めながら

秋が去ろうとしている

いわし雲を飾った
高く澄む青空の舞台に
赤トンボが舞い

やがて北風が
冬をつれて来るまでの

ささやかな ....
問い返すたびに僕が増えてゆく
ジミヘンのファズノイズでもあるまいに
あるいはピンクフロイドのエコーズ

探す程に海は深く遠く風ばかりが吹いている
僕のこころの荒涼が優しく増殖してゆく
 ....
安全ピンなら安全ですから

早く抱きしめてあげてくださいと

好きな色のリボンを渡した



 
無頭症の胎児の寝息が内耳で呪詛になる日、罫線の中の鉛筆の芯は血のように赤く、「ねえ君、亡霊はきっと足音を立てないのが正解」と、置手紙の文面にあるのは、手を振るよりもずっと痛みに満ちたさよならの意思 .... あなたが雪なら
離れていよう
解かしてしまうから

わたしが雪なら
そばにいたい
温もりで解けたいから

ふたりが雪なら
結びついて
ひとつの氷になりたい

雪が生まれたら ....
雲梯にぶらさがっていた君たちは
いつか僕の子供でも仲間でも家族でさえも無くなって

風はきっと順番にあらたな名前を生み出してゆくのだろう

忘れ去られる恋人達にもせめて懐かしい墓碑銘を
そ ....
{ルビその挑戦は魅力的に見える=ドアに貼り付いたタロットカードの"愚者"から良い匂いがしてくる}
{ルビそれは挑戦だからもちろん結果に成功と失敗がある=タロットには正位置と逆位置 ....
何も持たずに追いかける時は
早く会いたいと歌う声がする

アルペジオのような心の中で

間隔を空けた星のマフラーが
ハートの耳を弾いて光るよ

一等星から始まるフレーズ
繰り返すのは ....
 
「 ここはあたしたちがみつけたばしょだから

  あんたどっかべつのところでおべんとうたべなさいよ 」

 と云われた女の子は

 ひとり 歩いて歩いて

 森をぬけ

 イ ....
何処か遠く彼方から
子供たちの声響く夕暮れに
缶カラからから転がっていく

風もない 人もいない のに
からからからから転がって
グシャリひしゃげる 銀の色
すると無数の記憶の断片が
 ....
木目に触れてつま弾いてみる
腕にしみる音だった
慌てて左手で右腕を抱く
静かに響きが止んでゆく

無粋ないたずらはするまい
たとえ喫茶店の壁が木目であっても
誰かがベースを弾くように
 ....
Zippoで点けてくれた誕生日ケーキの火。
あの人の寿命が縮むなか、僕は健やかに成長した。
失敗を生かすって
失敗イコール間違いなのに
何故生かすのか?
間違いは誤ちだろう
それを生かしてしまっては
また失敗をしてしまう
間違いを犯したくないのならば
その失敗にトドメをさせばい ....
僕のため息、偏西風にのって、飛んでいく。
憂鬱な窒素のかたまり、いとも簡単に渡米する。
アラガイsさんの自由詩おすすめリスト(5641)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
テレポーテーションはしたいけど- st自由詩319-11-28
火炎瓶と催涙弾_~_2019年香港民主化デモ_~- komasen333自由詩1*19-11-27
二十歳- ひだかた ...自由詩3*19-11-27
泥だんご- 玉響自由詩319-11-27
わたしへ- WataShi自由詩419-11-27
睡眠薬- HAL自由詩9*19-11-27
街凪- もっぷ自由詩2*19-11-27
分身- もっぷ自由詩1*19-11-27
こんなの詩じゃねぇよ- こたきひ ...自由詩519-11-27
短い詩- 小卒自由詩319-11-27
夜底の二人(改訂)- ひだかた ...自由詩4*19-11-26
言葉の旅、「良い」のボタン- 邦秋自由詩3*19-11-26
後ろ前- ryou自由詩319-11-26
生存の競争- こたきひ ...自由詩519-11-26
荒野(改訂)- ひだかた ...自由詩919-11-26
十代- ryou自由詩119-11-26
晩秋の笑顔- st自由詩319-11-26
- 梅昆布茶自由詩1319-11-26
安全ピンなら- AB(な ...自由詩2*19-11-25
砂の中のスイム、充血した水晶体、それから脈絡のない明け方の夢- ホロウ・ ...自由詩1*19-11-24
- 丘白月自由詩3*19-11-24
ふたつめの秋- 梅昆布茶自由詩10*19-11-24
挑戦への情動- 幽霊自由詩219-11-24
星のアルペジオ- ミナト ...自由詩2*19-11-24
journey- 墨晶自由詩2*19-11-24
缶カラ、からから(改訂)- ひだかた ...自由詩519-11-23
喫茶店にて- 木葉 揺自由詩619-11-23
Zippo- クーヘン自由詩2*19-11-23
成功のもと- リィ自由詩1+*19-11-23
渡米- クーヘン自由詩3+*19-11-22

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