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僕の(架空の)恋人


透明な御飯
透明なレタス
傾かない天秤
ぶれない標高
レタス
それから
御飯
それから
モディリアーニ
振り出しの
ファン・ゴッホ

リズムに合わ ....
わたしの知っているかもしかは緑色だ。松脂がびっしりと体について光っている。つやつやした毛並み、つぶらな瞳、五メートルほど前に立っていたかもしかは「誰?」と小首をかしげてみせた。

一歩前に出れば向 ....
という訳で、と 切り出してもて わかる方は解るくらいに 回数を重ねてきた
るるりらのお祭りのお知らせです。

わたしたち 現代詩フォーラムのすべての参加者は、詩を介して より幸せになりたいと ....
引いてダメなら押せ
押してダメなら引け
それでもダメなら持ち上げろ
そうすれば道は開く
寝起きのクスリでお腹いっぱい 雨をください
誰かが言う。
血をください
私が言う。
すると、
突然鼻の奥がむず痒くなってきて  ....
故郷の水産加工場で働き始めて二年になる
腹を裂いて 卵を取り出す
完全な流れ作業
嫌な仕事 本当に
だけどこんな田舎ではまだましな方
特に何ができるでもなく
コネがあるわけでもない
男相 ....
発泡酒に浸された義父が
激昂とほぼ同時に
LARKのボックスを握り潰す

いよいよ左耳が切り落とされる
くだらぬ予想を右耳が送信する

ペリペリペリペリ
無頼な前頭葉の継ぎ目は
 ....
折れそうな二の腕の、
戸惑いが、
無垢の雪
 ( 羞じらい
、を
ふりつもらせ、
ふくよかな今を、
ふたつ
産んだ

小骨の未来は、
蒼穹

反対はしない。
じっくり煮込む ....
雨止まずマッチ箱の家 天使を見てから蕎麦アレルギー みずから の
からだを つかいきった ら
今日は、からだぜんぶで 床を かんじてみよう か

床の飴色は頬に ひんやり 
水飴にもなれないまま 
わたしの良からぬ電気を逃がすように アース ....
双子だった祖母方のまたいとこはすこし胸が大きい
潤んだ神秘的な瞳は深くて
同い年なのに
大人に見える
意味深な暗号のように念仏がくりかえされるなか
むかし いっしょに あそんだはず ....
終わりよければすべてよし
終わりよくなくても
途中までよければよし
途中がだめなら始めがよければよし
始めも・・なら、準備がよければよし

つまりすべてよし、

よし。
冷たい窓ガラスに
一匹のヤモリがいた
わたしとヤモリは
互いの存在を
ほんの一瞬で認め合う
空気がほんの少しだけ
動いた気がした
目が合ったのだよ
確かに
あの時

人間と虫
 ....
キリストよ、早く降りてこい!危ないぞ!”

と教会の屋根の先端で十字架に張り付いたままのキリストの自殺行為を一応止めたのは禿げ頭の吟遊詩人である。
彼は文字通りあの神の国、或いはこどもの国に禿 ....
耳をふさいだ
魚をたくさん入れたバケツをひっくり返したように
空は近距離で
青かった
今夜あたりが祭りの頂点か?
ぼくは彼女の心を缶詰に入れて
持ち歩きたい気分だった
完全に ....
   ―歩いていたのは七〇年前―

前方は霧に閉ざされて
先導する人は見えない
が 上空に山の頂が透け
笛の音は聞こえる

山の頂き
そは 蜃気楼か 実象か
先導する者は知っていると ....
こんな潔癖に晴れた朝でも
新しいものなど何もないのだ
木にしても空にしても光にしても
すべては太古からの使い回し
真に新しいものなど何もなく
きわめて古いものが形を変え
手を変 ....
翼と靴を売って、歌を買いました 黒髪ボブに茶色いメガネな顔色悪いな文学三十路
(ルビ:ぶんがくしょうじょ)をこうだと決まれ
ば突っ走るしる二十歳に二年たりない歳からフラ
フラっとな根無し草くさ知りたいなってな一冊の
詩集が私 ....
AVの延滞料で救えた命がある 夢みていたのは二十歳を越えることだった
学校も卒業して社会に出て(とりあえず
予感していたのかな)挫折した
そのまま 挫折 を歩いています
挫折ってとても素敵
いまがあまりにも素敵だから ....
うまれいずるものを
おさえこむちからもなく
うまれいずるものは
しずくとなりわたしの腕から流れ出る。
宿命と名づけた
うまれいずるものは
わたしの耳を支配し
目をからめとっ ....
時計の針が壊れた残骸のある
人気のない広場で口笛を吹いている
早朝の光に満ちているが
もはや早朝といった時間を超えている
みな、何かを確かめようと躍起になっている
私は既に確かめ ....
価値を洗う

匿われた秘め事に添えられて
命の枝葉を派生させてきた
夜の露の中でしか満たされない静寂を
静かに土中へと引き寄せる

裏切りの奥を問い詰めれば
逃れられない渇望と
分か ....
ちりめんじゃこを
食いながら
一匹一匹に
詫びを入れる
こんなにも
ひろびろと
あおい風のなかで
ぼくらは
鳥になれない

だから
雲よ
ぼくらは
こうして寝ころんで
風をつるのだ

頂にさく
空のしずくのように
お腹から卵を一つ取り出して 私は一つの「し」をつくる
月に向かって 卵を放り投げておくと
月は空で泪目になるころ 「し」をこぼす
私は卵を産むために 屋根裏部屋で猫とじゃれ合い
卵を夜 ....
わずかな時間の中で
何度も
何度も訪れ、もう
その存在を信じることも
できなくなった情景
静かだった場所はそうでなくなり
またすぐに静かな場所に戻

誰かがいたことに
気づくの ....
アラガイsさんの自由詩おすすめリスト(5642)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:- 竹森自由詩515-7-3
かもしか、君が好きだよ。- チアーヌ自由詩1315-7-2
★七月七日十七時七分七秒★七夕祭のお知らせ。★_- るるりら自由詩10+*15-7-2
強引- リィ自由詩3*15-7-2
寝起きのクスリでお腹いっぱい- 北大路京 ...自由詩415-7-1
さかさ- あおい満 ...自由詩6*15-7-1
『遡上の果て』__卵から始まるはな詩⑥- ただのみ ...自由詩18+*15-7-1
メープルシロップ- コハル自由詩3*15-6-30
少女- 草野大悟 ...自由詩415-6-30
雨止まずマッチ箱の家- 北大路京 ...自由詩615-6-30
天使を見てから蕎麦アレルギー- 北大路京 ...自由詩515-6-30
みずから- るるりら自由詩19*15-6-30
血縁- 自由詩21*15-6-30
よし- もり自由詩3*15-6-29
跳躍- そらの珊 ...自由詩17*15-6-29
感電- A-VOW自由詩215-6-29
太陽とデニム- オダカズ ...自由詩1*15-6-29
「ハメルーンの笛」に曳かれて- イナエ自由詩11*15-6-28
新しさ- 葉leaf自由詩215-6-28
高原の青い薔薇- もっぷ自由詩615-6-28
会ったこともないのに、よく知ってる感じ/即興ゴルコンダ(仮) ...- こうだた ...自由詩4*15-6-28
AVの延滞料で救えた命がある- 北大路京 ...自由詩915-6-28
感想- もっぷ自由詩315-6-27
ヤモリ- あおい満 ...自由詩715-6-27
時計- 葉leaf自由詩415-6-27
◎価値を洗う- 由木名緒 ...自由詩11*15-6-27
ちりめんじゃこ- もり自由詩5*15-6-27
空のしずく- 草野大悟 ...自由詩5*15-6-26
屋根裏部屋で「し」を作る- 為平 澪自由詩1115-6-26
明るいところはどこにでもある- noman自由詩215-6-26

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