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壁の向こうで
雨が歌う
今夜
雨は涙とちかしく壁に染み入る優しさで
噂の流星はみえずじまい
空のステージに
始まるはずだった
ピアノに向かって
私のためにとは
言わないけれど ....
夕暮れがそっと肩に手をかけて
淡い影が滲んでいく
ちぎれた雲の影が
ひとつずつひとつずつ
心の影のもようだなと
こつこつと
ぽつぽつと
とつとつと呟きながら
うつむくとくるぶしまでがア ....
苦しみは夜のネオンに芽生え
朝の日常に消える
そうして透明な世界は回ることができる

迷いは夜の闇に映えて
朝の陽光に存在を消す
そうして各々の生活が回り始めることができる

一人の人 ....
空蝉がしがみついていた 葉は紅く
翔び立った鳥の羽風に ゆらりと落ちた
机に頬杖をついて 知らない間に眠っていた 
痺れた腕は きみの髪の感触を覚えている


川に落ちたもみじ葉の 流 ....
              151215

ここの盛りそばはそばの材料は良いんだけど、打ちが悪いね・・、それにこのつゆは出来合いじゃないか、溺愛する者どおしがひそひそと不満をぶつける
その不満が ....
今しかない
今しかないんだ

スズメの大群
目がくらむほど輝く夕日
橙と黄金色に染まる街並み
金色に閃く窓ガラス
生物は黒に染まり
無生物は鮮やかに色付き煌めく
世界が反転する瞬間
 ....
スタッ スタッ スタッ

大きな白いイキモノが用水路を移動して来る。
僕は思わず沿いの遊歩道に立ち止まる。

スタッ スタッ スタッ

水かさは30㎝程、幅約1mの用水路を、そのイキモノ ....
生きている人は傲慢だ
やすらかに眠ってください、とは
あたしらへむけての言葉だと思うけど
ほんとのところは
生きている人のための言葉なんじゃないか
そもそも死んだ人が眠ると決めつけてんのは
 ....
あたしが何も気づいていないと思ったの?

優しさで
二人同時に傷つけたね

早く行きなよ
あの娘の傷は深いけど
貴方はそれを治してやれる

あたしの傷は
独りで治る
だけど貴方に ....
カラオケで踊ってくれたPerfume思い出して急に寂しくなった

愛してると僕ばかりが言って 君は返してくれない

  雪だるまのクリームパン 2割引きになってる
  君からの電話がない ....
無気力な身を
もてあまし
希薄な日々の
くり返し

空白の過去
かえりみるとも
心にあく穴
不安にかられ

つかみどころのない
液体のような
現在
現実

ペン先から ....
こころもとなくなる
ここを歩いているといつも
どうしてか
砂地には
足跡は残せず
一本の根さえ張れないと思うのだ
ほってごらんと
父は言った
ほりだすそばから
哀し水がしみだし
確 ....
心は一輪の不自由な花だと思ってほしい
つまり摘まれることを拒むことができない
哀れなそれは
でも確かに一つの命だとあなたにわかることは
ないよ、ないよ、と今朝も鴉が歌ってはいるけれど
文壇の成績が神に認められ
夏目漱石は太陽になった
太陽になった夏目漱石は
吾輩は太陽であると云う小説を神に送った

文壇の成績が神に認められ
太宰治は土になった
土になった太宰治は一言
 ....
継ぎはぎだらけのタペストリー
隙間から柔らかな風が吹いた気がして

離島が点在する
静かな海をゆく船を夢想する

日常は羅針盤もないスケートボード
リュックひとつでバランスをとって乾いた ....
    わがままな初冬のそらは
      雲と風を相手にして
陽光の支配を絶えず監視している
            そして 
      筋骨質の日本列島は
  南岸添いに こころわびし ....
手を握りしめたまま、
遠く海の彼方から
やってくる風を待つ。
風は、
あらゆる氷山を突き破り、
たったひとつだけ、
この指に絡みついてくる。
このたったひとつの風は、
幾多の激流を乗り ....
 風になびく黒髪があなたの横顔を隠す。
 あなたは細い指で優しくその髪を撫でる。
 そんな仕草が愛おしくて私は泣いた。
 愛情があなたの存在そのものになった。

 あなたは絵画に描かれた ....
足の爪に
塗っておいた海が
夏のどこかへちぎれて消えた

地図の上をなぞる指が
コーヒーの匂いをたどって
最果ての島に着く

ふと顔を上げれば
見慣れた街並み

寝過ごした朝のよ ....
冬の匂いがする
滴るような
透き通っていくような
人が声を聴きあうときに
吐く息によって動かされて
人の神経に届くような
さびしく遠い匂いだ

冬が降っている
根源的な和 ....
π(パイ)


二畳ほどもある焼き釜は
林檎とシナモンの焼ける
例えようのない良い薫りです

どれほどの林檎が燃え盛る炎に
くべられたか その林檎の数には限りがありません
讃えようも ....
静寂、
週末の精神的渋滞
万事休す


生き物の毛をむしった服で
心まで温めようとする
愚かだわ、愚かだわ

窓は薄暗がりの世界と
色のないふたつの目玉と
内と外を映す
 ....
野良が挨拶しているよ

疲れた毛を励まして
露出した皮膚を隠し
道の真ん中を
人々の営みの中を
堂々と
野生の威厳を振り撒き
声ひとつたてず
冷たい日差しを歩いているよ

こそこ ....
私が生まれ育った街
あなたは知らない

距離的には離れていないけれど
全く違った雰囲気を持つ街
緑が多い街お洒落な街

あなたにも知ってもらいたい
私の好きな場所一緒に歩きたい

 ....
脳髄の奥底で、
渦巻く怒りに似たことばは、
構築を知らぬまま
進むべき道の足跡ばかり探る。

*

机の上に仮面が置かれている。
仮面は口元をカッターでなぞられたように
笑っている。 ....
ここは、天体の住む街だ

足音

いるのか

誰か

ここは、天体の住む街だ


ひとり

夜中になぜ

鳴くの

僕らは

たぶん絶対

コスモ

起き ....
わたしは
あなたが削りとられていくというのに
二酸化炭素のういた水をのんでわらっている

この海はどこにも
繋がらない海です

生活に名前を縫いつけましょう
自殺者百万人
 ....
はぐるまがわずかずつ深くかみ合いながら回っている
つぎの夜か そのつぎの夜か あるいはこのつぎの春には
がしりと組み合ってうごけなくなるだろう
そうしてすべてのはぐるまが動かなくなってようや ....
くまたちは
みえない檻をもうひとつかさねて
頑丈な家をつくった
だれも帰らない家をつくった

わたしはさびしかった
それでこんなに長い歌をかいたのだ
会うことのないひとたちの声
こころの輪郭(かたち)の外がわから
(空腹と眠気とにさいなまれながら
物をたたく乾いた風の音と
建物をきしませる低い空がおおう

ここから離れた場所
見知らぬ ....
レタスさんの自由詩おすすめリスト(3992)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
トモダチ- Lucy自由詩19*15-12-16
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枕に消ゆる- 藤原絵理 ...自由詩4*15-12-15
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今しかない- 自由詩6*15-12-15
在る_ということ- たけし自由詩7*15-12-15
風の伝言- そらの珊 ...自由詩1615-12-15
友達- Lucy自由詩915-12-15
雪だるまのクリームパン- 北大路京 ...自由詩1215-12-14
溶解- シホ.N自由詩515-12-14
砂浜- そらの珊 ...自由詩1815-12-14
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ペディキュア- ガト自由詩16*15-12-13
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日曜夜明けドリップ- うわの空 ...自由詩715-12-12
野良のさよなら- 宣井龍人自由詩23*15-12-12
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地図- あおい満 ...自由詩815-12-12
コスモ- 吉岡ペペ ...自由詩515-12-12
二酸化炭素- はるな自由詩415-12-11
はぐるま- はるな自由詩315-12-11
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ひとの声- 光冨郁埜自由詩9*15-12-11

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