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私は人の顔が覚えられないんだ

そう君が言った

昨日もずっと一緒にいて
仕事でも部署は違うけど
3年間顔を合わせていたよね

だけど、あなたを思い出す時
最初に出てくるのは ....
渋滞続く白い車ばかり いつも正しいことについて考えている
正しくありたいから
せめて明日に

まっすぐ歩きたいと考えている
時間がないから
せめて明日は

悲しい気持ちは捨てたい
どうにもできないのを知っ ....
あるとき哀しみがやってきて
壁紙を引き剥がし読みかけの
テーブルの上の本を引き裂いてゆく

暗幕で覆われた部屋には夜しかない
そう曠野はいまこのこころに映る風景なのだ

それでも半額のシ ....
「昨日のお休みには何をされましたか」
「地下道の柱に串刺されたしらすのキャラクターの
インパクトから紙媒体を離れつつある広告について
思うところを喋っていました一人で」
「それは誰もいなかった ....
陽ざしが注いで
私の庭にも
優しい色の花が咲く

柔らかい雲が
少し動くと
空に向かって
胸を開いていた
白木蓮も
風に 花びらを
はらはら散らす
白樺の若葉は濡れてなお淡く
陰りの中に揺れ
畑の麦はより深く  
滲むように息づいた
日差しにかすむものたちが
雨の日には薄められず
沁みて とおる
焦げついた所まで
土の匂い 
湿 ....
           160507
生まれてしまったからには、何処かで蹴りを入れて
1ゴールくらいはしないと格好悪いとおんぼろ車のアクセルを ....
「星とたんぽぽ」


ねぇエトワール 見て御覧
中芯は 中空に在るよ
精一杯 背伸びする風の最果て
つかめぬものを つかもうする指先

いちめんに咲く たんぽほのロゼットが地面をつ ....
ソースとかしょうゆみたいに
自然にテーブルに乗っかってたい
だれにも気にされないぐらい
自然に過ごしてたい
たまには大量に必要とされたい

いろんなことが起きる
普通の居間の
普通のテ ....
もこもこもこもこ
 私の中に潜り込むアナタ
もわもわもわもわ
 私の中で熱くなるアナタ

私という溶けゆく造形
 崩れて朽ちて流れ出し
  扉が無くなる境が消える
   そうして意識は ....
ハラリ
腰までながい黒い頭髪
ぼくの初恋の少年の恥じらいを取り戻させるもの


――垣間見える
年上だったあの女(ひと)の面影


フワリ
仄かなリンスの香り
お澄ましのお姉さん ....
暗い夜 かの女はやって来る
静まりかえった廊下にうつろに木霊する甘い声
その濡れたような声 きつく漂ってくる麝香の香り
そのとき ぼくはいつも自然に布団の中で目覚めている


やがて襖はお ....
ピアノ。
私はいつも、
ピアノが弾けない。
キーボードにならたくさんの、
物語を描けるのに。
私は私のピアノの前に、
いつも立ち竦む。

もう何年になるだろうか。
私が原稿用紙に、
 ....
束縛されない生なんて一時も無い
愛しきれたひとなんていなかった

孤独は平気だが
孤立しては生きてゆかれないから

哲学書を逆から読む
偏ったじぶんの人生観の途上で

ニーチェや仏陀 ....
とおくの海から聞こえる
漁船のエンジン音が
夜の上空にどんよりと膜を張る
夜露に濡れた家々の屋根が
魚の腹のように光る
窓の奥で、
そのようにしっとりと濡れていく
濡れていく
まるで母 ....
海になりたい

あなたの上に
覆いかぶさり

あなたの上で
おんおん
泣くんだ

あふれんばかりの
わがままで
あなたを
根こそぎ奪うんだ

行かないでって
言えばよかっ ....
海に向かって叫ぶことではなかった うすい眠りに包まれて
探っている
五月の風を手招いて萌える木々
光の纏いで取り戻す
ざわめきの形象は
淡く爪先立ち
まどろみに波紋を呼び起こす
山と山との重なりに
隠された遥かなる道程 ....
目を瞑ってはいけない、
口を開いてはいけない、
手の足の動きを止めてはいけない。
あなたはそうやって、
私の心の肩を切り落としていく。
そうして切り落とした肉を、
壁中に張りつけて。
あ ....
優しくするのに理由があるとしたら
されないほうが幸せなのかもしれない
てんびんみたいに均等なんてありえない

庭でつばめが巣をつくる
それをねらってへびがくる
去年へびは雛を喰った
なの ....
リサは
草原に群れるヒツジを描いた

 青い空 緑の大地
 日本の大人なら
 ほとんどの人が知っている
 クラーク博士の指す牧場
 に居た薄茶色のヒツジ
 の群れ

 三々五々 ....
年をとるということは
悲しみに気づくこと

それは漠然と近づく終わりを
魂の一番深い場所で
悟ってしまうこと

だから

何かを知る前の瞳が
この世の何より美しいの

体は穢れ ....
生まれた町が
少しずつ変わってゆく

取り壊される古い団地

あの棟には昔
友達が住んでた

ガチャで出したおもちゃの指輪を
いつか私にくれたね

名前も思い出せない

忍者 ....
赤くこぼれている花

昨日の天気予報

今朝はもう違うことをいっている

あそこで咲こうか

たねがどこ吹く風にまかれている


ゆっくりと悲しくなろう

ゆっくりと酔っても ....
漂い波打つ
波打ち漂う

 響きの光の
  光の響きの

渦巻き潜る
潜り渦巻く

  光の響きの
 響きの光の

集まり造る
造り集まる

 響きの光の
  光の響き ....
実験工房にて
神学を爆破する導火線に
火をつけてみる

解体工房にて
蔓延するヘイトスピーチの
舌の根を根絶する
スナイパーロボットと
遊ぶ

あの建物は
もう誰もいないのに
 ....
眠剤飲んでからエンジンかかる  伝え合う事の中には少なく無い情報を大切にして伝えていく、その中には人と人との繋がりから産まれる事が少なくない。固く閉ざしていく殻の部分がひび割れるほどの事を、一つずつ大事にして、掌で伝えるように、何 .... 様々な歌を聞きながら思う
否定から入る批評では無く
しっかりと聞く気が無いのなら
私はどの言葉も受け止めない

雑音でしか無い事に気を取られて
見失う事の方が怖い

音感だけでは歌は歌 ....
レタスさんの自由詩おすすめリスト(3992)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
スローカーヴを描いて- 崎山郁自由詩416-5-7
渋滞続く白い車ばかり- 北大路京 ...自由詩216-5-7
直進- 朧月自由詩216-5-7
窓から見える曠野- 梅昆布茶自由詩1316-5-7
こうしてとじるみずしらすの領分」/即興ゴルコンダ(仮)投稿- こうだた ...自由詩3*16-5-7
五月- Lucy自由詩13*16-5-7
雨/みどり- ただのみ ...自由詩10*16-5-7
こうしてとじるみずしらすの領分」- あおば自由詩3*16-5-7
おおぞらに_<二篇のみの詩集>- るるりら自由詩6*16-5-7
最強調味料- 朧月自由詩516-5-6
変容する愛- ひだかた ...自由詩4*16-5-6
凍結- 本田憲嵩自由詩116-5-6
骨女- 本田憲嵩自由詩216-5-6
境界線- あおい満 ...自由詩4*16-5-5
使命- 梅昆布茶自由詩1016-5-5
魚(改)- 本田憲嵩自由詩316-5-5
海になりたい- umineko自由詩13*16-5-4
海に向かって叫ぶことではなかった- 北大路京 ...自由詩516-5-4
混濁- ただのみ ...自由詩8*16-5-4
心の肩- あおい満 ...自由詩4*16-5-4
儀式- 朧月自由詩216-5-4
茶色いヒツジ- イナエ自由詩5*16-5-4
穢れ- ガト自由詩1*16-5-4
団地- ガト自由詩9*16-5-4
島人のたね- 吉岡ペペ ...自由詩716-5-3
楽音宇宙.2- ひだかた ...自由詩7*16-5-3
実験工房にて- 梅昆布茶自由詩1016-5-3
眠剤飲んでからエンジンかかる- 北大路京 ...自由詩516-5-3
『口伝』- 媒体自由詩3*16-5-3
『歌唱法のあれこれでどうして人を非難できるのだろうか?』- 媒体自由詩4*16-5-3

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