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水のない球体

光のない反射


あかく くねったり

きんいろに あがめられたり

輪っかや虹や黒ずんだりして


きれい とか 不気味 とか

好かれたり 嫌わ ....
 晩秋にただよう
 すっぽんぽんの朝の冷え込みを
 なだめ すかそうと
 (北の高血圧の隙間から)
 まつ毛をかわかして
 ものしずかにふりそそぐ
 神無月の太陽の優しさに いま
 鴉 ....
私は褐色がかった指に
マニキュアを塗る
輝く爪を手に入れるため

これまでは
手をほめてくれる
人達がいた

大切にしていた
私の白い手は
褐色になりつつある

鋭角の風のよう ....
こどものころ 戦争は いつかなくなると 思っていた
実際の話 古代や中世の時代と比べたら
安易な理由では、人は人を殺めたりはしなくなったのだろうか

むかし 中世の時代に 真鍮の牛という処 ....
いい加減にいやになる
どうしていつもこんな色
そんな東京の空を
みあげる 首が意思を持って

かなしく首はうなだれて
ごめんなさい とわたしに云う
大丈夫 とすぐには返せないけど
首の ....
歩き方が分からなくなる
ぎこちなくなる
右の次が左という確証が持てない
やがて立ち止まり、しゃがみこむ
もう、一歩も歩けない

それは、実は、お前の心の表れ
本当の自分を偽っていることの ....
表意文字同士で手を繋ぐ駅裏の小路
休んでいいかいと言った少年の姿はもうない
弦楽器の音合わせに
五本の指は小さな画面の上をひた走る


青年は手を自由にし煙草に火をつける
再び繋ごう ....
風の車内に、
弾丸が飛び交っている。
女の鋭い視線に、
私の眉間は打ち負かされる。
ここでは、
誰もが皆、
小さなスライド硝子のなかに弾丸を隠している。
ある男は弾丸を飼っ ....
乾いている


鼓膜に打ち寄せる波に温度はあるのか
でも 飲み込んだ言葉はひび割れていた
靴音から調律までが一番好きだ
酔っていれば君を見つめていても
秘密のまま 鍵は手の中 ....
どうしてひとは死ぬのか
でも
恐竜やマンモスたちが死んでくれなかったなら
わたしたち、居なかったね

どうして父さんは死んだのか
十余年がんを繰り返して
苦労したから痛かったから我慢はた ....
一人でいる方が楽だから大丈夫 という声が小さい
大勢の中に入ると面倒 という声を出すのが面倒

私は何をしているんだろう
なんで私はこんなに辛いんだろう

思えば 私は私のことしか考えてき ....
夜の粒が
とけだしてゆく
空の底は
うすむらさき色にゆるみ

未来が滴らした
おれんぢが
静かに攪拌されてゆく

ここは
宇宙の果てなのだ
あるいは
巨大なグラスに注がれた
 ....
初めてってなんだろう。
わたしの父は、父を初めてしているような感じのひとだった。人生を初めて経験しているようなひとだった。
わたしだってそうだ。小学校の頃、いつもふしぎに思っていた。放課後はまいに ....
溢れてしまう君への想いが歌になる
早口で唄うのは照れ隠し
美しさを突き詰めれば君になる

記憶ってもんは
会えないあいだに美化されていくはず
リアルな君は常に成長中?
直に見りゃまた世界 ....
ああ素晴らしき日常

私と君とを繋ぐのは
もう一筋の電気しかないのか
引き裂かれるほどの痛みを持って
私たちは寄り添うのだろうか

そもそも痛みとは何か
私の痛みと君の痛みは
同 ....
ナイフを手に入れろ
くすんだ景色を切り裂くために
ほら こんなに青く 世界は
青く燃えて たゆたい――

ナイフで胸をえぐれ
にぶい痛みを消し去るために
ほら こんなに紅く おまえは
 ....
どこもかしこも
ひとりぼっちだらけ
右も左も
ひとりぼっちだらけ
老いも若きも
ひとりぼっちだらけ
都会も田舎も
ひとりぼっちだらけ
戦争が終わっても
ひとりぼっちだらけ
民族が同 ....
築十八年になる
カステラハウスと呼ばれる
小さな三階建ての家に住んでいる
毎週日曜日になると
潔癖症の夫と二人で掃除をする

掃除機を抱えて 嬉々と
バトルスーツをきた戦士のように
家 ....
私はさかなをかく。
私はさかなはかかない。
さかなのなかを私はかく。
さかなを支える骨の内部を流れる
熱い海の流れを。



塩焼きにされた秋刀魚にかぶりつく、
がり ....
なみだ 落としすぎて、

めだま 落ちてきたんだ。


いっこ 落っこちて、

にこ 落っこちて、


もうない。と、思ったら、

つぎつぎに めだまが あふれてきて、 ....
環境に適応していきのびることが
生命のことわりならば
それにしたがうのがあたりまえなのだろう

考えることはない生きればよい
小利口にならずきちんといまを選択する

なにが純粋なのかよく ....
「キンタマ王子くんのキンタマって
キンタマキンタマしてなくてイイね!」
川越に住むブスカワ女子高生のまゆちゃんに
そう言われたとき
キンタマ王子の背中に
ゾゾッと寒気が走った
今まで感じた ....
キンタマ王子は
シンクロよりも
フィギュアの方が好きだった
特にアンパンウーマンこと
伊東みどりの大ファンだった

芸術点など無視して
テクニックのみで勝負する姿に
涙することも度々だ ....
(最後まで、引き渡したくなかった大きな身体。)

「お骨になっちゃったから、仕方が無いね。」と
諦めた様に叔父さんが呟いた。

「お骨になっちゃったから、仕方が無いね。」
マイクロバスに乗 ....
新館と旧館を繋ぐ渡り廊下が
道路の上にかかっていて
それをくぐって行った先が海です
わたしたちが着いた頃にはもう真っ暗で
大急ぎで荷物を運び入れ
各々の部屋に落ち着いたのでした
厨房の火は ....
午後三時を過ぎると
気持ちがおかしくなる
行かないで今日
光りよまだそのままでいて

午後三時がもうすぐ
わたしの部屋に訪れる
お願い来ないで
気持ちがおかしくなる

午後三時は地 ....
キンタマそのものの威力の
衰えを感じ始めたキンタマ王子は
このままではいけないと
キンタマに桜吹雪の
彫り物を入れることを思い付いた
ちょうどラグビーブームが
到来しそうな予感もするし
 ....
消えない泡と見えない泡が
手をつないで終わりを見ていた
おぼろな背中 光の蔽い
けだもののかたちの曇を見ていた


指を灯す指を絡め
指を照らす光を見ていた
歪ませ ....
地下二階で 小説を書いている
と、謂ったのは誰だったかしら すっかり忘れてしまった

ね、詩人はどこで詩を書くの?
地上?
地下?
雲の上?
あ、そうだ 地の底かしら

小説と謂えど ....
それは
いつも
傍らで


鱗粉の睫毛の爆発を
捕食する


鉛雲の底辺を結び
つめたい足の自閉した雨が
背を反らしながら



あなたを
呼びとめ
あなたは
 ....
レタスさんの自由詩おすすめリスト(3982)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
渇いた月.- つきのい ...自由詩715-10-23
光のまつ毛(一)- 信天翁自由詩215-10-23
マニキュアの存在意義- 小川麻由 ...自由詩7*15-10-23
【HSM参加作品】真鍮の牛- るるりら自由詩14+*15-10-23
自由を超えられない私- もっぷ自由詩515-10-23
「キンタマ王子」キル・ザ・パシフィスト- 花形新次自由詩115-10-22
既視の岸辺_(四行連詩)- 乱太郎自由詩17*15-10-22
ささくれ- あおい満 ...自由詩6*15-10-22
観想- 凍月自由詩8*15-10-22
おしまいの或る詩- もっぷ自由詩1215-10-22
泣けない女の子- 陽向∮自由詩11*15-10-22
リキュールな朝- そらの珊 ...自由詩15*15-10-22
放課後の家族- 吉岡ペペ ...自由詩815-10-22
傾国- 北大路京 ...自由詩715-10-22
エレキテル- 瑞海自由詩6*15-10-21
旧・青少年非行団の歌- ただのみ ...自由詩17*15-10-21
ひとりぼっちだらけ- やまうち ...自由詩5*15-10-21
【_払拭_】- 泡沫恋歌自由詩28*15-10-21
もえるうみ- あおい満 ...自由詩19*15-10-20
めだまあめ.- つきのい ...自由詩715-10-20
自転- 梅昆布茶自由詩1715-10-20
キンタマ王子、恋をする- 花形新次自由詩115-10-19
キンタマ王子、美しさを評価される- 花形新次自由詩115-10-19
お骨になったから。- 梓ゆい自由詩415-10-19
渡り廊下- 春日線香自由詩115-10-19
午後三時- もっぷ自由詩715-10-19
キンタマ王子、つまらない技巧に走る- 花形新次自由詩215-10-19
棄天使の地図- 木立 悟自由詩715-10-19
山田さん- たま自由詩18*15-10-19
アフターイメージ- 末下りょ ...自由詩4*15-10-19

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