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吸って
もっと吸って
やわらかくして
揉んでやわらかくして
来て
こっちに来て

クーリッシュみたいに溶けて
飲み込むだけ
みんな真っ白になって
クーリッシュみたいに溶けて
飲み ....
 長男の叔父が相続して売却されるまで
 二十五年間空き家だった
 母の実家

 大きな日本家屋の庭で
 剪定されない樹木と荒畑
 雑草の茂る一角に、水仙が
 亡くなった祖母を忘れじと香る ....
夜中目が覚めた
夢の道中から外れて
雰囲気だけを
鼓動と共に纏って
何かと戦っていたようだ

どんな夢だったか
みるみる失われていく
記憶を拾おうとしても
すり抜けて消えてゆく
何 ....
初めての気持ちを
久しぶりに思い出して
少し心逸らして
今更痛さに震える

まだ
消えない
まま
見れない

初めての別れを
久しぶりに思い出して
もう戻れない夜に
今更君の ....
そよ風で編まれた
風の言葉に
連れられて
私の耳は進んでゆく
行く先は分からないまま
雑音混じりに
聞こえる
ここから
静かに静止する
最後まで
たとえ無様な最期であっても
「あ ....
 朝、目が覚めたら、自分のあそこんところで、もぞもぞもぞもぞ動くものがあった。寝たまま、頭だけ起こして目をやると、タオルケットの下で、くねくねくねくね踊りまわるものがあった。まるであのシーツをかぶ .... さまざまな
自分の欲と
向き合えば
不安の元はここにあるから
放てば満ちるさ



光合成をする
青葉
陽に
透け
足るを知れ私







 ※ 五行歌 ....
左右の花瓶に生けた
百合の花
花びらの隙間に
ひと雫の涙

もう二度と会えないんだ
花の香りに慰められるのは
僕の方

空っぽの手のひら
重ねる君の手はない

閉じ込めた記憶
 ....
 地上のある一部の上を
 浮遊しているシジミチョウ
 少し伸びている青芝には
 いちめんの陽射し

 こめかみを撫でる風と
 こうしていま、私はひとりで
 ビルの壁際に沿った歩道を歩き
 ....
死の弾が降り注ぐ
またはじまる
消えてなくなればいいのに
また繰り返す

遠い国の出来事と
やりすごす
目の前の米で
思考は消される

止むことは止む
きっと止む
空に青が戻っ ....
心当たりがないことを
指摘されて戸惑う
それは本当だろうかと
疑ってみるけれど
自分が思う自分と
他人から見た自分は
イコールにはならないようだ

意識のないところでも
自分を発信し ....
わっと沸いた群衆の
笑い声が刺さる
関係ないのに
関係ないからか
苛立ちを覚える
さみしい
だけだろうか
仲間に入りたいかといえば
嫌だ
暗澹たる気持ちが
重症化させる
誰かの無 ....
 おとつい買ったばかりの
 ミドル丈のレインブーツ
 人気のない舗道に目をやりながら歩く
 おおきな水たまりもへっちゃら

 雨はアジサイの植え込みを揺らして
 色づく花房に打ちつける
 ....
ドアが全部閉まって
開け方がわからなくなっていた
自分という沼から抜け出せずに
溶けかけた自分を
オロオロしながら見つめていた
溶けきる前に
ドアの開け方を思い出せたのは
Xに流れていた ....
ある日
私は
死という扉を開けて
冒険に出かける
もちろん自死ではないだろう
どんなに辛いことがあっても
とても幸せな1日に出会えると分かったから
もう絶望しなくてもいい
お散歩するよ ....
きみは海を見たことがある?
             (パヴェーゼ『丘の上の悪魔』10、河島英昭訳)
ぼくは
          (サルトル『アルトナの幽閉者』第一幕、水戸多喜雄訳) ....
怒り\呪い\恨み\辛み\憎しみ\悲しみ\辛み\執着\禍根\怨嗟\呪縛\怨念\


それら全ては荼毘に付され
それより生まれた不死鳥は

散華の雨を降らせた




幸いあれ!
よく会う散歩の犬が
寄ってくるなり吠えた
いつもは尻尾振って
甘えたそうに来るのに
何か憑いているのだろうか
疲れていることは確かだけれど

よく会う野良の猫が
寄ってくるなりシャーと ....
雨上がり
青葉あざやか。
ある人から
認められていないということを
認める私が
在る
どうしようもなく
在る
青葉
代々
受け継がれて来て

こうして在ることの
ふしぎ
 ....
短気は損気
急がば回れ
情けは人のためならず
雨上がり
青葉あざやか




 ※ 五行歌とは、五行で書く 詩歌のことです。
   五行歌には、本来、タイトルは付けません。ですが ....
庭の紫陽花がうっすら青く色づいて
季節は嘘つかないね、などとつぶやいてみる
紫陽花は土壌の性格によって
色が変わると知った理科室で
人みたいだなとおもった
そんなふうにわたしが紫陽花を怖れて ....
紫陽花の花びら
雨に打たれて踊る
彩は梅雨色
カタツムリが
紫陽花の葉を這う
通り道に
印をつけながら
指揮をしている
その景色を見ても
色を感じられないのは
気分
気分が景色を ....
梅雨時の雨あがりにまだ濡れている、
いくつもの、
綿毛となったタンポポが、
まるで細密な白いガラス細工のように硬質化している、
それぞれに、
きわめてミクロな水晶の玉の粒を、
無数に煌めか ....
廃れた土地
命が終わる
俺は見た
何も言えず

裂ける絆
崩れる平穏
巣を破壊された
蟻のように

権力者の踊り
そのリズムは永遠に
搾取の唄
その調べは永遠に

地獄の ....
午後5時のオレンジ色の道
カラスが飛んでいる
ビル風に吹かれながら
しみついた地元へ
帰ってゆく

街並み
過ぎていく
街並み
よそ行きの顔で

街並みが整えられても
排他的な ....
飛び出せずに
炎の中にいる
爛れていく
劣等感

独りで這いつくばって
光なんて邪魔に思った
いつからか壊れてしまった
心は感覚がない

それでも心の奥が揺れると
急に苦しくなる ....
死の灰の雨は止まない
月でさえシェルターに入っているのに
地球のシェルターは破壊された
薄いレインコート一枚で
世界を変えるために
本の頁を繰る
知恵は生きのびる道をつくる
もうだいぶ灰 ....


大人になってから
自分ばかり見てしまうようになったね



あの子の仕草とか
男だから真似しちゃおかしいんだけど
どうも好きで頭の中で繰り返し学んだりさ



あの ....
 アナベルの咲きそろう庭に遭い
 手で触れることを
 ためらって

 六月の午後にあがった
 冷たい雨
 潤ってあざやかな花房に
 そっと 顔を寄せると
 控えめで甘い匂いは
  ....
アップデート
とか言っても

本邦生産現役は
実は屁とも思ってない

わからないのである

一応、外面だけはおもねるふりをして
アッププデートとか言ってみるが
実は何もわからないの ....
レタスさんの自由詩おすすめリスト(3992)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
クーリッシュみたいに- 自由詩8*25-6-25
空き家- リリー自由詩11*25-6-24
潜在意識- 自由詩8*25-6-24
振り返るほどに痛くて- 自由詩6*25-6-23
風に乗り_今を生きるのだ- こしごえ自由詩12*25-6-23
蚯蚓_- 田中宏輔自由詩14*25-6-23
※五行歌_二首「足るを知れ私」- こしごえ自由詩8*25-6-23
Lily- 自由詩12*25-6-22
蜆蝶- リリー自由詩14*25-6-21
祈るのは刹那- 自由詩8*25-6-20
いびき- 自由詩12*25-6-19
凶器- 自由詩8*25-6-17
通行人- リリー自由詩11*25-6-17
去年の今頃- 自由詩8*25-6-16
然り気無く- りつ自由詩4+*25-6-16
HE_HAS_JUST_BEEN_UNDER_THE_DAI ...- 田中宏輔自由詩13*25-6-16
祝祭- りつ自由詩3*25-6-15
尻尾- 自由詩9*25-6-15
- こしごえ自由詩12*25-6-15
※五行歌「短気は損気」- こしごえ自由詩4*25-6-15
トレース- そらの珊 ...自由詩10*25-6-15
梅雨の彩り- 自由詩7*25-6-14
露綿毛- 本田憲嵩自由詩13*25-6-14
働き者のゆくえ- 自由詩11*25-6-13
街並み- 自由詩7*25-6-12
音のない叫び- 自由詩7*25-6-11
In_the_ashes- 自由詩6*25-6-10
まね気味- 林 理仁自由詩525-6-10
しろい景象- リリー自由詩15*25-6-10
正論ティーチャー- りゅうさ ...自由詩7*25-6-10

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