すべてのおすすめ
晴れた日には
ゆで玉子を咲かそう
カワウソと並ぶ
いきいきと生きた
意匠の意味を
いっそ、もう河原に置いた
木魚を叩く暴徒を
許そう
宇宙人も許す
一切赦す
半熟の黄身が溶け出すく ....
わたしはわたしたちは
感覚直観される此の世界次元で
夢を観て居る、のではないか
とそう私は
時々 想うのです。
純白の頬を手で触れて
氷山の漂う
海原深く
沈んでいく夢を観る

一瞬から醒め
眼見開けば、

孔雀の鮮やかな羽ばたき
一閃する輝きの矢、

夜陰の街並みを
大勢の南国の人々
 ....
〔前回までのあらすじ〕
ペットショップで。一目惚れした。白い犬。彼=ダンスケ。
を。買い取った。年金詩人の。Kは。その後。彼の。養育
費を稼ぐために。海水浴場で働くことになった。


三月 ....
始発の朝に
腹を割いたら
群青があふれだし
膝をついたまま
脱落を選んだ

履歴書はよく燃えて
約束された未来は焼失した
何者にも名づけられない自分が
裸で社会に投げられ
すりむい ....
誰かに教わったわけでもなく
ひれもないのに
泳ぐ術を知っていた
不思議
暗闇の水は透明なはずなのに
烏賊墨いろ
触れる
包まれる
抱きしめられる
身ひとつだけの
図式
へその緒が ....
タイムマシーンに乗って夜に覚醒
ふわり浮かぶ白い頬のその感触
また逢いたい人の柔らかな熱

利他主義の反対、利己主義
エゴを競いエゴを注いで
資本主義、
何が飛び出すか分からないぞ!
 ....
桃の実の、そのなめらかな白い{ルビ果皮=はだ}は
――{ルビ赤児=あかご}の{ルビ頬辺=ほつぺた}さながら、すべすべした肌触り、

桃の実の、その果面の毛羽立ちは
――{ルビ嬰児=みどりご ....
行き着くところは
決まっているので
どこに転んでも大丈夫
苦しむだけ苦しんで
楽しむだけ楽しんで
自分のなかの
おまえとの
秘密には
傷もあり
宝もあり
 鳥の声もなく

 ほおづきの花だけ白く小さく

 風もなく 空に色はなく

 ひたすら降りこめる小さな庭に

 女である事も、忘れて居る
犬は臭い
お隣の犬は知らないけど
少なくてもうちの犬は臭い
フランス製のシャンプーを買ってきて
風呂場で洗うが
ひと月もたつと臭い
犬は臭くて当たり前だけど
どうしても我慢できないのは
 ....
 バスターミナルで
 ステップ降りるパンプスに
 纏いついてくる
 外気の 重み

 耳の端 掠める
 年明けの駅前で戯れている人達の談笑は 
 夜陰に白いレース開いた
 烏瓜の花
 ....
 七回忌を過ぎた夜
 寝入る微睡に
 だれかの 手が触れてきて
 髪を撫でるのです

 幼い頃 してもらった様な
 手のひらの温もりは貴女なのだ 
 と 気付き

 うっすら 消 ....
内蔵が結晶化する
ラピスラズリの夜
膵臓に付随する
未発達の器官は
白鳥の飛来を予感する
湖を遠く離れ
過去世から持ってきた水色の宝石

 泣いたって
 聞いたって
 わからないこ ....
僕の住む街に雪が降る
まつ毛の上で休む間もなく
空から落ちて来るものは
どうして冷たいのか

答えが欲しい訳じゃないのに
掴めなかった手が
いま僕の体温を奪って
消えていく雪のように
 ....
濃密に暗まる碧天に
久保田くんの顔、
巨大に貼り付き
びっくりする僕に
久保田くんから
十年ぶりに
電話掛かって来て、

オマエの顔 空に貼り付いてるぞ!

と叫んだら、

だ ....
大寒の朝
フロントガラスにいくつもの
小さな雨粒たちが
縦に並んでいる
球体の接地面で
ふるふると
ふるえてる
ああ、ここにあったのだ
糸から外れても
ばらばらにならないで
ここに ....
大雪の日
山間の住宅地を車で抜けてゆく
止まったら動かなくなりそうな上り坂
アクセルを踏みこむ
対向車が来ないことを願いながら
暗い空 黒い樹々
水墨画の中に迷い込んだような──
その時 ....
百年残る普遍性……
三日前の投稿も
覚えていない
鮮度が命
刺身か

新しくなくても
いいと思うんです
井戸があったら
言っても詮無い
事だったが

一番は
一番責任が重い
 ....
 このところ何も
 ほんとうに 話す事が無く
 彼の微笑に
 「はい。変わりなく過ごしています。」
 とだけ

 困っている事も
 迷っている事も
 どうにかしたいと希むことも
 彼 ....
他人には
私が幸せかどうか
なんて決められない。
私自身がどう思うかだ
私は幸せです



不幸な時もあるでしょうけど
ある意味、幸せはなるもんじゃない
幸せに気付けるかどうかだ ....
ぺしゃんこ だね
人はいつだって
ぺしゃんこなんだ
なんどもなんども
生きて死んで
また生きて
少しずつ
少しずつ
立ち上がりながら も

やっぱりまだぺしゃんこ だな
うん そ ....
一度作ると
何日も続く
続いても飽きない

和を表している料理
和の美味しさでいっぱい

何処の家庭でも
おでんを作るだろう
それぞれ味が少しずつ違う

外で食べるよりも
自宅 ....
小さな青虫が
葉っぱを虫食いにして
生きてゆくみたいに、

夢を壊して、
優しさを捨てた男と
胸のはだけたドレスの女

ふたりはいつか
美しい蝶になって
この街を、
飛び去りたか ....
今朝出したゴミがそのまま残って
「燃えないゴミは水曜日です」と張り紙がしてあった
水曜日の朝も残ったまま
「今日は水曜日です」

仕方なく持ち帰り部屋の隅に置きっぱなしにしていたら
いつの ....
なにかがあるんだよ
人の内には
何かが、
瞑目して
意識の視界に
次々浮かび来る
顔や色彩や木々やら
観入り感じて居るとそう想わざるを得ない

死に絶えない、
ナニカ が

  ....
 老朽化した打掛け錠


 内側のかんぬきに触れると

 掌の 熱を奪い取り

 回転させたら 重く開いた、

 銅錆の大きな門


 ×××


 そこは トゥオネラの ....
朝、いつものようにキッチンに向かう
痛っ、イタタ
キッチンの入り口にぶら下がっているのれんに頭をぶつけた
昨日まで柔らかい麻布だったはずだったのれんが
硬い板状の物体と化していた

一体こ ....
 石灯籠に赤椿
 民家の門前、紐で繋がれ
 うずくまる
 白黒猫は どこか
 浮世絵見る様な

 冬日和
 濃いグリーンの目を細め
 通りゆく人
 ながめて過ごす
 今朝は見ら ....
レタスさんの自由詩おすすめリスト(3764)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
定点の通り道- トビラ自由詩3*24-1-23
詩想夜想、五行歌借り- ひだかた ...自由詩524-1-23
正夢- ひだかた ...自由詩7*24-1-23
終の犬_5。- たま自由詩3*24-1-23
ただ働き- トビラ自由詩4*24-1-22
対岸まで- そらの珊 ...自由詩12*24-1-22
あの日のこと(改訂)- ひだかた ...自由詩524-1-22
桃。- 田中宏輔自由詩11*24-1-22
※五行歌「行き着くところは_決まっているので」- こしごえ自由詩4*24-1-21
※五行歌「おまえとの_秘密には」- こしごえ自由詩6*24-1-21
五行歌_Oblivion_- リリー自由詩3*24-1-21
犬を洗う- たま自由詩524-1-21
回送バス_- リリー自由詩5*24-1-21
リインカネーション- リリー自由詩8*24-1-21
空白- トビラ自由詩3*24-1-21
空のあいだ- ミナト ...自由詩224-1-20
久保田の穴- ひだかた ...自由詩5*24-1-20
邂逅- そらの珊 ...自由詩8*24-1-20
うさぎとカケス- ただのみ ...自由詩3*24-1-20
曇天に思うこと- りゅうさ ...自由詩5*24-1-20
診察室- リリー自由詩5*24-1-20
※五行歌_二首「幸せに気付けるかどうかだ」- こしごえ自由詩5*24-1-19
ぺしゃんこのうた- ひだかた ...自由詩6*24-1-19
自宅のおでん- 夏川ゆう自由詩424-1-19
虫ケラの刹那- atsuchan69自由詩11*24-1-19
今年のさくら- wc自由詩12*24-1-18
詩想夜想、ナニカ- ひだかた ...自由詩9*24-1-18
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のれん- そらの珊 ...自由詩8*24-1-18
五行歌_銀ちゃん- リリー自由詩7*24-1-18

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