白い夏
思い出の夏
反射光
コンクリート
クラブ
ボックス
きみはバレーボール部だった
きみは輝いて
目にまぶしかった
並んで
腰かけた ぼく
ぼくは 柔道部だった
 ....
のぼせた様相なのに
熟れていないとは何故に?
オドリクルウ日々

苦しそうで涙さえ浮かべるのに
未だ爆ぜないとは何故に?
セマリクルウ日々

腹を壊すと知っているのに
コーヒーをたら ....
飲み会で端っこの席に座った
大勢が向き合って並ぶ真ん中で
何やら盛り上がっている
楽しそうな笑い声は
僕の手前でバリアとなって
僕を透明にしてゆく
他所の集まりを眺めているよう
僕という ....
屋根裏で音がする


目玉焼きの
黄身に僕が2人 あれ?
やっと二黄卵だと気付いたのは
陽がつむじ を叩く頃
こんこん、と
ノックすることの 恐怖
ひよこが顔を出したなら
招かれざ ....
なにをつくっているの?

なみをつくっているよ

それはたいそうむつかしそうだね

そうでもないさ
るるるは上にいく
りりりは下にいる

ただそれだけだよ
 

なまめかしい赤い舌を
あたしにみせてください

なにも清くもない無音の闇が
好きな訳ではないのだから

光ふりくる蒼空なら
あたしを新しくしてください

なにも冷た ....
米粒一粒分の確率に
もしかしたらと思う
藁にすがるつもりで
紙幣を握りしめて
くじを買いに行く
夢は大きくジャンボで
テレビCMの歌が
頭の中で鼓舞している
黒電話の尻尾に
ボールペンを巻き付け欠伸
落ちた文字
を掬う気もなかった
引っ掻かれた痕、は
途端喋り出した

絵のない額縁
のようなホテルの窓
ひた、と
冷たい壁に頬擦りし
小 ....
 指先に透き通って
 春の朱の血潮が浮かびあがる
 女は白雪の様な顔を両手で隠し
 泣いていた

 あれ荒んだ心のあなたは
 客の少ないバーで何故か気さくに語る
 笑顔の背後に宿る夜更け ....
今までは数えることもなかった
あと何回会えるのか
誰もが背負うカウントダウン
先が見えた時だけ思い出す
できるだけいくつも季節を乗り越えてくれたら
思い出を一つでも多く記憶に残せたら
願い ....
。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。.。:+* ゚ ゜゚ *+
 ◆ケイコ47歳
。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。.。:+* ゚ ゜ ....
くらやみ 霧のような きもちを閉じて
結露のような まよい 触らないで 消えるまで

雪色のブランケットを どうぞ
こんや さまようわたし ささやく繭の変化 気づくことなく

朝日色の花び ....
ZZZ(・・・ちょっとした記念日のように髪を束ねた君の、まるで陽だまりのような白いほほえみ、そんなぬくもりの中で老いていけたら良いな・・・)ZZZZZZ・・・・・・、 ブラックコーヒーをもらう
飲めば喜ばれる
その代わり自分の時間はなくなる
油断すれば尊厳さえも
わかっていながら
最初はチビチビと
やがてゴクゴク飲み干す

今では自らブラックコーヒー ....
 

カッくんがご飯をほおばるのが
好きだった

心象は朝から降りつづける雨のせいで
すこし軽めに滅入っていたり
部屋から一歩出る勇気の取り出しかたを
なんだか忘れてしまったり
 ....
夕方まで盛んに降りしきっていた吹雪。部屋の床の上に転がっている、くしゃくしゃに丸められた、クズカゴの縁に跳ね返ってしまった。いくつもの紙クズ。それらに混じって、いつもよりもすこし早めに破り捨てた、今日 .... 分厚い雲に覆われて
方向を見失う
狂ったコンパスのようにグルグル
確率にヒットして生まれたのに
他人のルーレットにはヒットしない
太陽の祝福は
誰にでもは訪れない
それでも空を見上げる
 ....
 軒端に訪れた冬が
 なつかしくて
 昔の男に逢ってみる

 樹の影の床几に
 ひそやかに日が暮れかけて
 眉の濃い青年だった
 あなたが盃をかたむけている

 湯豆腐のなべから上る ....
そうおん
しゃっと
たいおん
ぽかぽか
とうとう
うとうと
ぐらぐら
すーすー
夢を見ながらなにかを叫んでいたような気がする、喉の痛みが冬のせいなのか夢のせいなのかわからなかった、ベッドに腰をかけて夢の続きを探していた、そんなものはどこにも無いのだと気付けるほどにはまだ目は覚 .... 夜の舟
櫂はいらない
ゆられているのは
こころのありか

星くずは
あかるく燃えながら
一瞬で消えてしまった
とても遠い闇が
触れるほど近くに落ちてくる

ここは宇宙の湊
願い ....
 
月も冷笑してしまう
走り続ける独創的な
コキュトスへの思考

孤高なけもののように
おのれのしをさとり
文字に置き換えていく

どくりつした文字は
文字なのに君がしんだら
誰 ....
詩によって花瓶は儀式となる。
(キム・スタンリー・ロビンスン『荒れた岸辺』下・第三部・18、大西 憲訳)

優れた比喩は比喩であることをやめ、
(シオドア・スタージョン『きみの血を』山本 ....
さっき心に浮かんだ言葉は
すぐに消滅してしまった
書き留められなかったその言葉は
次はいつ出現するだろう
そんなことは無数にあって
捕まえられなかった言葉が
ひらひらと不規則に飛んで
こ ....
太郎を眠らせ、太郎のテントに雪ふりつむ
次郎を眠らせ、次郎のテントに雪ふりつむ
 
 

https://poet.jp/photo/2576/
波音を聞いて、
(ヘンリー・ミラー『暗い春』夜の世界へ・・・・・・、吉田健一訳)


足下を振り返った。
(マーク・ヘルプリン『シュロイダーシュピッツェ』斎藤英治訳)


僕が見たもの ....
 そこにある壁がみえるかな

 ベルリンの壁じゃなくても

 どこにでも

 夢のなかにも野原にも

 自分で作ってしまった

 見えない壁が存在する

 素通しの空間なの ....
人工の月が自然の月より明るい世界
衛星は渋滞気味
地上は荒廃気味
権力は美味しすぎて
欲望に肥えた人間が
常に奪い合い
人工の月を大きくしていく
権力以外全部駒
その構造が変わらない限 ....
すっかり葉を落とした樹の枝々が
落ちてくる曇天の空を手を広げて支えている
これから
冬へとむかう日々は時に
こころさみしく
或いは
神様のきまぐれで
ぱああ、とみるみる空が晴れれば
な ....
 

神さまは、
叶わない愛なんて知らない
って云ってた。

幻の夜、
かつてのひとを求めた私のあたまは
すこし許せないくらい熱くなって
嘘みたいに
涙なんてものまで
浮かべ ....
レタスさんのおすすめリスト(4044)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夏の思い出。- 田中宏輔自由詩9+*24-12-22
青春から、ようこそ- らりるれ ...自由詩324-12-21
透明人間- 自由詩424-12-20
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あと何回- 自由詩524-12-18
ma'am- atsuchan69自由詩10*24-12-18
GN- 唐草フウ自由詩524-12-18
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紙星- 本田憲嵩自由詩1024-12-16
太陽よ微笑んで- 自由詩424-12-16
樹の影に- リリー自由詩4*24-12-16
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それだけじゃ片付かない何かの為に- ホロウ・ ...自由詩4*24-12-15
流星- そらの珊 ...自由詩13*24-12-15
メタ認知- 足立らど ...自由詩8*24-12-15
THE_GATES_OF_DELIRIUM。- 田中宏輔自由詩14*24-12-15
言葉- 自由詩12*24-12-14
- 足立らど ...自由詩424-12-14
Corpus_/_Grain_Side_Version。- 田中宏輔自由詩15*24-12-14
- 佐白光自由詩3*24-12-14
人工の月- 自由詩7*24-12-13
お見舞い- そらの珊 ...自由詩7*24-12-13
ココアを飲みたい- 秋葉竹自由詩224-12-13

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