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驟雨になって過ぎていく時間の中で、
詩を書かせてくれないか、
誰かが囁いた。

誰かの声は確かに、
黒いペンで、
と言ったはずなのに、
私は赤いペンを背中から差し出す。
私は赤いものば ....
生きていること

意味なんてないよ
(それをソノマンマ問うのを頭デッカチ観念論と言うんでさ)
生かされているナゾ
それだけがあるんだよ

人生はその謎解き掘り下げ時間
出来事の目眩す ....
         昨夜の夕食は
      なにを食べたったか 
             なぁ
       あぁ そうだった
    カレーライスだった か
            いぃ ....
新しいメッセージが一通ありました
このまえ
やむにやまれず書いた言葉に
一度は
お気に入りのふせんも
消えてしまった人から
あまりに
懐かしすぎて
そのひとつの
たったひとつのポ ....
忘れ物を探しに
ターミナルからターミナル

プラットホームの柱に落書き
二人のやりとり
一行詩の会話

白線の内側で
電車が通過するまでお待ち下さい
ブレーキをかけても
 ....
はじめに くらやみがあって
(ここまでくるのにながい夜をくぐってきた
一枚いちまい重ねられていく
生まれるまえは
まったくの やみだったと
うすぼんやりとした 
陽だまりの まえにすわって ....
        いつのまにか
 お盆も お正月もなくなって
          在り難い
     卒寿にたどりついた
  アデノイドのおひとりさま
 
          隙間風が
  ....
今日は私の誕生日
私を祝う人はいない
私は一人、私を祝う。今日まで生きた、私を祝う。

今日はあの子の誕生日
同じ日にうまれた、あの子の誕生日
あの子はまだ小さくて、誕生日の意味もきっ ....
ずっと死のうと思っていました
ずっと死のうと思っていまして
死ぬことばかり、考えました
食べたお肉がおいしくて
生きてみようと思いました
誰がさまようというのだろう。
この名もない路地を。
名もない路地には、
ひと影はなく
だから名もない路地と
なったのであろうが、
名もない路地には、
人影は確かにあった。
その人影は、 ....
人々は足を動かす
サッサッサッ バタバタバタ
トントントン タッタッタッ
生活というリズムを繰り返すため
肉の欠片を全身に集めて
凍てつく日も 火照る日も

朝起きて、食事を食べ
仕事 ....
くぐるのか
こえるのか
あたりまえに
たのしげに
なわの向こうへ
消えてしまった

きっと時代や風にも乗れるのでしょう
できない者にはいつまでも不思議

なわは蛇のようにうねり
 ....
爆買いするチンクスを見てそれを中国経済の伸びと解釈する









そして赤に ....
私の世界にないもの
あなたの世界にはある

色んな刺激を受けながら
色んなこと考えながら
色んな景色に出逢いながら

私はあなたの世界に触れる
あなたは私の世界に触れる

重なり合 ....
 何代も受け継がれたレコードプレイヤーからのノイズが心地良い。
 今夜はクラシックでもジャズでもない。
 忘れ去られようとしている昔のレゲエのレコードが深く響く。
 今夜私は二十年前にタイム ....
救済するために、
骨を食いちぎらなくてはならない。
救済するために、
歯をもぎとらなくてはならない。
救済するために、
皮膚を剥きとらなくてはならない。
救済するために、
肉をかみちぎら ....
かあさんがいる。

それだけで

心が心底落ち着く。


ねぇかあさんがいるだけで

心が穏やかなる。


どんな薬もいらない
深い特効薬。


私は安堵の眠りにつく。 ....
余命と寿命のあいだを
   日々往復している
卒寿となったおひとりさま 
         にとって 
 それはありがたいことなのだ
          往復切符の
         砂時 ....
「死ぬために生きる
それだったら もう少し 
生き続けられるかもしれない…」


となりに乗り込んだ ピンクのかたまりが
内部分裂 暴発を くりかえしているのにも気づかず
ほ ....
純白の音響
広がり続ける 水底の
更なる深淵
蠢き渦巻く粉砕 無機
あなたの大きく開いた口が、
ちいさな海を吸い込んでいく。
あなたの脳裏を走る列車が、
いくつもの駅を追い越していく。
駅には、
誰もいない人で、
あふれている。
あなたは、
誰もいない ....
鴉の声が窓ガラスをすり抜け
ベッドに潜り込んでくる
戸外では新しい世界が始まったらしい

部屋の中には 
昨夜 
掘り返した青春が 
アルコールに萎えて床に散らばり
描き上げた明る ....
世界は回る
くるくる回る
私が悲しみで
打ちひしがれてる時も
お構いなしに
くるくる回る

大切ななにかを
亡くしたとしても
世界は最初(ハナ)から
興味無い、という様な顔で
 ....
眼が在り眼と映り凝視し続ける眼に
昔の戦場の消えない殺し合いか今の子供らの激しい絡み合いか
展開される焼き付けられるその恐怖
草むらの草熱れも左足にぐるぐる巻かれた包帯の中で腐乱していく肉も置き ....
あなたは今、
いろいろなことばの海を
旅したいと思っている。
そこには淡い色の薔薇の花束のブーケだったり、
あたたかな木のぬくもりの漂うキッチンだったり、
そんな風景が香ることばを探している ....
スイッチだ日常の点けて弄ぶ消しても眠らない
壁を這いまわる夜にふやけた未発声の《》は過呼吸のまま乳房を求め
夏の光に目隠しされた幼い逢引と声の影法師
皮膚下の水脈を辿る山椒魚のふるえ蔓草が覆う戦 ....
ここで出会ってしまったがために
空いたもう二度と塞げない穴

私たちは
元々は平行線だった
何かの拍子で
一つ重なり合ってしまった
これは神様も予想外

二人並んで歩いた雪の日は ....
見えない夜の身代わりに
川は蒼く蒼くなり
金いろの径を従えて
海へ海へ落ちてゆく


けだものは居る
けだものは居ない
曇の十字
光の前の小さな羽


隙間 ....
湯たんぽを使うようになって
夢の中にまでそれが付いて回るようになった
野末のだだっ広い大座敷や
寂れた遊園地のおばけやしき
はたまた性交の場面の片隅に
それは寄り添うようにいて
まだら色の ....
パチンパチンと音がする
シュンシュン シュンシュン、音 響く

半端な冬の夜半過ぎ
黒ずみ弾ける二股鞘と
剥き出される真っ赤な種子
街灯に照らされアトランダムに
蒼い地面に撒き散らされ
 ....
レタスさんの自由詩おすすめリスト(3992)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ナイフ- あおい満 ...自由詩615-12-21
意味vsナゾ- たけし自由詩5*15-12-21
風と光の変奏(四)- 信天翁自由詩415-12-21
新しいメッセージが一通あります- フユナ自由詩815-12-20
どこか_駅のホーム- 凍月自由詩4*15-12-20
夜の子- 光冨郁埜自由詩22*15-12-20
風と光の変奏(三)- 信天翁自由詩215-12-20
12月20日- きよ自由詩415-12-20
ずっと死のうと思っていました- きよ自由詩115-12-20
ちぎり- あおい満 ...自由詩515-12-19
リズム- 鷲田自由詩415-12-19
なわとびあそび- ただのみ ...自由詩18*15-12-19
ニョロニョロに憧れるなんてどうかしてる- TAT自由詩315-12-19
あなたの世界- 夏川ゆう自由詩215-12-19
ノイズ- ヒヤシン ...自由詩5*15-12-19
救済するために- あおい満 ...自由詩415-12-19
かあさん。- しんおん ...自由詩4*15-12-18
風と光の変奏_②- 信天翁自由詩315-12-18
『DRIVE_ALIVE_SURVIVE』- 座一自由詩11*15-12-18
来襲静かに悪夢- たけし自由詩7*15-12-17
腕輪- あおい満 ...自由詩6*15-12-17
宴の翌朝- イナエ自由詩13*15-12-17
くるくる回る- 自由詩6*15-12-17
露呈- たけし自由詩315-12-17
大樹- あおい満 ...自由詩13*15-12-16
スイッチ- ただのみ ...自由詩15*15-12-16
運命不導体- 瑞海自由詩6*15-12-16
夜の行方- 木立 悟自由詩515-12-16
湯たんぽ- 春日線香自由詩415-12-16
街路野木の夜- たけし自由詩715-12-16

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