すべてのおすすめ
残酷な絵だからと
もう誰も教えてくれない
焼け爛れた日の記憶
キノコ雲に被われた
町にいた人々のことを

スクールバスはどこへ行く
地球は机上で分断され
核の傘という見事な絵空事
地 ....
今は今だ
私という今今という私
私が死んだら私の
今は今ではなくなり
過去の亡霊になる



今は 回り回って
すべての今とつながっている
五行歌を書いている今
宇宙の今
あ ....
ながい休みを終えて 心にのこる青
とても気持ちよく泳げた日
眠りにゆく藻や蟹の子どもたちに からだを洗わせ
子どもみたいに 沖でじゃれあって

冷たい層をくぐり抜けられたら
そこにも きみ ....
ちいさなちいさな火花を散らす、とても弱々しくなった、ちいさな晩夏の太陽が、ポトリ、と水色のバケツに落っこちて、やがて秋の陽がのぼる。 太陽色した巫女たちが
羽の弾丸飛ばし舞う
歓声の裏側で
誰かが暗殺された

防弾パネルが必要な
世間の景気を占う
さりげないニュース
スマホに気を取られ聞き逃す

IT授業の机には ....
宇品港から三高港へ
フェリーで向かう
三十分ぐらいで着くだろう

似島の側を通り
反対側の広島市内を見ながら

昔は船酔いしていた
大人になってからはしない
景色を楽しめる

小 ....
遠い空を
ゆく
つばめの子の
魂は
次の宿に移る



今回の生(せい)では
出会ってくれてありがとう
つばめの子だった
その魂
次の生でこんにちは



体は有限 ....
港に オレンジ
オーシャン そまる

地下の 喫茶に
ジャズ 流れ

みなとのみえる 丘へゆく
ただ白い道 杖をつきゆく

冷えた グラスが
鳴く ほどの

しめった  ....
くちびるの動きが多彩なきみ
曖昧にはじまり唐突に終わる

雨があがって緑に固まりかける間に
また飽きもせず芽吹くきみ
何度も沸騰する世界の傍らで
きみが笑って見える
泣いているようにも見 ....
喉が渇いて目覚める
遮光カーテンの隅から
朝焼けの光が忍び込む
逃れたくても
太陽はやってきて
月を跨いだ
変化に弱い僕は
静かに絶望しながら
カレンダーをめくる
八月という一日の始 ....
うつくしい歓び いい香り
正直な夢 誰かは噓つき

貼りついた 素敵な歌声
偽物モザイク

暗い洗面台にひとり立たされ

ちゃんとお笑いなさい と
棒でおどされ
怒ったり
狂った ....
シズルがじゃらり 笑うお月さま
濡れた丘のむこうから
しゃぼん玉を割る風が
泡のように押しよせる 夜の

たたみいわし

ワタリガラス

ジル・ドレ

六文字に連なる 休符中の擬 ....
小学生のころ、夏休みになると海へよく行った

高学年になると波に挑む遊びをよくしたものだった
大きな波がきたとき、そびえ立つようなその壁のふところに飛び込んで
波を潜り抜けるという単純な遊び
 ....
傷だらけの


お月さんにそっと
教える



この魂という命は
さまざまな存在と
生きてきたが
今は私と
いっしょ



私の命は
一つ限りだ。
透明な風 ....
無事かー!? と聞いて
返事が返ってくるのは
無事な者からだけなので

で、よかった
皆、無事のようだと言っている
何のコントですか

まぁ、生き残った
ピンピンした人たちだけで
 ....
机の上のティッシュが
富士の形になり
風になびいている
今宵は何だか、気分がいい
空気は黄色くて
あの3人の大人と出会って
狂気へ堕ちる
積木で遊ぶ
生まれたばかりの僕
積木遊び

テレビで変な顔のおじさんがツボで
ゲラゲラ笑った
おじさんは僕を睨みつける
また ....
羽虫がいちばん嫌いで
ゴミの日にゴミが出せなくてね
朝、シャワーを浴びるの
冷えた体が温まるように
今日の血を回す
一生涯かけて流星になると誓った
私たちがたどり着いた大気圏が
どこの地 ....
{ルビ誰=た}が定めたる森の入り口 夜明には天使の着地するところ *

睡つてゐるのか。起きてゐるのか……。

教会の天井弓型にくりぬいてフラ・アンジェリコの天使が逃げる *

頬にふ ....
雨の降り始めに
雨の匂いがする

君の傘がだんだん小さくなる

追いかけられずに
鼻の先ツンとする

肺の中が雨の匂いで満ちて
辺りは水溜りだらけ

一人立ち尽くす
影となり
 ....
お日さまに
光る雲を
見ている
どこか
遠い日の夏



風に従う
光る雲の
輪郭も
変化していく
こころも



笑っちゃお!
暗くしめった
こころを
あっ ....
名の無い私は
名の無い鳥に
おまえは生きろと言われ
突っ立つ
そして名付けた



時々は
休みながらも
進むしかないんだ
一歩一歩
この命と共に



終りを
 ....
 
 クスノキのそば
 芒漠としたまひるまの陽光に
 蝉の ヒビキ

 離れて住まう年老いた父の声が、
 聞きたくなって
 
 
パラダイムが壊れてゆく
      零れてゆく
もうそんなに時間は残っていない
砂時計の砂の中に
どうやってか紛れ込んだ星屑が
時折 きらりと光るのに
何度 気づいてきただろう
何度 気 ....
たまごの中に、朝がある。
たまごの中に、昼がある。
たまごの中に、夜がある。

たまごが死んで、個体から、液体と、気体になった。
空間が生まれ、日の光が生まれ、温度が生まれ
海が生まれると ....
どす黒い
この罪
私のこころにあるこれを
あの人はゆるしてくれた
にこにこと



闇と共にある
このこころは時に
冴え返る
闇は
光の故郷
  
『じいちゃん、海をとってる』

小魚を掬い上げている
お爺さんをみていた
3歳くらいの女の子が
そんな言葉をたどたどしくこぼした

そろそろ帰ろうかと
ビーチで今日一日の後 ....
星のように明るい海が
きみの瞳の奥に横たわっている
その眠りだけが
今 起きていて
ほんとうの事を 話そう
話そうと
細胞分裂を続けているから
わたしは知ってる
きみが もう難しい本を ....
藍に満ちた
心のグラデーション
だんだん濃くなってゆく
晩御飯の残り
冷めたまま出した

いつもと違う気配
神経張り巡らせて探す

藍色の夜更け
背中を向けながら
じっと見つめて ....
私の罪を
空へうちあける。
しんとして
空は
青やかだ



世界は
自分だけで
回っているわけではない
けれど自転している
私の矜恃

 ※ 矜恃(きょうじ)とは、
 ....
レタスさんの自由詩おすすめリスト(3992)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
No.34- 自由詩6*24-8-3
※五行歌_三首「今は今だ」- こしごえ自由詩2*24-8-3
海の中の風景- soft_machine自由詩524-8-3
線香花火- 本田憲嵩自由詩1024-8-2
日巫女- 自由詩524-8-2
フェリー- 夏川ゆう自由詩624-8-2
※五行歌_三首「遠い空を_ゆく_つばめの子の」- こしごえ自由詩4*24-8-2
たそがれの色- 秋葉竹自由詩424-8-1
きみとクロワッサン- soft_machine自由詩524-8-1
八月朔日- 自由詩6*24-8-1
夜明けの宝もの- soft_machine自由詩624-8-1
退屈な夜のブルーズ- soft_machine自由詩324-8-1
スイマーズ- そらの珊 ...自由詩11*24-8-1
※五行歌_三首「透明な風に_肌をなぜられて知る」- こしごえ自由詩7*24-8-1
わりきれない- りゅうさ ...自由詩424-8-1
山登り- 服部 剛自由詩624-8-1
子の頃- 林 理仁自由詩5*24-7-31
凝視- 這 いず ...自由詩224-7-31
Opuscule。──Dedicated_to_Ms._Ta ...- 田中宏輔自由詩9*24-7-31
rain- 自由詩4*24-7-31
※五行歌_三首「まだ命はある私」- こしごえ自由詩2*24-7-31
※五行歌_六首「のっぴきならない_生(せい)」- こしごえ自由詩7*24-7-31
五行歌_一首「烈夏のこえ」- リリー自由詩6*24-7-31
パラダイムパラダイス- 塔野夏子自由詩3*24-7-31
たまご- 鏡文志自由詩5*24-7-31
※五行歌_二首「闇は_光の故郷」- こしごえ自由詩4*24-7-30
とある夏の終わりの風景- 秋葉竹自由詩324-7-30
デートの詩- 鈴木ぽろ自由詩424-7-30
キッチン- 自由詩5*24-7-30
※五行歌_四首「魂(いのち)は_果てしない静かさ」- こしごえ自由詩6*24-7-30

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