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キャベツ千切りサクサクサクサク鳴りませら
したら意識、
奥まってゆく、 だんだんと
深まってゆく、 ゆっくりと
開いてゆく闇、 漆黒の
隙間隙間に優しい顔顔顔光り輝く
から
いっそも一度 ....
詩人の魂は宙を漂う

世界の響きを繊細に読み取り

心の琴線の僅かな震えを感じ取る

言の葉の海に身も心も投じ

狂おしく悶え苦しむ

時に歓喜の旋律を奏で

時に絶望の闇の淵 ....
   太陽の匂いが漂うんです
   懐かしいあの土手沿いの道の一画に


   両手から
   はみだしてしまう大きさの
   おおきな亀裂のあるトマト
   とうさんが  ....
こどもをつくるためになんども

なんども裸で抱きあっているあいだ

ケーキをまえに三人で写真をとり

それを実家や友達にメールしているあいだ

ぼくはずっと

防衛省でコストダウン ....
軽く立ち歩く音 、迫り来る
響く裏廊下廻り 、ペタペタと

君が現れるいつもの時間、
濃密な沈黙にいつの間にか
白壁の前で膝を抱え
白いスリムのジーンズ
相変わらず
君は24歳のまま
 ....
音の滴、斑点となって飛び跳ね
郷愁、遠く奥から到来する

堪らない憧れ、未知から打刻され
遡行する時間、源頭の水流を浴びる

振動する大地 、脈打つ心臓
  終わることのない命
    ....
今朝、サボテンを
ちょんと切って食べてみた
泣き腫らした目の下の
やわらかい、にくのあじがした

乳白色の空を
アラーム音が貫いた
悪魔が穏やかな寝息を立てている
レースの影が頬を泳い ....
あめつちを貪り ふとっていくからだを
絞ってください。
きゅう、と絞ってください。

わたしこのまま みにくいからだをさらせません。

わたしから滴り落ちるしるは
林檎の厚い皮と 寂しい ....
すべての望みをかなえることができないように
すべてのいのちをいきることができないように
ぼくたちはあるフレームできりとられた風景を生きる

ことばでそれらをデッサンする
どうやったら頭のなか ....
細く立ち上がる
灰に埋もれて
私は燃えていた

立脚という言葉が
これほど似合う場所があるだろうか
先人の燃え尽きた場所に、
亡骸に支えられて立っていた

例えば砂浜に埋めた足のよう ....
絶対零度を維持して推移してゆく君の機嫌は地球の天候を狂わしてしまう
朝食のトーストでさえテーブルの向こう端の原野に追いやられて僕は
親友の結婚式の引き出物のスプーンのようにこの家に居場所のない余計 ....
白いシャツを着せられていた
脱ぐことも赦されなかった、そのシャツを

声を発するごとに
胸の真ん中についた、赤いしみ
どんどん大きくなっていく、赤いしみ

   (人とすれ違う ....
大海原に浮かぶ月
足元の砂に
ちりちり打ち寄せる
光の欠片

溶液になった
クラゲの悲しみ

強いひとにも
朗らかなひとにも
悲しみはある

それは弱さでも
やま ....
あの子はいつも笑っている

オジサンなのに子供みたいに笑っている

あの子はいつも見つめている

人の悲しみ 苦しみ 悩みを見つめている

仕事はあまりしないけれど

みんなにどや ....
流星群は遥かな時の大河へと降り注ぎ
銀河の魚は朝の食事の最中だ

僕の骨は白く乾いた砂に埋もれて
グレープフルーツムーンはたわわな君の胸のよう

僕はたぶん前より人との距離の置き方が上手く ....
神話が語らない
占いの及ばない
誰の願いも届かない
遥か遠く
暗く冷たい空白に
在って
在るからこそ放出する
己の核から外へ外へと溢れ
続け 続けて
やがて尽き果てた
非在の残像
 ....
深い陰影の中に
浮かび上がって来る清流、
何処までも澄み切り柔らかに
無音の透明なイキモノそのもの
流れて在り 在り流れ

その岸辺からの平らな地面の広がりに
秩序正しく並び立つ無数の小 ....
 暑さ厳しい夏を向こうに控えて
 君と聴くモーツァルトが今日は愉しい。
 無限の広がりをその音に託し、
 感情の極限を曝け出した楽曲達が
 この耳を刺激する。
 曇天が水滴を垂らすような ....
その少年は2/3が
狼を飼い慣らしていることを知っていたので
ひどく怯えていた
村人達は狼が恐ろしいことは知っていたが
狼がどんな生き物かは知らず
まさか村の近くに来ているとも
思っていな ....
           160711

7人の敵を探し
溶岩洞窟に潜む時
鬱病患者の4名に3名は
医療機関を訪れない
ストレスが原因だけど
脳の病気でもあるとテレビは語る
溶岩洞窟の ....
暗む夕暮れ、薄れいく青よ
溢れるこの力、どうしてくれる?
俺の中から滾滾と
湧いて溢れる力、行き場失い

恐怖に歓喜に怒りに哀しみ
どうにもその都度荒波立ち
熱砂の砂漠の如く一気燃え上が ....
僕は
僕を操作していたボクを殺した
僕の墓場に埋葬した死体は
決して生き返らせることはない

その夜僕は酔っていたのか
口から出てくる死体
スパンコールの衣装に身を包み
光の輪の中で高 ....
双つの四角を重ねた星
水色はただ
悲しいばかり


すぐに到く
蜘蛛の星
風しか 触れるもののない


切りました また
つながりました
人は蒼を見 けだも ....
僕は継ぎはぎのコラージュ
君は端切れで出来たパッチワーク
お似合いのカップルだと思うのだがどうだろう

僕は季節外れの風車
君は糸を忘れた糸車
似た者同士のような気もするのだが

もう ....
悲しいことなんて

気持ちやからだに従えば

気になることでもない

じぶんを大切にしなければ

他人に依存してしまう

そんな生き方を選ぶべきではない


愛なんて

 ....
電波はいいな
まっすぐ
届くんだな

時には
空に反射して
野山をこだまして

あなたと写真を撮る
危ない場所もある
だめですよって雑誌がいう
知ってるよ

知ってる
疑う ....
糞面白くもない世の中に
唾を吐いてやりたい

舌を出して
そこら中のゴミ箱をひっくり返して

やりたい放題
やたらめったら

喚き散らして
暴れまくって

なにもかもを破壊して ....
くっきりと
光と影
鳥がくぐる
風の小窓
暑くなる予感

離れてそよぐ木と木 
その根が見えないところで
触れあって
幼い蝉のまどろみ
光の夢の歌声を聞いている

木はそ知らぬ ....
日付けようのない、濡れた手紙でも
生きていれば、きちんとした
差し出し方を思い出せるという意味の
薄さ

わたしの指の腹で縁どられた
限りない不透明(のりしろ)
できあいの
夏の日の明 ....
ママは戦火の中で僕を生んだ
戦闘機の轟音が子守唄だった
気がつけばママは居なかった
僕は人殺しの道具で遊び
何時もお腹をすかしてた

僕等は戦争しか知らない子供達さ
平和なんて言葉も意味 ....
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夜景- ひだかた ...自由詩5*16-7-18
詩人のイメージ- 星丘涙自由詩7*16-7-18
真赤な太陽- るるりら自由詩20*16-7-18
誰も知らない部屋で- 吉岡ペペ ...自由詩616-7-17
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残響- ひだかた ...自由詩2*16-7-16
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きれいになりたい- 印あかり自由詩4*16-7-16
デッサン- 梅昆布茶自由詩216-7-16
センコウ(ゴル投稿)- 高橋良幸自由詩4*16-7-15
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すてきなてきに- あおば自由詩2*16-7-12
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亡霊- イナエ自由詩6*16-7-12
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ディア・ソーダアイス- umineko自由詩5*16-7-10
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入口・- ただのみ ...自由詩9*16-7-9
日付けようのない- 乾 加津 ...自由詩6*16-7-8
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