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ミルフィーユ仕立て高層マンション
晴れとも曇りともつかない冬ぞらに
めりこんだ白い実体は陽炎にゆれて
二十年前には無く二百年後にも無い


     むすう むすうのカゾクが
      ....
     広場の木立ちが さけんでいる
       黒い北風の渦まくなかには
           行くなゆくな と
             両手を振って
          だが・・・・ ....
晴れた日に
(  )を捨てる それは
たったひとりだけで行う儀式のように
もう一度愛してから、という未練は
明るい光が消してくれる

洗いたての
(  )を捨てる それが
慣れ親しんだ ....
可能な限り赤い空に

ぼくらがおもう神様がいた


ライトバンが光を揺らして

とぼとぼとぼとぼ道を行く

いき違いばかりの愛しさが

まかり通ってからから言う

からからか ....
十二月三十一日で神様と決別した
もう神を頼らない

歯医者で思わず
神様! なんてすがらないし
こわい検査の前にもうっかり
神様のあしをつかもうと考えない

子供の頃必死で
神を憎ん ....
空腹の信号を発した本能を
強引にねじ伏せて
液体と煙で生きてみる
「仙人みたいだね」
そう笑う君の顔色は青白い

いつだったか
そう 生まれる前
僕たちに羽があった頃
大陸が呼吸して ....
ひとの心は果てしなく彷徨う
距離や時間を超えてゆく

痕跡にすぎないものに捉われ
憶測の触手をあすに伸ばしておののく

ときどき何かを削ぎ落しながら
変わってしまうことをおそれながらも
 ....
駅にゆく道すがら
こどもがしゃがんで俯いている
俯いた背中が震えている
泣いているのだとわかった

道行く人を視ていると
みな邪魔そうに避けていく
なかには蹴とばす真似をして
薄ら笑っ ....
どてらカボチャが降って来る
滝のように降って来る
頭をぶるんぶるん振り回しても
私の脳は考えない感じない

どてらカボチャはオンオン鳴く
夜陰を軋ませ鳴き続ける
私は感じ考える
無人大 ....
風呂の換気扇のスイッチを付けて今日の日記を書く

ラーメン屋に行きカウンターでラーメンを食べる僕の横に
若い女性が二人座りました 混んでいたのです

本当に本当に久しぶりに女性の近くに寄った ....
平穏の訪れを告げる
朝の鳥の声が鋭い

町は信頼により配置され
道路は情義によって接続され

酒はすべての裂け目を流れ
裂け目をきれいに架橋した

笑いはすべてのとげを包む
 ....
悲しいことがあると

あなたの名を呼んでいる

呼んでなぐさめられている

やさしくてあたたかい肉だ

体液でよごしても

けがれたこころで乱暴しても

あなたはよろこんで
 ....
そのあたたかい頬に触れると、
私のなかで握りしめた、
生まれたてのあたたかなものが、
少しずつ剥がれていくの。
その剥がれたもののなかにいるものは、
胎児のような私で、
私ははじめて触れる ....
横顔とは
君の横顔が見える、という事は
なんと切ないものなのだろう
その視線が此方に向く事はない
僕は君の横顔を見ているだけで
それ以上、何も出来ない


膚の下の肺の中を
 ....
晴れた日の会場内に 用意された百脚の椅子

来賓者、関係者、招待者、出席者、
名簿に記載された ずらりと連なる固有名詞

司会者は叫ぶ
(百人満席、晴れた日に、)
新聞は語る  ....
重たいドアを押して外に出ると
階段を数段上ったところで
思わず立ち止まる

百貨店の屋上は
すっかり様変わりしていた

複雑な段差を組み合わせた
明るい色調のウッドデッキ
オリー ....
空と海の混沌に
突き刺さる黒い陸の先端
に白い少女が立っている

淡い彩りが現れ
生まれた風が海を押す
押されて海は岬に駆けのぼり
少女に白い言葉を飛沫く

潮鳴りにひそむ遠い記憶の ....
    冷笑されるでしょう が
      卒寿となった いま
  すがりつくしか ありません
        過ぎてしまった
脆い群像の 淡い言動のかげ に

     卑下されるでしょ ....
街灯の光が届かないバス停で
忘れられたように バスを待ちつづける

終バスは すでに出た後かもしれないのに

ここに明日までずっと立っていても 
だれも話し掛けてはこない
 
光を乱反 ....
幾億粒の{ルビ眼=まなこ}が煌めく
夜の底

磁気に繋がり
流れを描き
脆く途切れ
こぼれる様を
見ているようで
見ていない
視線の針が交差する
決して出会うことはなく
跳ね返る ....
(ダレカダレカ解放シテクレ、
コノアツクルシイホドノ抱擁カラ)

私は時々、
私を抱きしめている、
この腕を暑苦しく思う。
私を抱きしめている私の腕を。
この腕には沢山の鍵が掛けられてい ....
あのときたしかに荒野に吹く風の音

爆心地にはアスファルトとコンクリートとガラスや金属、LED、わざとらしい街路樹

光の船だ

打楽器が跳ねている

噂話が沈む

タイヤが滑る
 ....
花 開く
冬の君の白い肌
紅に染まった頬愛し

愛は束の間 燃え上がり
二度目はないと 雪の降る
風が悲しいため息をつく
かき曇った空に 葉を落とした大木の影黒く
烏が鳴く 惨めな輝きを目に宿して
閉ざした扉は 誰かが叩くのを待っている


開き果てた花薄は 干からびて
土の中で ....
きょうは鶏祭りだ
去年の祭りからずっと 待ちに待って
ぼくらが普段口にできるのは
食用苔と粘菌くらい
今夜だけは腹いっぱい肉を食べれるから
大人も子供も
みんな嬉しくて嬉しくて


 ....
脳髄に流入し浸透していく
この響く気ヒビキ残響は
また未定形の透明熱流
(ゆっくり、ゆっくりと 時を育み)

脳水を押しやったり引き戻したり
流動するままに瞬時瞬時
       モコモ ....
出勤前に洗面所の前に立ち鏡を見た

「今日も疲れた顔してるな自分」

とふと笑いがこみ上げた

そんなあきれた笑顔でも

少し元気が出た気がしたのだ
朝は人生のようだ
ようやく始まってもすぐに
終わりの兆しで満たされる

佇む人の内側には
透明な水が鏡を作っている
朝の人間は水でできている

信号灯は消し忘れられ
薄明 ....
右手に枯花
左手に造花
冬の雨と骨
水の径のひとつの影


陽の無い朝
海を照らす目
壁に描かれた
絵に消える羽


遅い午後
遠いはばたき
原に散らばる
 ....
外灯のつらなりを見つめていたいんだ

隠れることができるような闇が街にはなかった

だあれも探してなんかくれてないのに


ありがとう

探してます

丁寧でした


外灯 ....
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