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お前の臓腑の中で冷たく湿った夢に溺れたい、外気温はウンザリするような数値を示しているだろう、でも俺はそれを確認したくない、もしも俺が銃であれば二度と目にすることも出来ぬくらい綺麗に破壊するだろう、 ....
わだかまりを引き摺ったまま
辿り着いた朝
とびっきり苦いコーヒーで
昨日を飲み下す
垣間見る液晶は
物価高とゴシップと
ヒトやモノが傷ついた話ばかり
息が詰まるような気が ....
使い古しの言葉に安心を感じて
寄り掛かるように安定を求める
いつになったら腐りかけの胎内から破り出でて
産声を挙げるの
新しい言葉
誰も聞いたことも見たこともない
初めて触れてハッ ....
叫んでみれば誰かに届くだろうか
こんな思いはひとりじゃないって
みんなバラバラの速度で生きているけど
僕はどうかしている
電車で隣の席の人が
僕の目の前の老人に席を譲った
僕はスマホに ....
暦(こよみ)と呼んでいたころが懐かしい
○を付けたり
ハートマークを書いたり
大安 仏滅 友引 先勝 赤口
いにしえからの伝承の言葉が
その日その日に意味 ....
あの頃 樹にもたれて 眠っていたきみを
切り裂いたのものは
きっと 誰かの作り話で
仔猫が、お腹を空かせていたのだろう
という 事になっていて
なぜないているの
と ....
別の影を見つけても
繋ぎとめた明日
上辺だけの心
透けて見えていても
その声を信じた
重なり合う唇
一瞬の熱情だけ
見つめてた
散らばった夜の隙間
埋めるように射す影を剥がす
....
週に一・二回
昨日まで会えていたきみの姿が
今はもう無い。
会える時間が大好きで
何よりも大切だった。
額の汗を拭い
綺麗に掃除を終えた後で
一杯の水を美味しそうに飲んでいたきみの姿 ....
もう会えなくなった君
ありがとう。
君といたささやかな時間は
前を向くことが出来るきっかけとなった。
もう会えなくなった君
ありがとう。
「今は当たり前でも、ある日突然会えなくなる事が ....
閉じた目をこじ開けて
ありえないミスを晒して
ありのままの螺旋狙って
CRISPRで破壊して
未来の地図をまっさらにして
ありえないビジョン描いて
再び目を閉じて
飛び散るのは感情
....
ーぼくのブログを見ないでほしい
というブログを目にしたので、僕はブログの中身を開けて読んでしまった。
ーぼくのブログには見たこともない惑星の
読んだこともない言葉で、わかれ(◑★⇄)が告 ....
音もなく消えてく景色
夢のような光
きっと終わりが来ると知っていた
消えてしまうとしても
ぼやけた残像
吸い込まれる衝動
痛みと希望
心の中で暴れる
言葉を飲み込んだ
静かに ....
ふわっと、
花びらが舞いあがって、
春風が、
まるで透明なウェーブをかけた毛髪のようだ、
静かに閉じたその目が
最期に何を見ていたのか
何か言おうとしていた
半開きの口に
問いかける声はもう届かず
涙が頬を撫でる
柔らかかった手は冷たく
黄ばんだ肌は蝋人形のように
固まって ....
運命見つめたら
霧の夢
ずっとずっと
心
君と遊ぶ霧の日常
混ざる交ざるわかる
ふと晴れて消えた
未来へ
霧の涙は
記憶にすぎない
目の前に広がる風景は
思ったより悪くない
....
小学校四年生のときに読んだ『フランダースの犬』が、すべてのはじまりだという。実際、彼の作品は、神を主題としたものが多い。二十代までの彼の見解は、サドが『閨房哲学』の中で語ったものと同じものであった。「 ....
カーネーションが花屋を飾る
それでやっと思い出す
薄情だと自分で思う
せめてもの気持ちで電話する
久しぶりだね元気なの
困ったことがあったら言いなさい
声が聞けて嬉しい
こっちは元気 ....
句読点のように
あなたは
暮らしの中に
花を飾る
音符のように
あなたは
暮らしの中に
言葉を並べる
本の頁を捲るように
あなたは
暮らしの中に
楽しみを見つける
....
喫茶フィガロで食べたチキンカレー
オレンジ色の洪水が
厚めに切った玉葱とチキンとともに口の中でぶつかり合う
喉の奥で絡まる暑さと辛さ
まるで口腔全体が待ち受けたように全ての旨みを受け止める
....
sunoAIに夢中になっている僕を
冷めた目で見ている君のことを
薄々感じながら
のめり込んで
生成される楽曲の聴き比べ
楽曲スタイルの指示を
足し算引き算しながら
気色いい曲が弾き出さ ....
音楽を聴きながら寝落ちする
幸せな瞬間を味わうと
意識が目覚めた時
まだ目を瞑っていても
瞼を微かに照らす
カーテンの隙間の光が
寂しさを固めて
目やにとなる
仮面を被った少女は薔薇を抱き
読みかけの小説が傍に散らばっている
空想の中で眠るように生きている
夢見心地のままで目覚めるな
灰色の空が待っているから
夢見心地のままでいるなら
薔 ....
愛が罪を引きずってくる
静けさの中
封印されたはずの
運命がこぼれだした
唇に人差し指当てて
日常を脱ぎ捨てた二人は
裸で眠った
日が昇らないよう祈りながら
欲しかったのは
シャ ....
ひさしぶりにかえってきた娘が
玄関を開けて
いえのにおいがする、といった
ずっとこの家にいるわたしには
そのにおいがわからない
いいにおいかどうか
よくないにおいかどうかも
わたしが息を ....
二人の傷跡見えないように
明かりを消して
唇と唇が触れたとき
月明かりを閉じ込めた涙が光る
残酷な言葉に斬りつけられて
無数の傷が口を開いた
流れ出した血の匂い
身動きできず膝を抱え ....
この水はただの水だが
じぶんではけっして汲めない
天の与えてくれたらしい
冷え切った、甘露。
この水を
早朝飲み干し目を覚まし
新しい日のはじまりとする。
ホントはさ
....
{引用= 夕暮れに、きょうもひとは、 めいめい帰ってゆきます
その中のだれも きのうのゆめの つづきを読んでいる調子です
まっさらな気持ちで空を飛ぶ はじまりのページにまき戻る
....
五月五日、
なかば強制されている春、
どうしてもせざるを得ない、
タイヤこうかん、
いっぴきの蜜蜂はわざわざ庭先にまで見学に来て、
となりの家の庭では、
紫と白、ツツジがいつの間にかもうす ....
わたしがあたしを見つめたとき
あたしの心が安らいでいく
あたしがわたしに微笑んだとき
あたしの未来が見えてくる
新しいところに行くために
今までのものを背負っていく
誰もが未来の山を登る
....
■同じ少女■同じ男の子■同じ世界■同じ場所■同じ小路■同じ国■同じ地方■同じもの■同じ言葉■同じ見方■同じ人間■同じ問題■同じ階段■同じ手段■同じ方向■同じドア■同じ形■同じ理由■同じ意味■同じ場所■ ....
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