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死にたくないのに死んだ人が居た
その人を思い出したんだ
私が死にたくなった夜に
私を助けてくれた
死者



今 ここに
私の
いのちがある。
さまざまな
いのちに支えられて ....
あぁ彼らは赤子を殺した、
彼らは逃げた、
何も知らずに彼らは逃げた、
振り返ってはいけないのだ、
塩の柱とならぬよう、

河を越え踊りうたい、
山を仰ぎ見て争った、
暗雲立ち込め雷鳴が ....
たった今見たもの松明、
ついさっき見たもの私の爪、
さっき見たもの慥か狐だった、
慥か轍があった、
日は見ていない、
パンは持っていない、

現在私がいる所は雨が降り、
今しがたいた所 ....
花を見つめて、いたら
グロい気がした

幻覚が、花を、大きくしたり
小さく、したりして
いつの日かの誰かが
あなたを、支配すると、嘆いてた

でも、僕は、僕が誰だか分からず
それは脳 ....
純粋な幸せがほしいだなんて
なんてわがままな希望なんだろう

生まれたかぎり生きてゆく
みたいな
生きることを祈らなくても誓ってる
みたいな

純粋でいっさい
一滴の泥もかか ....
ゆっくり上がって
ゆっくり下りる

破綻のない円を
描き続ける密室の中

あなたと向かい合った

あなたが指差す方向に
ひきつった笑顔を向けながら
まだ信じることが下手だったわ ....
朦朧と彷徨う午後を適切な言葉で語ればどうにか恰好がつく気がして、汗ばんだ肌の不快感は無視することにした、太陽はかろうじて顔を覗かせている程度で、圧倒的な湿度の高さがすべてを塗り潰していた、真っ当な ....  陽のかげる時
 美しくなる人だった
 陽の輝く時は
 自分から遠くなった心を
 捜しかねているのだ

 まして雨の時など
 濡れた頬に
 昨夜のベーゼが生き生きと甦っている

  ....
蜩の
歌は
どこかさびしいよ
愛と命を
歌うけれどさ

 ※ 蜩=ひぐらし。別名、かなかな。
「真実なんて、どこにあるんだろう?」と、ぼく。
「きみが求めている真実がないってことかな?」と、詩人。


でかかった言葉が、ぼくを詰まらせた。


文章を書くということは、自分自身を眺 ....
 朝から雨
 雨はすき間だらけ
 貴女へと降りそそぐ雨

 雨傘の下の
 雨漏り
 或る足音を乱す雨

 アルコールを和らげ
 甘く染まり
 悪童に遊ばれる雨

 雨に出会うと ....
 good day

明るい雨がさらってゆく
うしろむきの心
光をこぼしあう緑の葉はさざめき
笑う
傘なんかいらないじゃん、と


 梅雨明けはまだ先

飛行機がゆく音は
雷鳴 ....
大気の芯はつめたく溶けた硝子で出来ている

濃い影に瞳を浸し

耳は遠い過去でボートを漕いでいた

死んだ男の携帯番号を消していないのに気がついた

やせっぽっちの若造のまま逝ったやつ ....
言葉というのは
光の反射のよう
どこでどう曲折するのか
鏡に聴いてもわからない

みんなひとりで大きくなったような顔をして
まるで迷子の心細さなど
味わったことも無い顔を ....
 はじめての晩餐は
 邑に訪れたちいさな食堂で
 私たちのざる蕎麦をお月夜に見立てる
 ふるぼけた小卓でやおら啜れば
 コップには光る泉も噴水もあって
 おばちゃんのコロッケ
 箸おきに触 ....
風景が霞むほどの雨のあと
水たまりには青空が映る
梅雨明けも近い

空を見れば
もう次の雨雲が控えていて
ころころと変わる空模様

そんな空の下を
こどもたちが
笑いながら走ってい ....
花は
散り
実り
芽を出す
さびしい?



芽は伸びて
光を目ざす
青空へと
うちあけるのは
しんとさびしいからです



青空の
静けさは
身にしみて
澄 ....
○「思いやり」
思いやりはちょっとしたところにあらわれる
相手が負担に思わないところにあらわれる

○「理屈妻」
ああいえばこういう
こういえばああいう
理屈はもううんざりだ
お好きな ....
あー、なにも変わらない、ボロの部屋
ゴミ袋の中の昨日と分別中の今日 
そして明日も良い天気かな 少し不安
とりあえず、納豆&卵かけゴハンを食べる

おそるおそる粘つく息をして 咳き込む
叫 ....
{引用=


   日々のいたみを忘れるように
   ときおり視野の淵をはしる線
   四季の陰影をかなでる奏者
   モノクロームで、ことたりる
   もう
   彼方からの
   ....
忘れるという
悲しみよりも
今を生きられる
喜びを思いたい
あなたのいのちと



私にとって
最高の存在たちと
出会えたことは
幸運である
夢ではないんだ



 ....
暮らすことを
楽しむ
いつもではない
けれど
生を活かす
こころの傷を
静かに
受けとめる
闇を聴くと
戦ぐ光

 ※ 戦ぐ=そよぐ
光の骨をなぞる指のことを もう思い出せない

言葉を思いかえすほどに
少しずつずれて嘘になってゆく
そのグラデーションをせめて美しく
夕映えに織り込んで
待っているうちに
身体は闇の鱗で ....
終りある戦い
えっ
何と戦うの
自分とだろ えっ
そもそも戦わないよ



戦いというのは
不毛である
負けても
勝っても
お互いに傷つく



争うよりも
握手 ....
○「梅雨空」
見上げれば鬱になる
今日も雨、雨、雨┅
雨の日はいっそう
老いが身にしみる

見上げれば鬱になる
今日も朝から探し物 メガネ 携帯 薬┅
雨の日はいっそう
ボケが深くな ....
ノーブルなおば様の厭らしさというのはあるよ
というのは、このご時世に澄ましてられるとしたら
何か間違った理由によるものと考えざるを得ないからだ

実際、他の誰が災難に落ちようと
澄ました顔を ....
今日は何の花?
白い花
線香花火、みたいね
名前はなんて?
名もない花、知らない草
ナモナイバナ? シラナイソウ?
ん?
そんな名前があってもいいね
傷ついた
こころ
乱反射して
きれい
これでいいんだ
  

激しい 嵐が 過ぎ去った
そのあと
訪れる 新しい光や やさしい安息は
まるで愛する人のように
僕のこころを そっと くるんでくれる

すべてを 許せるくらいに
憎し ....
レタスさんの自由詩おすすめリスト(3764)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
※五行歌_五首「死にたくないのに死んだ人が居た」- こしごえ自由詩6*24-7-1
乳と蜜は流るるか- 白身カワ ...自由詩124-7-1
人としての- 白身カワ ...自由詩1*24-7-1
花花_- 陽向(2 ...自由詩224-6-30
純粋な希望- 秋葉竹自由詩424-6-30
観覧車- 夏井椋也自由詩12*24-6-30
PAC-MAN- ホロウ・ ...自由詩2*24-6-30
或る女- リリー自由詩15*24-6-30
※五行歌「愛と命を_歌うけれどさ」- こしごえ自由詩6*24-6-30
The_Show_Must_Go_On。- 田中宏輔自由詩8*24-6-30
- soft_machine自由詩924-6-30
氷菓- そらの珊 ...自由詩15*24-6-30
葬夢- ただのみ ...自由詩6*24-6-30
愛をこめて花束をまっすぐに- 秋葉竹自由詩324-6-30
渾名- soft_machine自由詩424-6-29
雨に濡れても- ヒロセマ ...自由詩13*24-6-29
※五行歌_三首「澄んでゆく_さびしみ」- こしごえ自由詩4*24-6-29
独り言6.29- ホカチャ ...自由詩4*24-6-29
たぶん、きっと- atsuchan69自由詩11*24-6-29
短詩- ryinx自由詩1024-6-29
※五行歌_三首「あなたのいのちと」- こしごえ自由詩4*24-6-28
※五行歌「生を活かす」- こしごえ自由詩3*24-6-27
※五行歌「闇を聴くと」- こしごえ自由詩4*24-6-27
水へ還る- 塔野夏子自由詩14*24-6-27
※五行歌_三首「そもそも戦わないよ」- こしごえ自由詩4*24-6-27
独り言6.27- ホカチャ ...自由詩4*24-6-27
ノーブルドレス- りゅうさ ...自由詩524-6-27
名もない花- 朧月夜自由詩9*24-6-26
※五行歌「傷ついた_こころ_乱反射して」- こしごえ自由詩3*24-6-26
嵐の痕- 秋葉竹自由詩224-6-26

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