はしりつづけるおもしろきみちとの遭遇




(2010・12・10mixi)
雨に濡れた明朝体のような
あなたのてのひらで
さやさやと海をやどす桃の実と

どこからか
うちよせる
まひるまの
葬列

泳げないわたしのために
あなたが桃にナイフを入れるたび
 ....
この子は生まれた時から変わっていた。
どう変わっていたかってのは
ちょっと目に分からないくらい変わっている。
何が楽しいのか、絶対に笑わない。
笑わないってのが、また、一つの何なんだが
ニッ ....
眼福眼福
駆け行く灰の雲のあとに青い空
濡れ葉に水滴
さえずる群雀のふくよかさ

眼福眼福
丘の上に立つ古い山桜
枯れ枝に積もる雪
佇む烏のただ黒き姿

眼福眼福
薄墨色の稜線よ ....
爪を切る

快い音が響くたびに
日常の縁から否応なく
寸断されていく記憶

苛立ちの16ビートのリズムを
机の上に刻み続けた爪
つまらない照れ隠しに
痒くもない頭を掻いた爪

 ....
自転車を猛スピードでこいでしまう
毎日の生活がある

自転車をゆっくりゆったりと漕ぐ
あきらめとゆとりの生活がある

ぼんやりと歩く散歩の中で
見えてくる気づきがある
気づいてしまう
 ....
君の手のひらの
大きさと
あたたかさと
少しの戸惑いが

わたしを少しだけ
女の子に
してくれたよ
君と会うため
黒服を着た 男たちをさけて
繁華街をライブバーへ向かう

半年ぶりに会う君は
また ひと回り細くなっていた

バーへ入り君を目にして
ハグし合う

いつもと同じ
申 ....
重い荷物を背負って
物憂い坂を上る
一番好きな歌を
でたらめに歌いながら

*

押入れの中には
持て余した夢の残骸
潔く捨ててしまえ
できそこないのガラクタなんか

*

 ....
 「生活」 って
生きることを活かす
と書くんだね 知らなかった
あなたが教えて くれたの
あなたがはじめて

 「生きていく」 ということは
本当に 大変な作業だと思うけれど
一つ一 ....
不思議だね 。
宇宙から見れば高い石塔を見つめているのは果たしてぼくたちのどっちなのだろう 。
あの教会の外壁と窓には奇妙な生き物たちが飾られているから
きっとぼくたちの魂は食べられ ....
詩を書くの初心者の私でも誰かに読んで欲しいと思うの

小さなノートに書いて読んでくれそうな人に渡すとね
興味がある人は目が変わるのがわかる
でも興味がない人には断られる

あたりまえだけど ....
お酒が飲めない体質だと気付いたのは
まだ若い二十代の初めだった

看護婦さん達の飲み会に誘われ
お目当ての女性も参加することを知ったから
精一杯のお洒落のつもりで
当時
ステージで着てい ....
窓という窓から一斉に解き放たれた歌声は高く細く僅かな演奏もなく途切れを知らず続く
町並みがあってそこに海が確かに在る水の苦しいまでの堆積 遠く目を細める先に錆色をした潮流 空が低い
音楽でない全て ....
今季一号の木枯らし吹き荒れた次の日の朝
あれだけ騒々しかったのが嘘みたいに静まり返っていて
近所の児童公園にはこれでもかってぐらい散り積もった落ち葉

これってプラタナスだよね

比べてみ ....
アナタという
嵐が過ぎ去り

アナタという
業火に焼かれ

あたしは
あたしに
もどった

いや
なった

もう変えられない

あたしの本性
・・・魔性

白よりグ ....
よく泣いていた

眠るまえ泣き

屁理屈に抱かれて眠った

それを繰り返していた

そうしているうちに

かなしみと添い寝できるようになっていた


泣こうとしたらいくらでも ....
忘れているものが思い出せない
そんな毎日が続いている

わたし以上に、
大切なものがあるような気がして
胸の奥が落ち着かない
賢明ながらも堕落した生活に終止符を打ちたい

十六 ....
センスが凄いんだよ と嬉々として言う
十九歳の甥は トロンボーンに夢中
目標にしている人もいるらしい
学校時代は吹奏音楽一色で
働きながら地元の楽団で演奏するという道を
まっしぐらに歩んでい ....
やわらかく のぼせる野菜 溶ける夢
お腹に優し 心煮込んで

ぷくぷくと 泡風呂つかり 満天の
星降る夜は 澄みきった蒼

湯けむりの 向こうに見える シルエット
見つめているの 鑑みて ....
息も乱れ、瓦礫の町を彷徨えば
徒(あど)なく見あげる空は燃えさかり、
逃奔する馬、羊、火を吹くF‐35ライトニング?
目視の肩撃ち式スティンガーに撃墜された、
――あれは有翼の機械獣。
 や ....
終わりたくない昼と
始まりたくない夜が
西の空で見つめ合っているような
そんな色だった

手放したくない光と
受け入れたくない闇が
西の空でせめぎ合っているような
そんな色だった

思いがけない桃色 ....
『どれでもいいよ』なんて
『どうでもいいよ』に聞こえてしまうよ
確かにどうでもいいのかもしれないけどね

私の方がどうでもいいの
コーヒーなんて飲まないもの
もっぱら紅茶ばかり飲んで
豆 ....
蜂蜜色に染まった
窓を失った私に
クリスマスの
オーナメントの一つ一つが
あかんべをしている
。。。気がしている

街で流れる
ジングルベルの
ハーモニーは
楽しげで
獰猛な捨て ....
 すれちがったトラックには
 零れるほどのいのちが
 ひしめいていた

 通勤車両ではこばれる
 ひとみたいに
 いっせいに体をゆらしていた

 くろい体毛
 くろい顔
 ....
わくを滑り こめられてた隙間を
さらして 含んでいた ガラス落下

飛んでいけない底から
落ちるというのに 

割れない
まだ 割られない

居場所に残る 時間
落ちるというのに
 ....
かわいた雨がはりついて
ふるいノートは空のまま
そろえた靴をふみつけて
はだしの猫がおどるよる
ならんだ星のまんなかで
ちいさな夢がもえつきる
十二月の今宵、それは生まれる
光りを放つ発光体さながら
何かの対価としてではなく
忘れていたすべてを思い出させる核のようなものとして


すでに街は、待ちわびる螺旋の中心を軸に動き始め
 ....
自分、行きとるか
真面目に働いとるか
まあ、僕の事やから
きっと転職してるんやろう
今の仕事はどないや
こっちは毎晩残業やで
残業代もらえん会社で残業や
奥さんと子供、大事してるか
今 ....
数日前
ちくちくと気になり
次の日には終日気になり
有料の食事を泣きながら食し
翌日新たなそれの子が横に現れ
後日、親子共に成長を遂げ、
合併し
今に至る。
北大路京介さんのおすすめリスト(19150)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
かわらない- 阿ト理恵携帯写真+ ...5*10-12-10
葬列- 萩野なつ ...自由詩1510-12-10
かわりんぼう- ……とあ ...自由詩16*10-12-10
眼福- 相差 遠 ...自由詩5*10-12-10
- nonya自由詩15*10-12-9
が_ある- Wasabi 自由詩1110-12-9
手のひら- こころゆ ...自由詩11*10-12-9
壊れているのは僕だ- 森の猫自由詩20*10-12-9
思い出- 未有花自由詩14*10-12-7
「生きる」_ラブ_アンド_ピース- *和葉*自由詩4*10-12-7
大聖堂- アラガイ ...自由詩7*10-12-7
詩を書くということ- 小川麻由 ...自由詩7*10-12-6
下戸遺伝子- 板谷みき ...自由詩5*10-12-6
絶え間なく流れ続ける音楽のこと- 及川三貴自由詩110-12-6
片付けるひと- 恋月 ぴ ...自由詩31*10-12-6
アナタという- 森の猫自由詩4*10-12-6
よく泣いていた- 吉岡ペペ ...自由詩810-12-5
『ピアニシモ』- あおい満 ...自由詩610-12-5
今宵_演奏会- 砂木自由詩12+*10-12-5
ポトフ- 西日 茜短歌310-12-4
蒼い唇_☆- atsuchan69自由詩11*10-12-4
桃色時間- nonya携帯写真+ ...18*10-12-4
コーヒー豆- 相差 遠 ...自由詩2*10-12-3
別離- ナカツカ ...自由詩7*10-12-3
運ばれた先で待っているもの- 石川敬大自由詩19*10-12-2
ポケットに_両手を- 砂木自由詩5+*10-12-2
- はるな自由詩310-12-2
season's_greeting- 月乃助自由詩16*10-12-2
十年後の自分へ。- プル式自由詩1010-12-2
口内炎- 七味とう ...自由詩7*10-12-1

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