いつまでも

生身。
の、おんなでいたいと願うなら

恋をするべきなのだろうか

けなげにもまだ疼く
下はらの臓器

ここにあるの
と主張する

と、裏腹に 枯れてゆく ....
体重計にのれたなら 勝利
のれないなら 敗北
豚の体脂肪率は十四パーセント程度と聞いて 愕然とする
そうすると 私は豚ではなく 
豚よりも ぷるるんとしている 

ひ ....
目の前のビルに
多くの人間がひしめき合い
忙しく動き回っている
皆同じような恰好をして
皆同じように倍速で囀りながら
男も女も激流のよう
そんな中に一人
着こなしの悪いのが右往左往
 ....
印刷が止まらない羽根のついた札束に
使い方をどのように学べと

食い繋ぐお金に感謝だけ 返って来いと羽ばたかせ
金色の長財布に小銭がじっとしている

嘆きの最終日を終わらせ 途端に
煌び ....
成熟めざすやわらかな自由

繰り返すいのちの加速度

緑の効用を想うとき

かならず思い出すのは雅子さまのことだ

東宮御所のあの緑のなかで

それでも御病気がよくならない雅子さま ....
歌えるのに歌いすぎない歌手がいることを
ぼくは知っている
吹けるのに吹きすぎない奏者がいることを
ぼくは知っている
書けるのに書きすぎない作家がいることを
ぼくは知っている

そしてまた ....
新緑がこころに刺さる季節は君と手を繋いで歩きたい
野辺の花を愛でながら世界をいとしく思うことだろう

背に負った荷物も軽くはないがそんなものこの五月にくらべればなんでもないんだ
大地からの息吹 ....
父が商人になったきっかけは
一本のから芋の蔓だったのです
長男だった私は
そんなことを弔辞で述べた
そばで母や妹たちのすすり泣きが聞こえた

その前夜
父はきれいに髭を剃ってねた
どこ ....
 かなしくったって はらはへる

 ちいさなともだちを まいそうした

 そのてでつくって くらうのか

{画像=130430045024.jpg}

 かなしみをくらいたりない  ....
{引用= 
陽炎に

雪 みあげれば

あっさりと あっさりすぎるほどに

春のよそおいを見棄てる

サクラでした

生の 爛漫が閉塞と終焉のはじまりなら、

未完でありつづ ....
羽化したばかりのモンシロチョウの
おぼつかない羽ばたきが
風にあおられ

じりじりと後ずさる濃い霧の中を
触角も羽もなく這いずる夜も

誰かの仕掛けた銀色の罠に
迂闊に絡めとられる朝も ....
お暇なら
来てよねって
今言われても
行っちゃう可能性が
ゼロではないこと(本心)を
もし口にしたら
世界は
凍り付いてしまうんでしょうね
5月なのに
後ろ手におさえたのが
白鍵だったのか黒鍵だったのか
耳のわるいわたしにはわかりません

あなたの指がおもいのほか熱く
おもいのほかふるえていたことしか
頭のわるいわたしには
わからな ....
入口と出口はいつも開かれていて
それでも
どこかへ向かうなら
繰り返す色身を
考えていくほうがよい。
宗教、政治、個性、悲しみ、楽しみ、etc.
場を作るのは私達
モードの先端いくような ....
       (略)


               快晴という空虚

 ひざっこぞうを
       陽にかざし
 

        飛行機雲を一本引く
君だから話したいいつまでもすべてを
玉葱の皮を剥くように何重にも纏ったかなしみをすべてを

春なのに風はまだ冷たいんだ暖めて欲しいから
僕は自由なんて要らない君のそばにいたい

奸計は ....
蚊柱が含む陽光 梯子のよう 風に溶かした魂がゆく


残業で疲れた身に最後の仕事 貼り付いた蛾を振り払い部屋へ


雀蜂 拳と同じ大きさに驚き 子供は動きを止める


牛乳 ....
ひとりのひとに分かって欲しい

ぼくはまだふさわしいのかな

ひとりのひとだけに分かって欲しい

いまじゃもう

みじめな話だけれど素直な気持ち

なぐさめて欲しいわけじゃない

生きていることを

 ....
                  130428



これが僕の車だよと
ミニ四駆を摘み出し
机の上にひょいと置く
走り出した鈍色のミニ四駆
揺れ動き ....
一日がおわり
意地悪なわたしは
その日にめぐりあえたすべての?を君におしつける

君はいつでも下をむき
進化の限りを尽くして答えようとする
ことばもまた流れてゆくものかもしれない
君もま ....
おそるおそる下を覗いています
建物の数だけ見渡す世界がちっぽけなものに見えてきました
ちっぽけな暮らしのなかで夢はいつも大きくふくらんで浮かびます
汚いアパートですね
レースに隠れたゼラニ ....
空のどこかが
解けて
みずが零れる



モノとコトの上に
容赦なく
みずが注がれる





ぬるんだ雨は
葉っぱを揺り起こし
やわらかな雨は
根っこにじ ....
 
Tell a lie

Tell a lie for me

At the very least, only tonight



 
ひとは裏切りをぼくに見せるまで

どんな密談かさねていたのだろう

ひとがそれをかさねているあいだ

ぼくは一体なにしていたのだろう


お客様に怒られていたのか

コンビニの夜 ....
おばあさんが畑を耕していると

赤茶けた色に長方形におちょぼ口がついた一輪挿しが

いくつもいくつも出てきた

そこは古くから陶芸が盛んな町

今はない窯元があった土の下に陶器だけが眠 ....
あらゆる人種が人生が交錯する
つまづいている僕
恋をしているあなた
人生は様々な糸が絡まって見えるが
案外単純な因果律の集積なのだと思うが

ICチップはブラックBOXではあるが
完璧に ....
貴方の胸に耳をあてて
静かな午後の小部屋の窓に流れ込み
たゆたう木漏れ陽のような
優しいメロディを聞きたい

そんな願いを
心の闇に深く沈めて
ただ何気なく
貴方の隣に居るだけで
光 ....
白い雲もなく
白い波飛沫もない
ひとつだけの乱反射が
わたしの瞳に届けられる

このひとつの色の波長は
わたしの血液を振動させて
濁ったこころを浄化する

黒い策略もなく
黒い騙し討ちもない
確かな ....
初めから
海でないものだったかもしれない
けれど 確かに
涸れた
だから
海だった と
言い張るほかはない
そのようにして 紛れもなく
青空だった
森だった
輝く山脈だった と
 ....
春どまんなか
土からは
いきおいよく命がうまれてくる

その上にいる私は
押され気味にゆれている
風はあたたかい

どっちへゆこう
きまりきった日常なのにおもう
人って
どこから ....
北大路京介さんのおすすめリスト(19150)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
生身- 森の猫自由詩17*13-5-1
やわらかい、かわいい、きれい- るるりら自由詩15*13-5-1
午前3時のあなた- ただのみ ...自由詩14*13-4-30
宇宙銀行2- 朝焼彩茜 ...自由詩5*13-4-30
緑の効用- 吉岡ペペ ...自由詩513-4-30
ぼくが知っていること- HAL自由詩8*13-4-30
五月の音- 梅昆布茶自由詩18*13-4-30
弔辞- yo-yo自由詩1513-4-30
ひとでなし- ドクダミ ...自由詩713-4-30
赤いさくら- 月乃助自由詩7*13-4-29
風読み- Lucy自由詩12*13-4-29
五月みどり- 花形新次自由詩213-4-29
ピアノ- はるな自由詩613-4-29
みちの話- はなもと ...散文(批評 ...213-4-29
春という椅子に座って- 空丸ゆら ...自由詩1013-4-29
君と話したい- 梅昆布茶自由詩1113-4-29
羽虫- 深水遊脚短歌4*13-4-28
ひとりのひとに- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...713-4-28
生き残った夕暮れがいる橙の窓の灯- あおば自由詩8*13-4-28
化石河原- 夏緑林自由詩313-4-28
高所恐怖症- アラガイ ...自由詩5*13-4-28
穀雨_(こくう)- nonya自由詩23*13-4-28
for_me- 殿上 童自由詩13*13-4-28
それをかさねているあいだ- 吉岡ペペ ...自由詩713-4-27
一輪挿し- 灰泥軽茶自由詩8*13-4-27
交差点- 梅昆布茶自由詩1113-4-27
音楽- Lucy自由詩9*13-4-27
あお- 乱太郎携帯写真+ ...17*13-4-27
砂漠の風景_1- Lucy自由詩12*13-4-27
- 朧月自由詩413-4-27

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