ふくらむ風船を地上に繋ぎとめる碇が

今すぐそこにあります

私を複数の内の一人として再定義します

グリーンピースをいくらかポケットに入れておいたので万が一何かおきても大丈夫でしょ ....
引きこもり。
裸足でどかどか人の部屋を踏み荒らすような怒鳴り声。
いつかなくならないかな。

水たまり。
綺麗な靴を履いてはしゃいで気が付いたら泥だらけのうかつさ。
いつかなくならないかな ....
雨好きです

雨があがるように

死んでゆきたいと

うたった詩人は誰だったろう

雨があがるように

死んでゆけたのか

ぼくが死んだら聞いてみよう

雨好きです

 ....
{画像=120608223742.jpg}



何もないが降った日に


季節はもう初夏だと言うのに
空から何もないが降ってきた
何もないは初夏の街並みを埋めてしまって
僕は降り ....
つくづく
人の身体とは水で出来ているのだ
と感じる

代謝がいいと
良く水を排し
身体はくびれ
欲し
肌は潤う

水によって
清められ
水に癒される

そうだ
命の源も  ....
苦悩の女神が
僕の手を引いて
眠れぬ夜に連れ出した

花は閉じ 草は項垂れ
月は雲の毛布に潜り込んで 高い鼾をかいていた

ブナ林を背にして 裏庭に立つと
女神は両腕を広げ 僕はその中 ....
今日もあせをかいて老母と
子供たちと彼女のあしたのかてを用意する
支払いが間に合わないことなんてたいしたことじゃないさ

金星はゆうゆうと太陽面を通過して
菊地直子もつかまった
消費税も上 ....
 
 
豆腐のプラモデルを買った
部品が全部そろっているか確認した
思ったよりもたくさんの部品があった
毎日空いた時間に少しずつ組みたてた
その間に何通かのダイレクトメールと
公共料金の ....
僕はそこに居た
夜が明ける前
朝はまだ遠いところで
僕はその部屋に居た

沢山の人たちが 星みたいに輝いていて
まるで宇宙にいるみたい
彼らのささやき声は 重力みたいにひそやかで
僕に ....
友よ
あなたがこれまで流した涙の量を
知る由もないのだが
これからは僕の頬を使えばいい

友よ
あなたがこれまで吐き出した怒りを
どこで燃やしてきたのか
これからは僕の手を焦がせば ....
バラードの汚れない 水溜り
つま先でなぞって
 描きながら 踊る
 
何を舞うか語るまでもない 守りの舞い

 楕円にも正円にも守り抜く 精鋭隊
 節度の節目は万人様々の

 天が宿 ....
スローモーションに

望む 

測り知れない

されど

測りたい

己の器を

自分史のページは

いつになれば

プロローグに辿り着くのか

王道なしと 

 ....
つるくさは
伸びていく
明日の空へ向かって

つるくさは
伸びていく
しなる鞭のように

つるくさは
伸びていく
答えをつかまえようと

つるくさは
伸びていく
時々誰かに ....
さやつきグリンピースを買う
今年も
豆ごはんを炊こうと
薄緑色の愛らしい洋服ごと買う

冷凍グリンピースは
便利なのだろうけど
買おうとは思うわない
この時期限定で出回る
さやつきグ ....
今日は何か落ち着かない

そわそわ

そわそわ

空から漫画のコマが落ちてくるように

ぺらぺら

かくかく

現実感のない風景が広がっていき

何もかもが軽くて壊れてしま ....
私たちは
どこからかやってきては消えていく
エスカレーターの途中の段の上で
足踏みしているに過ぎない
もしくは
ミシン針のように
足踏みしているに過ぎない

時間は
未来から過去へよ ....
あさねこです。

よるから
あさに
くるくる〈う

あさねこみそうになりましたが

うすらめあけて
うすいひかりをいただきに
おはようございますのあさねこまいったり
まよったり
まいりました

く ....
彼女の赤は優しかった

激しさの中にある
少女の純粋
目に優しいのだ

アクリル画は
なお

ピンクを孕んだ赤だ

長い闘いの中で 手に入れた
永遠に続く
才能と力も

きっと 生まれ育った  ....
ニーラは{ルビ主人=マリック}の為に
四種のカリーを毎日作る
チキンのカリー 豆のカリー
マトンかさかな 野菜カリー
グジャラートは三人の女中に
朝昼晩を割り当てている
そうしてその日一等 ....
                   120428




ムンクの本当の叫びを60億円で落札した
個人蔵だったから始めて見る人も多く
予想外にオークションは落ち着いていて
競合 ....
 
 
水面、生まれたての木漏れ日
酸化していく時計と
ミズスマシのありふれた死

導火線を握ったまま眠る
わたしたちの湿った容器は
身体と呼ばれることに
すっかり慣れてしまった
 ....
明けない夜はないが
晴れない朝はある
止まない雨はないが
笑えない昼はある
暮れない一日はないが
つれない人はいる

そして夜
幾つもの夜を耐えて
人は強くなると言うが
ちびち ....
冗談を言えるようになりたい
枝を打ち鳴らす風のように
人を笑わせる人になりたい

愛を歌えるようになりたい
地を焼き尽くす野火のように
人の心を燃やす人になりたい

ネズミになりたい
 ....
小さい頃ボロボロの毛布をいつも持ち歩いていた

名前はぷーぷーちゃん、と言った

幼稚園に行く時もお出かけする時もいつも一緒だった

小学校に上がる時

「もうおかしいからね? ....
私の日常は 多分 あなたの日常とは違って
暮らしの大半は 日の当たらない部屋で
オンとオフの境目も曖昧なまま
鈍麻した感情を 刺激することもなく
何となく過ぎていくだけ

会話すらしない日 ....
人工的な白い光は
添加物に似て もやがかかる

間接照明にロウソクの火が
馴染み深き吐息に消えない 風に囲まれた
意場所

〒7桁で留まる この世のシブミ行動範囲
黒と黄色の 蜘蛛界の ....
暗い森の木の根元の茂みの中
闇に光る二つの目
光の反転した森の風景の中
鹿が逃げようとするが
矢庭に飛びかかる黒い大きな影

まず獲物の内蔵を喰らう
黄緑色の内蔵を喰らう
赤い筋肉を食 ....
おじいちゃんと森で薪を拾う
僕が手当たりしだいに
背負子に放りこんでいると
そいつはまだ早いと言う

幹を離れてまもない小枝は
水分を含んで
みずみずしい
生木の範疇を出ないものは
 ....
光はあふれる
白亜の{ルビ建物=ビルディング}の上に
海鳥の白い翼に
青くうねる海原に
光はあふれる

光は波打つ
どこまでも続く青い穂波に
涼やかに流れる川面に
青い空と風の中に
 ....
二十一世紀初頭を繰り返す狂人たちの病院に狂ったわたしたちの心臓が拍動しています。
わたしにはこの世界のすべてが一個の巨大な丘陵病院に見えるのです。

医師は何処に行ったのでしょう、彼らの ....
北大路京介さんのおすすめリスト(19150)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
グリーンピース- まきしむ自由詩4*12-6-9
晴天- Neutral自由詩6*12-6-9
雨好きです- 吉岡ペペ ...自由詩2012-6-8
日本橋のイタリアンレストランで_/__2012.05.27- beebee自由詩25*12-6-8
すいぶん- 森の猫自由詩11*12-6-8
眠れぬ夜に、裏庭で- まーつん自由詩9*12-6-8
夕餉- 梅昆布茶自由詩2512-6-7
部品- たもつ自由詩1312-6-7
月よ/月夜- rabbitfighte ...自由詩7*12-6-7
友よ- 乱太郎自由詩16*12-6-7
バラードの水溜り- 朝焼彩茜 ...自由詩7*12-6-7
プロローグのゴール- 朝焼彩茜 ...自由詩7*12-6-7
アラベスク- そらの珊 ...自由詩1112-6-7
豆ごはん- そらの珊 ...自由詩1012-6-7
漫画のような- 灰泥軽茶自由詩10*12-6-7
時間旅行- そらの珊 ...自由詩1412-6-6
おはようございます!- 阿ト理恵携帯写真+ ...8*12-6-6
優しい赤- 森の猫携帯写真+ ...9*12-6-6
クリニズム- salco自由詩16*12-6-5
空のひだまり- あおば自由詩8*12-6-5
湖畔- たもつ自由詩812-6-5
ルフラン- nonya自由詩25*12-6-5
あこがれ- まーつん自由詩10*12-6-4
ぷーぷーちゃん- 永乃ゆち自由詩8+*12-6-4
意味のない日々に関して- 無限上昇 ...自由詩612-6-4
人格分の意場所- 朝焼彩茜 ...自由詩7*12-6-4
ジャングル大帝- ……とあ ...自由詩10*12-6-4
小さな森- そらの珊 ...自由詩2512-6-4
- 未有花自由詩23*12-6-4
養鶏場の背景・工場処理の紅花油- 高濱自由詩412-6-4

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