したる雨あなたへの道あるけどもあなたの心つゆほどしらず 子沢山の家に
末っ子の鼻垂れ
多分食べていると思う
かんでもかんでも出てくる

腹をすかせ
食べ物に飛びついてくる
生存競争
お姉ちゃんがおしめ替える

朝のトイレも大変
とにか ....
― 太陽は人気者でした。




 それはそうだよ

 だって、僕がいなくちゃ生命そのものが存在しないんだから。


 見てごらん

 みんなが僕を慕ってる


 作 ....
紅葉の木鳩去りゆきて淋しげに風にゆらるを座りて見る

山峡の湖水の絵を見て妻と共これを買いたる頃をおもほゆ

本棚の隅を占めいる「ユダヤ戦記」ヨセフスの著苦しみに満つ
午前4時
ほの白く ほの青い 四角い窓から
まちの寝息が
明かりの粒子が 舞い込んでくる
街灯は 夏の虫を誘って
ゆれるように強く

黒い瞳に ひとつずつ
真珠を入れて
まばたきもせ ....
人で溢れる駅前の交差点
無造作に張られた映画のポスター
二人で決めたいつもの待ち合わせ場所


先に着いた僕が君を待つのもいつものこと
時計の針のもどかしさ
いつまで経ってもなれない ....
詩を書くのが大好きな僕は
 真夜中だって夢中になって書いちゃうよ
 君を創るのは僕だからね
 君の街の酒屋でペンと紙で作曲するように詩を書いていれば
 君が中央の机の上で踊り出す
 人々 ....
こんなことがあってね
あんなことがあってね
生活がどうにもならなくてね
愛した人と別れてね

こんなことができなくてね
あんなことが叶わなくて
考えに来たんだ ....
揺れる 火

アロマランプを焚きながら
君の残り香探す矛盾
キャスターに火をつけて

愛は炎に似てる
揺れて 揺れて 最後に消える

何度でも火をつけるよ
手元のライターは準備万端
君への思 ....
JAROって何じゃろ?
これは切実な問題だ

すこぶる切実な問題だ

私はこのしょーもないシャレと30年間格闘してきた
JAROって何じゃろ?
答えはわかっている わかりきっている
問 ....
降りしきる 
スコールみたいな哀しみを 
突き抜けてゆく 
Poetry

暴力の間に 
道を切り開く 
見えない力の 
Poetry

愛欲の沼に溺れ 
腐った{ルビ屑=くず} ....
凶と出よ地上百メートルの長箱

指紋消して他人の庭を跳ね歩く

港の突端あるいは渦巻くプランクトン

農夫立つ雨後の田舎に真っ黒に

近眼にクリーム自ずから尖る

シャツの下に死ぬ ....
とむらいの儀式には
いろいろあるらしい

風に流したり
星に浮かべたり

鳥についばまれる
それも自然だ

骨を
石に混ぜて焼く
というのもあるらしい



鈴にして欲し ....
一人で田舎道を歩く
夏の夕暮れ

人がいた
農家のおばあちゃんだった
ぼくを見て
こんにちはと丁寧に挨拶をしてきた

人がいた
畑から帰ってくるおじさんだった
日に焼けた顔が
ど ....
泥んこ遊びに
大冒険、
必死になって掬った
おたまじゃくしも

大人になった今じゃ
もう遠いけど

小さな水溜まりを見つけて
思わず
はしゃいじゃった。


陽射しも熱も
愛しいほどに
懐かしい。

 ....
続いた雨の音階は消え
訪れた静かな夜
問うこともせず
答えることもなく
過ぎてゆくだけの影に
狭くなる胸の内

満たしていたもの
耳に慣れた雨音と
肌に馴染んだ湿度と
それらの行方 ....
はぐれてしまった季節を
無理に追ったりはしないわ。

ズレた時間も
気持ちがイイものね。
よく晴れたこんな日は
思いっきり息を吸い込んで
初めての感覚に
溺れていたいわ。

空も風も…優しい。
教えら ....
ウチの近所のセクシーじいちゃん

あの年齢で囲碁、将棋、ゲートボールから

手芸、短歌、パソコンまで

ありとあらゆることをこなす芸達者なのです





この ....
大学時代、めぐちゃんはよく僕を慕ってくれた。
たいした腕も知識もなかった自分だが、初心者の彼女にはギターを弾く僕の姿はとても格好よく映っていたらしい。
バンドの真似事なんかもやっていて、月に一 ....

女子高生のルーズソックスの中には
何が入っているのだろう

はるか昔
恐竜が生きていて
まだわたしが女子高生だったころ
何度もルーズソックスを履こうと試みたが
あの絶妙なふくら ....
まばらなようで
まったく同じ

涙は
ひとから流れゆく



雨のぬくもりを
手探りつづける日々と

かぜの横顔について
語りあぐねてみる日々と

だれか
上 ....
小学生のころ
仲が良かった友人の家の
お父さんは雨男で
お母さんは雨女だった

家に行くたびいつも羨ましかった
彼女の家の中はいつも雨で
じゅうたんにも床にもトイレにも  ....
みんなが川で遊んでいた
川の回りに落ちている
材木とか箱とかを拾ってきては
川に流して競争していた

次の日も
みんなは昨日と同じように
草むらの中で下を向いて歩いては
水に浮かぶもの ....
じっとりと


汗ばんでくる


だんだんと


息遣いが荒くなる




あなたとの


至福とも呼ぶべきひと時




あたしは少しずつ


あな ....
雨色の空気が
私の奥をノックする
深く吸い込んで
吐くだけの、仕草
 
名も知らぬ花に
小さく声をかける
雨音はもう
とうに止んで
 
 
水溜まりの上を
わざと歩く
波紋が ....
 僕の安らげる景色 それは近くて遠い所
 雨が降っている それは涙が零れるほど長く続く
 その中で君に逢えることを待っている 世界に2人だけしかいなく 寿命が同じだ そんな世界を諦観している僕がい ....
「ダナエ」


私は誰にも会うことを許されず
塔に閉じ込められたダナエ

ひとりひっそりひそやかに
窓の外の雨を見ている

もしもあなたがゼウスのように
黄金の雨となって
この身 ....
建築物の皮膚が

剥がれていく隙間に

君の片目が見えたら

棘を映しこんでいるから

真っ白になるまで燃やそう

それは緑色で 右か左か

どちらの目なのかわからない内にも
 ....
何を植えるかなんて
考えもなしに
掘りおこした
庭のすみ

やわらかい土の頂きに
雀が降りて
ころころと、まろび遊ぶから
つい、嬉しく振り返って
あの人の面影を探してしまう

幸 ....
樹木の陰が
けだるく映る

細い暖かな湧水が
濁りの池へ静かな型を決めて流れ込む

表面張力の曲線を孕み
丸あるい葉は
水面を押し分けて浮かぶ

黎明からひと時すぎた
小鳥のさえ ....
北大路京介さんのおすすめリスト(19150)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
恋慕- yoyo短歌407-6-27
鼻垂れ小僧- ペポパン ...自由詩8*07-6-27
太陽の苦悩- 宮本 心自由詩8*07-6-27
鳩去りゆきて- 生田 稔短歌607-6-27
午前4時・真珠- たちばな ...自由詩19*07-6-27
ラブソング- 雨宮優希自由詩8*07-6-27
CHE.R.RY(不完全版)- 円谷一自由詩5*07-6-27
そんな世界- 水在らあ ...自由詩32*07-6-27
- 瑠音携帯写真+ ...107-6-27
しょーもないこと- 新守山ダ ...自由詩1107-6-27
eden- 服部 剛自由詩8*07-6-27
クトヌエアルカージ- 黒川排除 ...川柳10*07-6-27
鈴_葬- umineko自由詩15*07-6-27
田舎道- ぽえむ君自由詩7*07-6-26
『遊』- 見崎 光携帯写真+ ...3*07-6-26
真夜中に沈む月- LEO自由詩33*07-6-26
季節外れ- 見崎 光携帯写真+ ...8*07-6-26
フラワー・ロードにセクシーじいちゃん- むむ自由詩507-6-26
小説『Is_it_no_use_crying_over_sp ...- 散文(批評 ...2*07-6-26
雑記- 吉田ぐん ...自由詩2307-6-26
空と子どもと- 千波 一 ...自由詩17*07-6-26
雨男と雨女- 吉田ぐん ...自由詩2007-6-26
夏の川- ぽえむ君自由詩11*07-6-26
刺__激- 宮本 心自由詩3*07-6-26
長雨の後に- 山中 烏 ...自由詩10*07-6-26
理想の世界- 円谷一自由詩3*07-6-26
雨音幻想_〜三人の女〜- 未有花自由詩13*07-6-26
東京- 水町綜助自由詩807-6-26
つゆむらさき- 佐野権太自由詩37+*07-6-26
睡蓮- アハウ自由詩807-6-26

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