東の空に
赤銅の月が昇り
やがて金になり
銀盆となる
やがて夜が明け
月はアルミニウムになってしまった
好物のウイスキーを飲み
夜が更けてゆく

何となく腹がへり
あのネギラーメンが食べたくなった
其処までは100㎞

名古屋の味噌煮込みうどんでも良い
其処までは350㎞

あまりに ....
よきかな、よきかな、

ひつじさん、さよなら、でも、ねむれないときはよろしくね

よきかな、よきかな、

さるさん、あといくつねると、くるさん

よきかな、よきかな、

き ....
           151228
天気予報によりますと
参賀日は記録破りの好天気
3月から4月の陽気です
この声に応えて命令が下る
雨漏りする箇所の修理を
手持ちの材料で速やかに
済ま ....
ビーズのように
煌めいてみえるから
私は掬う
その場しのぎの
粗い笊で
泥水みたいな夜のそこ
横切っていく
言葉の川
掬い揚げたら一層輝きをまして
ただの小石が詩のように光る日もあっ ....
回転しつづける君の夜に
墜落するイカロスのちぎれた翼を貼り付ける

思いつくままに貝殻を並べて手紙を綴る
離島の風景をきみの気を引く為に誇張して淋しげに

風化するものはそのままにまかせた ....
不安そうな目で僕は毎日毎日生きている。そんな僕に言いたい、子供のままでいいのだよと。
しかしながら、そんなことを言ってみても、そう呟いている自分も不安そうな目なもんだから、僕はますます不安になる。
 ....
今年一番のゲームは10月2日の阪神×ヤクルト戦だ

夜8時すぎ神宮球場に行ったがソールドアウトで入れなかった

仕方がない

ホテルに戻ってラジオで観戦した

部屋から神宮球場の方角を ....
天気予報が

明日から寒くなると

今年5回目くらいのはったりをかます

もうオオカミ少年みたいになっている

日曜日のお昼どき

町の中華料理屋にはいると和田アキ子が

なに ....
晴れ上がり寒風吹く久々に冬らしい冬の今日
一晩苦しめられた疼痛発作に生きる気力萎え街をさ迷う

この街のあちこちに家族との思い出の染み貼り付き残り
歩けば歩くほどいよいよ無人の荒野に一人放り出 ....
図書室に夕日が満ちる放課後にそっと抜き取るような逢瀬だ

切ないという感情を愛しすぎて斜めに磨り減るヒールのかかと

あの人に抱かれるために降りる駅踏み外す白線が問うてる

タピオカをやさ ....
ねこが塀の上を歩いている
変わった声で鳴くから
三丁目の佐藤さんちでは
「みゅー」って名前で呼ばれてて
ピカピカ赤いランドセル
かなこちゃんの朝を毎日ほぐしてる
ねこが塀の上を歩いてい ....
シルヴィーがよみがえる
花々が一斉に掻き毟られる
足ひとつの孤島が 点々と

シルヴィーが落ちて来る
貪婪なクジャクの爪
わたしは乾いたペンキ缶 

空間だらけの女から抜け落ちた
う ....
あたしが思っているものと
きみが思っているものが
違っていた すれちがい
埋められない 深い谷?

着る服の好みも
好きな映画のトーンだって
ほんとは違っていたのに 
嘘をついて  ....
その日は朝からおおゆきでした
それがクリスマスらしくもあり
吹雪の空を飛んでくるサンタは
大変だっただろうなとも思う

夜になってから
おばあちゃんの命日だった事を思い出し
お花を買いに ....
ホームスィートホームから風俗嬢にならなければならなかったあなたへ

しんじゃった友達との記憶が許可無く薄らいでくつらみ
四角のなかのアナウンサーは巨大でにっこりともすんともつかぬ顔
ニュースを ....
熱流入、

自らに与えられた円還は
自ら綴じなければならない

神経ノイズ集積としての己
あらゆるノイズに揉まれて

熱流出。


愛・進化
紅蓮の業火が背中を焼き
腹は氷雪の海に閉じ込められている
隻眼の瞳は目指す方角を失い
同じ海域をグルグル周り
砂浜にたどり着くことは無かった
父母の名前を呼ぼうにも
卵から生まれたぼくは
 ....
鳥が鳴く

鳥が翔ぶ

熱く

嗄れるまで

郊外の神社で

あの頃のポーズ

丁寧なルーティン

約束のドタキャン


工場の横を過ぎた

ブックオフの横を過ぎ ....
呼ぶことのない 
部屋のテーブルには
ざくろの 割れた実が ひとつ
むくれている ざくろには
いくつものやみがあって
そのうつろに 
赤黒い眼がおさまっている
ざくろの実に
穿かれた口 ....
最後には閃光、そしてエンドクレジットになるのだけれど、胃のあたりですっぱくなって、のどの奥から舌の上、牙と牙、唾液のにおい、鏡の向こう、気づいた時にはすでに遅い、そう気づくまえに服を着なきゃいけない。 .... 命に{ルビ値=あたい}はつけられない
つまりものすごく高価な値って訳だ
生きる値もない奴だって
持っている命の値は計り知れないお宝さ
故に人は高価で尊い
かけがえのない命というものが
こん ....
一時寒くなった初秋が過ぎて
再び訪れた夏日の朝
何を血迷ったか朝顔が起き出してあたりを眺めている
 なんか気の合いそうな方が芽ぇ出しとりんさるがな
 おみゃさん ひょっとしたらゴーヤさんやない ....
中村くんとは小学二年のクラス替えのときに出会った
中村くんは絵の天才だった
井の頭公園で学年写生大会があった時に描いた彼の孔雀の絵
僕はそれを観せてもらって圧倒された
画用紙から今にも跳び出し ....
              151222

星新一が書き出したから
君は沈黙を守るのか
それとも新二と名を改めて
書き続けるのか
新国立競技場は森と林のA案が採用された
えー案だからねと ....
待っている
長い夜が明けるのを

波の音を聞きながら
あなたの行方を思いながら
お腹を空かせながら
いつかの歌を口ずさみながら
涙を流しながら
少しずつ命を削りながら

地平線 ....
生きることは単純なことの積み重ねなんだ
難しいことは何もないはずなのに躓く
躓くところから物語は始まるのかも知れない

ただ対処する方法がわからないだけ
たぶん物事に正解はないが解決するちか ....
吸殻だけが散らばった 歩道の隅に
吸殻だけになった女がひとり 見上げる男の影
さっきまで私をその口で 必要としてくれた人

炎のような熱さで 私を吸収して
求められるままに私は あか ....
 懐かしさを覚える町並みに深いため息をつく。
 明日に向き合う為のはっきりとした記憶。
 永い旅路を終えるとき、
 思い出すのはきっとそんなものだろう。

 青空がどこまでも澄んで見える ....
一年に一度
ピアノの屋根は開かれて
確かめられる
狂っている、ことを

どうやら
人の営みから生まれるノイズが
そのうすぐらい闇の中にあった
木や羊が暮らす小さな世界を
ゆるがせなが ....
北大路京介さんのおすすめリスト(19150)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
空を彷徨う- レタス自由詩715-12-28
夜想- レタス自由詩915-12-28
よきかな、よきかな、迎春に添えて、 - 阿ト理恵自由詩7*15-12-28
よきかな、よきかな、迎春に添えて、- あおば自由詩8*15-12-28
ビーズ- Lucy自由詩21*15-12-28
自転周期- 梅昆布茶自由詩1515-12-28
感情のみで書いた詩- 陽向∮自由詩12*15-12-28
2015年10月2日阪神×ヤクルト戦- 吉岡ペペ ...自由詩315-12-27
来る死を間近に- 吉岡ペペ ...自由詩1215-12-27
冬のこの日- たけし自由詩12*15-12-27
水切りのようにうそを続くまで- tinsukou短歌215-12-27
将来の夢、ねこになる- もり自由詩7*15-12-27
シルヴィ―の夢- ただのみ ...自由詩18*15-12-26
結婚- 藤原絵理 ...自由詩6*15-12-26
クリスマスの満月- Lucy自由詩8*15-12-26
ホームスィートホームから風俗嬢にならなければならなかったあな ...- モリマサ ...自由詩1215-12-25
愛アルカ- たけし自由詩415-12-24
罪業の果て- レタス自由詩5*15-12-24
熱く嗄れるまで- 吉岡ペペ ...自由詩815-12-23
ざくろ- 光冨郁埜自由詩12*15-12-23
因果律- 片野晃司自由詩18+15-12-23
命と塵の話- ただのみ ...自由詩11*15-12-23
二〇一五年十一月二八日_ー_ゴーヤと朝顔の物語_ー__- イナエ自由詩12*15-12-23
中村くん- たけし自由詩7*15-12-23
ショートケーキをカットするショートカットの女の子- あおば自由詩7*15-12-23
長い夜- 瑞海自由詩14*15-12-23
時間、ありますか- 梅昆布茶自由詩2115-12-22
吸殻- 為平 澪自由詩1315-12-22
見知らぬ町並みから- ヒヤシン ...自由詩12*15-12-22
ユニゾン- そらの珊 ...自由詩24*15-12-22

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