桃太郎の話をしてくれた両親も
物語のおじいさんやおばあさんと
同じくらいの歳になった
今の時代、洗濯は機械がしてくれるけれど
腰が痛いと言うので
今日は妻が洗濯物を干してる
僕はいつものと ....
初潮は こなかった。

とうとう この年になっても


恐れていたことが
現実となりDr.の口から 告げられた。

わたしは 
子宝に 恵まれることはない。

わたしは 女なのに ....
    医学では原因不明のことを
 特発性とか本態性とかいうそうだ
    これはそのひとにとっては
          偶然性なのか
            それとも
     必然性のも ....
さわやかな
公園に差す
五月晴れ
赤い稚児と
緑の群舞
おとうさんはきっと

こうやってきょうもかいしゃで

ひとをきずつけてきたんだろうな


帰宅しておそい飯を食う

おいしいからこれあげるよ

息子がこんにゃくゼリー青りんご味を ....
五月のありふれた憂鬱に
からみついた幻

信じ切れない言葉が
ぼくの足首から離れたら
待ち合わせの場所で
君を待つとしよう

電線で休んでいる鳥は
手招きをするように
羽を広げ 羽 ....
夕暮なのに空は青く水色で
辺りをオレンジの空気が
流れるのに暖かな記憶は

思い出に妬けた赤瓦
錆びたトタン
泣いている子供
薮蚊だらけの雑草の森
自分を分解していく幻想

神社の ....
ねえねえ。
イヌよりもネコ系が好きだよね?

うん。
あなたってイヌ系だね。

はは。
手強いなあ君は。



ねえねえ。
映画好きだよね?

うん。
一人で観に行くのが ....
のぼる陽に、いつからか
乾いて乾いて、
ぼくの精いっぱいは灰のようになっていた


ビートニクにとりつかれた黒人の青年が、
若者が、
口々にさけぶ、

「 光が 今、必要なんだ
 ....
地下の心地はいいものだ。
ひんやり、固い、やすらぎの街。
がたんごとん、きい、てくてくの音。

―実に、よい。

無心とはまさに、{ルビ地下=ここ}にあるんだ。
欲望なんて、{ルビ地下= ....
そういえば、春をずっと待っていたのです。春らしからぬ、風に身をよせ

いつのまに桜は散ってしまったの?桜のように私も消えたい

その月を明るくなるまで探してた。君も見ている青い月です

一 ....
 
 
 
Trick...
 
 
 
 
 
 
私は死ぬまで知らないふりと流されたふりをし続けるのだろうか

勝手に進む方向は
始めから終わりまで
争うように仕向ける ....
夏はまっすぐだ
降り注ぐ光や
伸びでくる枝など
何から何まで直線で
それでいてどこか
やわらかい
まっすぐな夏は
どこもかしこも元気で
隙間があれば
そこは自分の場所だと
我先にと ....
さかずきが、
まわる


 ひとづてに咲く
 ゆめまぼろし
 を
 
 裂いては遠のく
 かなしげな、
 さめ


ゆびさきに乗る
花びらが、
よる

わから ....
身にしみる傷を証と思うのは残したものの少なさのせい。
霧踏み森に踏み入るは、死にたがりの感傷屋。
夕方と夜の中間地点。
朝のような「新しい何か」は生まれないけれど、
変わっていってしま ....
虹色の服を着た少年が 
壁をよじ登る 

若い母は 
きゅっ と眉をしかめ 
平手で幼い尻を 
幾度も叩く 

( 次男坊は、黙って菓子を、食べていた ) 

母の隣に座らされた少 ....
戦争が終わって
俺は窓辺にサボテンを飾ってみる

戦争が終わって
俺は愛のあるべき形を知ったのだ

戦争が終わって
俺は誰も彼も愛しまくる




 フィルピンパブで働く女を
 ....
 ■ はっ、はっ、はっ、はっ、はっ、

 (( 夜を奔るジャングルの声。。
 ――ヴァルー、ぎゅりぎゅる‥‥

 女 ♪「アツサー0.01ミリの 温もりぃひひ
 (( 眼の光、レアな匂い
 ....
解けない謎なぞ
アイシテルの知恵の輪
君は味方?
そっと耳打ちをして
 
二人掛けのボートに横になって
お気に入りの歌を口ずさむ
照らすのは
零時の月明かり
 
憂鬱からの解放
 ....
わたしは、

ここに。

いつでも

傍に、

あなたが

見つけられる位置に

いるよ。

だから、

安心して

眠って。


夢の中で会えたなら、

 ....
タコが自分の足を食べて
生き延びるみたいに
かつて 赤字続きで国鉄は
ローカル線を廃止した

頭だけになっても
足はいつかは生えてくると
だけど
本当の狙いは 頭のすげ替えだったのさ
 ....
たぐりよせてみれば
それは
余りにも細く、また
強い一筋
 
 (深い闇の中から)
 
まさにすがるようにして
誰もがその一筋を
必死に、必死に
自らの手中に
収めようとする
 ....
しきりに蝉が鳴く中で
曲がった坂道を
ようやく下ってゆくと
夏を渡る大きな橋がある
ふと橋から見下ろせば
ずっと下に川が流れている
手すりもないまま
幅狭くまっすぐに
ずっと続いている ....
 日曜の午後 
 鎌倉の喫茶店で 
 「 詩人の肖像 」 
 という本を読んでいた 

 店内の天井から 
 ぴったりと静止した 
 サーカスのブランコのように 
 ぶら下がる 
  ....
海が みえるよ
海が みえるから

砂浜に座って
雨が降るのを待っている

海に
海に
 新緑に冴える風景の中に飛び込んで
 心に積もった埃をぬぐうように
 青い空のした
 駆け出した

 扉を開けようともがいた寒き日の記憶
 心まで凍えそうになりながらも
 残り火を絶やさ ....
今日も太陽は昇らない
誰も守れない空は
哀しそうに雨を降らした

全て包み込んで抱きしめてあげる
僕はこんな考え方続けて生きている

「明日は晴れるさ」

僕は祈る
皆の祈りを僕が ....
微動だにせず
私をのっめり
包みこむ
この体温のような 空気

体がてろてろのゴムのように伸びきって
あくびが地面にのたくる

開け放たれた こころ
ネコがゴロゴロ

この体温の ....
小さな一本のカーネーションをあげたころから

私はずいぶん大きくなりました

おこづかいが増えたり

バイトを始めたりで

年々プレゼントも 豪華になりました


でも 一番嬉し ....
とおい記憶の
ちいさな電車
だいすきな
祖母といっしょに
がたんごとん
たんぼと空
いい空気
おひさまの光
まぶしさに
目をつむる
みっつかぞえて
目をひら ....
北大路京介さんのおすすめリスト(19150)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
昔話- たもつ自由詩13*07-5-14
白夜行- Lucy.M.千 ...自由詩2*07-5-14
whistle(6)- 信天翁自由詩207-5-14
さわやかな- 殿様が得 ...短歌407-5-14
かじかむこころ- 吉岡ペペ ...自由詩407-5-14
まちあわせ- しでん自由詩4*07-5-14
ゆうくれにガラスの世界が手招く- プル式自由詩8*07-5-14
ねえねえ。- もののあ ...自由詩5*07-5-14
もしも、だれかに愛されたなら未来は変わっていたかもしれない- わら自由詩19*07-5-14
思案虞理楽(君のための詩です)- 蔦谷たつ ...自由詩6*07-5-14
【短歌祭参加作品】春を待っていたのです- たにがわ ...短歌507-5-14
trick_motion- アザラシ ...未詩・独白207-5-14
まっすぐな夏- ぽえむ君自由詩9*07-5-14
浮島- 千波 一 ...自由詩13*07-5-14
霧踏み森- R自由詩607-5-14
虹色の少年_- 服部 剛自由詩11*07-5-14
終戦- Tsu-Yo自由詩1307-5-14
ジャングル・ボブ_☆- atsuchan69自由詩5*07-5-14
目覚め- 倉持 雛自由詩607-5-13
笑ってて。- 見崎 光自由詩7*07-5-13
昭和六十二年四月一日- 板谷みき ...自由詩6*07-5-13
蜘蛛の糸- 山中 烏 ...自由詩9*07-5-13
夏を渡る橋- ぽえむ君自由詩10*07-5-13
桜吹雪_- 服部 剛自由詩907-5-13
- 佐藤伊織自由詩4*07-5-13
靡くカーテンと透明な気持ち- 山崎 風 ...自由詩707-5-13
天空〜夢見た後で死にましょう〜- 流希-Яuki ...自由詩107-5-13
てろてろの空気- アハウ自由詩707-5-13
5月_第2日曜日- ななこ自由詩707-5-13
電車- 小川 葉自由詩5*07-5-13

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