魂ヶ崎 


たましいがさきで会いましょう 

希望の岬で会いましょう 


あなたが飲んだ、その泥までも
あなたが裂いた、その腹までも 

すべてを洗い流した場所へ
 ....
毎日が閉じ込められて過ぎて行くので
こんな時は元気のいい男の子にあこがれるものです

彼のポケットに入って
やぶけた穴から外を見てみたい
木登りやブランコ、くさっぱらに寝転がって
空を眺め ....
かえでやかえで
ぼくらが うたう
くるくる まわって
わ になって

あかも きいろも だいだいも
みんな みんな
くるくる ひらり

ぼくらの てのうえ
あかく きいろく ....
光が
満ち溢れるまで
あと
数秒

人々は起き上がり
大きく
伸びをするだろう
ついでにあくびも

昨日の夜
泣いたことなんて
まるで忘れて
国道を南下すると
海がひらける
それは
わかっているつもりだった
潮の香りがしている
目を細めて見つめている

+

波打ち際で
砂をかく
砂をかくと
掘り起こされてしまう
 ....
食事を始めた 
一口目に 
山盛りポテトフライの皿の 
隅っこにのせられた 
パセリを食べる 


噛み切れない小さい葉達が、苦かった。 


今日も世界の
あちらこちらの食卓で ....
春を待つ草花みたいな瞳が
曇りガラス越しの
雨の季節みたく擦れていく
渇いた心を刺激する
はっか飴の匂いも
氷が融け尽くした甘いジュースみたく
紙タバコに薄れて解けてゆく
どうした?
 ....
誰もいない路地裏の街灯の下
空を見上げて呟く
少女 一人
星も月もない夜に
膝を抱えてうずくまり
火照った脈を測りながら

忘れ去られた夢を食べながら
獏は大きくなった
誰も望みもし ....
擦り切れた思い出ならばいくらでも 再生 再生 上書きできない

今はもう 懐かしいとか遠いとか 耳をかすめて 波の音から

一度でも あなたと海へ行ったなら 波の合間に溺れていたなら

白 ....
お隣の女子高生は友達ででも他人だからときどき冷たい


十八の夏を迎えて忘れてゆくよ恋したこととか恋したこととか


いい子だねって言われたらうれしいし子ども扱いするなと言 ....
雑踏のあちこちに
発生する
ポップな電子音

それぞれの手のひらの中
ぽろぽろと
カラフルな想いをつかまえる

まるでゼリービーンズのよう
人工着色料かけた
ねじれた言葉が小窓にな ....
陽のあたらない

暗い道を

ポツン ポツンと

とぼとぼと

ただ一人で

歩いて行った ――。

やがて むこうから 青い快晴のもとに

真っ黄色の向 ....
 なつの朝に
くりかえしくりかえし
泣きながら、うまれる
声と声と声が
遠くの地球
むこうにしろいくも
横ばいに漂う

 わたしたち
くりかえし生まれて
体操して
朝の匂い
 ....
鎖骨の
においが
こぼれ落ちたら、

さかなのゆめに朝がくる



ことば未満の愛を交わして、
ゆっくりとたしかめる
てあしの記憶

水の
においの
シーツを背中に
 ....
粒を
クリックすると、水滴

水滴を
クリックすると、水溜り

水溜りを
クリックすると、海

海を
クリックすると、海にいた魚

魚を
クリックすると、鱗

鱗を
 ....
透き通った青い舞台

夕焼けの彼女は

赤いフリルをはためかせ

沈みながら

踊る


七色の光の粒子は

彼女が踊り子だというシルシ

彼女が自分の身体を

崩しながら

踊り狂うその姿は

まる ....
午後からは雨がやんだ

小鳥のさえずりを聴き
その翼を懐かしく思う

雨上がりの空に架かる
あの虹の向こう側には
僕の両親が住んでいる

会いに行く途中の道で
水たまりで溺れる魚が ....
真夏に向日葵を見た

一面に顔を上げる

ゆらゆら揺れて

太陽はギラギラと

僕は眩しくて

ジリジリしてる

向日葵の呼吸を聞いた

僕は息を止めて
ハチと友達に ....
{画像=080907104708.jpg}


夏休みにはいつも母の実家に帰って、
おばあちゃんのおとぎ話を聞いた。
従兄弟達と一緒に横になって
おきまりの昔話を聞いた。
遠くに盆踊りの ....
雨が降りやまない

世界ってそんなもん


光はたまに射すから美しい


価値に追いかけられて
青い蜘蛛の巣に絡まって
何かの拍子に思い出すこと

忘れた、もうずっと前に

 ....
ホリー、ホリー
見てごらん
空だ、空だよ、月夜だよ

ホリー、ホリー
おいでごらん
風が風だよ、木が泣くよ

ホリー、ホリー
手をつなごう
膝にお座り、空を見よう

ホリー、ホ ....
光が反射して映る景色にまどろんでいる

夜になると顔を出す
ため息にも似た光
そのとき本当のことがこぼれかける

そんな夜は1年に1度
交わしていない約束のように訪れて
はなれたくない ....
砂浜からおーいと呼ぶけれど

友だちはもうみんな遠くへ行ってしまった

かもめかと思っていたら

船だったので

白い帆はどんどん小さくなって

水平線の向こう側へ

目的地が ....
誰がため 戦い忘れた人のため 集う我らは九人の戦鬼
『サイボーグ009』

踏まれても踏まれてもなお逞しく 芽を出し伸びる麦になるんじゃ
『はだしのゲン』

ゴムの様に伸びるカラダとこの野 ....
今日も一日誰とも話さずに終わってしまう
仕事柄何十本もの電話をこなし
お昼には職場の友だちとランチなんかしたけど
それで誰かと話したってことにはならない

パソコンの電源落として
机のまわ ....
笑顔の種を育てる為に

大粒の涙を流すんだ。
なぜ、と
疑問を投げかけていたらきりが無いのですが
それでも脳内に渦巻いているそれらを
抑えておくのもどうも滑稽のような気がして
連絡帳を出すときにそおっと、
母の書いた言葉の後に慣れないボ ....
空を切る

豊かな梢

水色が蒼くて

空が悲しんだ


母のわだち

面影は

追いこす光


空を切る

豊かな梢

水色が蒼くて

空が悲しんだ
白のガーベラには黄のカンパニュラ、グリーンのつぼみに甘いリリオペ・・・・・・

いつもの電車に揺られると、今日はほっとする。
今日は一緒にいるから。とうとう、正式に二人で決めて、その報告への帰り ....
砂を
体中の空いてる
穴に詰めていく
埋め立てた人工の砂浜の
ほつれたぬいぐるみが
さみしそうに息をしている
「あなたのコドモを産むよ」
と笑い
雨上がりの
草いきれで肺一杯にして
 ....
北大路京介さんのおすすめリスト(19150)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
たましいがさき- わら自由詩20*08-8-14
退屈な暮らし- 西日 茜自由詩18*08-8-14
あき- 長谷川智 ...自由詩8*08-8-14
- 風音携帯写真+ ...808-8-14
海のアルバム- 佐野権太自由詩17*08-8-13
パセリ達_- 服部 剛自由詩1708-8-12
元気出せ。- 梓ゆい自由詩408-8-12
調律師と靴紐- 紫音自由詩7*08-8-12
そして、また波音- 衿野果歩短歌208-8-11
ふえてゆくこと- 春日短歌508-8-11
ゼリービーンズ- 渡 ひろ ...自由詩21*08-8-11
旅の途中- 長谷川智 ...自由詩7*08-8-11
なつの朝- 唐草フウ自由詩16*08-8-11
プロミネンス- 千波 一 ...自由詩24*08-8-11
(←写真クリックで拡大)- RT自由詩408-8-10
一時の踊り子- 愛心携帯写真+ ...9*08-8-10
溺れる魚- 皆月 零 ...自由詩21*08-8-9
向日葵- 水口わす ...自由詩208-8-9
狸囃子_/_夏休みの想い出- beebee自由詩1208-8-9
曇天蝶々- 自由詩9*08-8-8
ホリー、ホリー。- プル式自由詩8*08-8-8
- mayaco自由詩208-8-7
友だちと夏- さだあい ...自由詩908-8-7
誰がために詠む?〜漫画・アニメ・特撮で五七五(第3話)- AKINONA短歌608-8-6
働くひと- 恋月 ぴ ...自由詩23*08-8-6
隣ドウシ- 來稚自由詩3*08-8-6
先生、質問があります。- 笹子ゆら自由詩14*08-8-6
空が悲しんだ- 吉岡ペペ ...自由詩808-8-5
ショートショート/水のなかのガラスのように- いすず散文(批評 ...2*08-8-5
水のための夜- モリマサ ...自由詩3708-8-5

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