宵夢の {ルビ幾年千代=いくとせちよ}の 花見酒
     酒に浮かびし 月はかぐやか


宵は酔い 遠見の富士の 静かなる
      月に浮かびし 薄桃色の


寒空に あ ....
極彩色の数珠の{ルビ許=もと}

魍魎たちは

虚無に{ルビ抱=いだ}かれ静かにねむる


混濁した闇のカオスは

連なる数珠の結界を

破ることなくおし黙る

救われたくは ....
潮風と過ぎ来し時を背に流すさだめのごとき蒼を開いて

旅立ちの日には必ず響いてた警笛がいまつまさきで鳴る

桟橋に残したサヨナラ遠ざかる振っていた手で面舵一杯

羅針盤果て ....
春だから
春だから ふと風に乗せて
あなたへと想いを運んでみたくなるのです
ここから少し遠くの街で
きっと勉学に励んでいるあなたに
想いを届けたくなるのです

春だから
春だから  ....
白く鮮やかに咲きほこる、
一本のモクレンの木の孤独を、わたしは、
知ろうとしたことがあるだろうか。
たとえば、塞がれた左耳のなかを、
夥しいいのちが通り抜ける、
鎮まりゆく潜在の原野が、かた ....
空につるされた
大きなはねがまわる
からおとたてる
かいてんが どこか
はげ落ちたがいへきのさびしさ
人の形をしたうすいかげが
つめの先にあつまる
ことばを探している
おびえてかくれた ....
いまここに
来たるべき夜の紺青は
誰しもの
奥深くに眠る
逃れられない
悲哀の色をして


春はいつのときも
悲しみ覚えたかたちを
おぼろに映すから
すこし涙もろくなる

さ ....
  


不在に打ち震えとんのや
誰もかれもが
ひとりや


コップ、まだ洗い終わってへんねんって、
やめろって、水かけんぞ、ボケ


AIWAのCDデッキに
ジャック・ジョ ....
かしましい

と、鼻で笑うか。
構ったことじゃない。

一羽の兎が駆けるのよ。
雪肌の兎が跳ねるのよ。

 あちらからこちらへ。
 こちらからあちらへ。

草原を鳴らせ。
きゃ ....
ただ ゆるりゆるりと流れる中で
時計の針しか停められなかった僕の手が
次に停めたのは
貴方の積み木を積む事と
紙飛行機を飛ばす事でした

僕の部屋は床が見えないくらいにそれらがありますが
 ....
 ひりひりとした皮膚の隙間から
 言葉や感情が飛び出していく
 熱を帯びた体はなすすべもなく
 意識の遠のきかけた瞬間にまた
 大事にしていた言葉一欠 飛んでいった
 
 空に溶けていった ....
午前二時留守番電話のメッセージ「経済的に苦しいです」と

バイトにも友にでさえも言えなくて「私、大学辞めました」って

大学を辞めて気持ちが楽になりバイトの時間まで横になる

好きだった授 ....
まるで
音があるような



春の歌
たかいとてもたかいところで
鐘が鳴って
響いてふるえ
始まったんだろ
どんどん共鳴して
音があたるから
どんな形かわかって
反響して
わかってきて
まだ目もひらいてないけど
柔らか ....
不毛だな、と思う。

普通より深い関係にいるのに、普通より上に行くことはなく。

嫉妬する感情を抑えつけて、行き場のない焦燥感は飲み込んで募る。

憂い恋心はカタチにならず、泥のように ....
新緑の歩調に
風のブーケが踊る
朝が来たのなら
花通りの空の
あたらしい風で顔を洗おう

うららかな候は
群青の筆をとり
太陽を描き始めた花の街へ
きみは、ハイカラに萌えて
モダン ....
 砂時計という名の{ルビ幽閉=ゆうへい}を描くべき色彩に迷い、
 指先ひとつで幾度も幾度も
 流れをもてあそんで
 みる

 (ここは、アトリエ・スロウ
 (時の許しに並ぶ場所

 ....
   やさしさもみんな抜け落ちて
   そいつはセーヌの流れに消えた





キリストマリアを引っかいて
破れた爪で十字を切った

 ....
じゃがいも
ゆでたいな
じゃがいもに
バターたっぷりつけてたべたいな
かわがついたまま
たべたいな
じゃがいも
たべたいな
じゃがいも
だいすき

あした
やおやさんにいって
 ....
三月も残り僅かとなり
ほころびかけていた桜の花も
一輪また一輪と開き始めてきました
桜の花が満開となり
その花が散り始めると
思いだす事があります


由美子姉さんとは実家も近所で ....
人は己の踏み締めた足跡に人生を見る
しかし踏み潰したものを見ることはない
見つめれば脚を踏み出せず
歩を進めれば踏み潰さざるを得ない
人が脚を持ちそれがまた
踏みにじる罪深さから逃れられない ....
どこかで聴いたことのある歌
その旋律が 流れてくる
思い出せない
歌の名前
思い出せない
記憶の糸が絡まっている
それでも
どこかで聴いたことがある
それは確かなのだが

思い出せ ....
だまし続けて欲しかった、というのはバーブ佐竹の「女心の唄」(作詩:山北由希夫 作曲:吉田矢健治 )の一節だけれども現代詩フォーラムの参加者の中でこんな歌を知ってる奴のほうが少ないことはいかな世情に疎い ....  冬の空は乾いている。遠くで鳥の鳴き声がしている。車のデジタル時計を見る。空腹で気持ちがわるく、くらみを覚える。午前9時。いや10時だったろうか。もう時間など意味はないかもしれない。昨夜、車の周りにい .... 愛するって
そのひとの瞳を見つめること

瞳に浮かぶ空は
果てもなく
 
愛するって
そのひとの唇にふれること

渇いた唇を潤すために
言葉が生まれ

愛するって
そのひとの ....
{引用=deep-freeze
[動](他)
2 無期限延期[保留]する. }

小さな六畳間に溜め込んだ過去の残骸を
捨てる算段が立たない臆病者ごと
きゅっと纏めて窓から捨てる
海 ....
このいっしゅん、いっしゅんが、

かけがえのないものだってことは 
知っている




ぼくたちが、離ればなれに
別れていくことは 
知っている



何気なく過ぎて ....
「僕」は僕を数える
 時間は似合わないから
 僕は時間を着ていない
 僕を着る時は僕を数えないと
 ボタンの数を間違えてしまう

 さらに僕を数える時には
 少しずつ数えないと
「君」 ....
小鳥はもう飛ばないんだ もう死んでしまったんだ
生き返らせてときみが泣くから
小鳥の背をナイフでなぞった
流れる赤い血を見てふたりはせつなくなれたから
青空の下 海へ向かってる

肺が放出 ....
氷の魔法

金と銀に揺れる 鈴鈴なりが
氷の上に 魔法をかける

虹色の氷の上を
くるくる回る 優雅な
妖精のオルゴール

歓声をあび キラキラ光る

氷の上の 女王

黒真珠の煌めきが
スポットラ ....
北大路京介さんのおすすめリスト(19150)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
春夜奏- プル式短歌8*07-3-28
亡者の夢(一枚のシュールな絵から)- 渡 ひろ ...自由詩4*07-3-27
出航- Rin K短歌22*07-3-27
春だから- はるこ自由詩5*07-3-27
三月の手紙__デッサン- 前田ふむ ...自由詩32*07-3-27
スラッシュトレード- 及川三貴自由詩13*07-3-27
夜光- LEO自由詩36*07-3-27
コパ・カバーナに連れてって- はらだま ...自由詩11*07-3-27
*かしまし兎*- ちと自由詩8*07-3-27
午前3時07分- 紫苑自由詩7*07-3-27
蒸発- 茉莉香自由詩6*07-3-27
大学中退- 壺内モモ ...短歌6*07-3-27
創書日和「歌」__春の歌- 逢坂桜携帯写真+ ...8*07-3-27
空気見てるみたいに音の中に- 水町綜助自由詩16*07-3-27
私はまだ子供だから- 梔子未詩・独白107-3-27
印象派- たね。自由詩9*07-3-27
アトリエ・スロウ- 千波 一 ...自由詩18*07-3-27
消えろ- 水在らあ ...自由詩3207-3-27
じゃがいも- 壺内モモ ...自由詩8*07-3-27
さ_く_ら- 川口 掌自由詩18*07-3-26
駆け巡る悲しみの果てに- アマル・ ...自由詩11*07-3-26
無名の歌- 岡部淳太 ...自由詩13*07-3-26
どうせ私をだますなら- 山田せば ...散文(批評 ...8*07-3-26
砂漠となる- 光冨郁也自由詩1207-3-26
愛するって- 乱太郎未詩・独白11*07-3-26
deep-freeze- 士狼(銀)自由詩13*07-3-26
情景- わら自由詩17*07-3-26
ミッケ- ねろ未詩・独白3+*07-3-26
海を見る。- 新谷みふ ...自由詩11*07-3-26
氷の魔法- 鈴鈴自由詩4*07-3-26

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