流れ星のいけず やくたたず

声、届かないよ
こころ?
うん、よけい届かない


精密機械のおもちゃが悲鳴のまねをしてる
手の平サイズのさびしさは
空気と、からみあうラインへ
 ....
チョコレートを
指でつまんで食べていたら
親指と 人差し指の間で
ジュゥ―――――ッと
融けていった

ああ、私は
生きているんだなあ
なまぬるい指先を舐めながら

この体温で
 ....
豆腐
    生揚げ
      雁擬き

大きな荷台に大きな木箱
プーーポーー
のんきな音してバイクが来たよ
カブのエンジンとろとろと
とろとろ走る路地裏を
トーフーのラッ ....
日々の繰り返しが
時を止め
時間だけが過ぎてゆく
月曜から金曜は
他人の空間の中に
特別な意識もなく
身を沈めている

小さな場所の中で
自分だけの時が
ほんのわずかだけ動き始める ....
歩きつかれて座ったベンチ

ふたり夜空を見上げて 流れ星探したんだ

吹き付ける風は少し冷たいけども

背中越しのキミが温っかい

こうして色んなものわけあってきたよね

一本だけ ....
口から零れる本音と建前
あまりに多くて混ぜこぜで
戸惑い顔を見つめたときに
初めて気がつく本当の意味
ほんのり染まる静かな心

独りになりたくないからと
悲しい瞳で私を見ても
私も同じ ....
ドロシー、カサブランカ、
喪中の君が
家の塀で遊んでいる
数台の引越しの車が側を通り
今日もどこかで引越しがあるのだ
と何となく感じる

言葉はまだ書けないから
でも言葉はもう口に出来 ....
『キッ・キッ・キーッ』

『ケンチャン、ごきげんネ』

『キァッ・キャァッ』

『今日は、なにして遊んだの』

『アブーッ・アッ・アァーッ』

『フーン、ママとターニイチャンと ....
「咲かない花もあるんじゃないの?」


咲く時期が遅れた花のつぼみをみて

花のつぼみは俯いてる
まるで落ち込むように落ち込んでいるのか

仲間たちは堂々と高らかに咲き零れ ....
星が生まれる場所を探すのだといって
青白い廃墟に続く石畳をただひたすらに歩く男
腕時計は
旅の最初に外して地面に捨てたのだそうだ

夜空は既に
公転することを止めた無数の星
見知らぬ星座 ....
  まだ"野ばらの蔓"通りがレンガ敷きでなく
  拝石教徒が万象夢想論者より幅を利かせていた
  そんなとても古い時代のお話


緑の丘のてっぺんの
ねじねじばなの塔の ....
部屋の隅で金を拾い
北海道にスキーにゆく
大きな河の中で溺れるのは
明日の昼過ぎだろう

隣の猫の眼にも百年前の
魚が泳いでいるのが見える

俺の顔も猫になって
阿武隈川の清流で溺れ ....
すれ違ったきりの 長針と短針

もう重なり合うことは 永久に無い

むしろ ベクトルを真逆に向けた



逃げるように 目をそらせば

何も言わずに ただ去り行く

 ....
さぁ、起きて

光の中へ出ておいで

怖がらずに眸を開けてみよう

きっと素晴らしい朝が迎えてくれるから


“オハヨウ”


僕は夜明けを待っていた

キミが目覚める前か ....
音を立てて 虹は崩れる
思い描いた理想が
心の弱さで 淡く消える
十字架は、貴方には背負えなかった

いつかの嘘は晒され
最後まで 隠せたなら、あるいは?
しかし背負えなかった十字架は
 ....
長い夜の
ゆめとうつつの狭間で
わたしたちは
何度もたしかめあって
疲れはてて
耳元で
あなたの鼓動を聴いて
おなじ速さで脈打つ

長い夜だから
そんな時間がふえて
すこし持 ....
秋の胡蝶の薄い羽は 
微かな風にうち震え 
先細る命に慄く 

あえかな花の行く末は 
胸騒ぎがするから 
花占いの刑に処す

 命あるものの極みは地に堕ちて 
  蠢くものの餌食と ....
いのちを
てのひらのように合わせる
欠けたまま
あることの
ひとつの償いであるかのように
頭上の硬い岩は
いつでも欠けたままで
(満ちることなど
たまにしかない)
私たちの不安定な歩 ....
 ほろほろほろほろ酔い気分
 晴れ間ものぞいて
 冬の余興
 知らないうちに悪魔になっても
 俺は俺の道を歩くだけ
 若くないから
 選択肢も狭いんだ
 今日も機嫌よく
 ほろ酔い気分 ....
12時

「もうなにもかもやめる」といいながら
見た事の無い男がキッチンに立っていて
重力の関係かすこしだけ勃起していた
わたしはリビングでまるくなって泣きながら
声でいろいろな嘘 ....
だばだばし、ぐうたらし
ただたばくぁえてだばだばしたばし
あさがみえてばねころびぐうたら
しばれてみたればおはこさまっくら
だぶしぇえてかだしぇえて
きたばれさまくてかまくらほるさて
たま ....
それから(あ…

涙のさめる速度で
失ってゆく
かつての海原へ
予感する視線がまっすぐ立ち
地軸のかたむきをなぞる
そっと
(夢を瞳の奥に燃やしている核心
のぼっていった少しばかりの ....
死蛾導の暁空
黒い無類喋は散策し
六尺の刀ぐるぐる旋る

砂滑な傾斜
荒々しい枯れ草
裸足で赫い生命懺悔を残すも
背中を突く刺風
自我の導怨より
様々な光影の行方を
受けな ....
終わりにしよう   あなたは言う
その瞬間      私の時は止まる

君に会えて良かった あなたは云う
去年交わした約束は 木の葉のように散り

私とあなたは別々の道を歩む

一人で ....
ジャスタ・モーメン
おまえのそれは珈琲なんかじゃない
幾分糖分多目カフェオーレ

カフェ・オ・レだって?何様だ
フェイクヨーロピァン・イン・短足エドウィン
タチの悪いパロディだ

アス ....
全くあなたの人脈の広さには感服いたしますよ。

この前はなんでしたっけ。超スーパーヒーローさんでしたっけ。

その方と飲んでてついつい朝帰りしてしまったんでしたよね。

どんな話題で盛り上 ....
ピンと張った和音は
見事にハーモナイズされて
青空に溶けていく
その時 私は
風よりも風
雲と一緒に
どこまで流れていこう
体にへばりついているんだ
まるでゲルのように
まるで泥のように
まるで怨念のように
まるで肉のように
水深何十メートルの所にいるような
そんな感覚だ
物凄いGなんだ!
俺にGが!
G ....
風が冷たいわ 冬がきたのね
ねぇ 寄り添っていい?

手がかじかむの 真っ赤になって
だから 手を繋いでいい?

吐く息が白いわ 体が冷えちゃう
ほら 早く抱きしめて?


なんで ....
夕陽オレンジがとても綺麗だ

あなたもそう感じたのなら
わたしの手は握らなくていい
舌を出しながら遊んでればいい
まわる毒がまわったら倒れたらいい


これはきっと夕方のはざま

 ....
北大路京介さんのおすすめリスト(19150)
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