ご機嫌斜めの横隔膜と 瞼の重そうな君を横に
見上げる夜空は格別で でも素直になれなくて
まだ ちゃんと 見つめられないでいる

幸せになる方法 愛の確かめ方
平和への方程式 煩悩の消しかた
 ....
勢いに任せて 何となく今日まで生きてみたよ
違うよ 生かされているんだ ああ言えば こう言う
もうどっちだっていいよ どっちかなんて 決めたくないよ

何とかなるだろって 切羽詰まって
結果 ....
(おしえて
 
そっとめをとじるだけでは
 くらやみのうまれるまえになってしまうから

 もうすこし おかおのみえるばしょで
 やさしく すいこんでほしい

 こどもだとおもっても
 ....
眠れない朝にあなたを思う


夜を通り抜けて
窓越しに出逢うあさやけは
そこはかとなくかなしい


あなたを抱きしめるだけの日々に
空で時を知ろうとしなかったから
この ....
「暑いよぅ」

…だから
お家に入りなさいってば
その重さは
平等ではなかった
がしかし、
下に位置しようと
劣と評されようと
充分に重く、
尊ぶべきものだった
水色に光るビルの群れを抜けると
松茸を抱へた妖精が待つてゐた
勿体ない喰ひ方をしやがつて

暑い陽に溶け出した妖精は
溝(どぶ)に落ちて汚水に混ざる
おれは秋刀魚が喰ひたくなつた
その日の夏が始まる
トンボが空をすいすいと
気持ちよさ気に飛んでいる
空は泳げることを
初めて知った
昨日も見たというのに

その日の夏が折り返す
繁る木々の葉がさわさわと
軽いリズ ....
今日と明日の夜の谷間に
微かだが
感じるあなたのため息
ソプラノ歌手よりも
こころに染みる
透き通ったそのひとの言葉
最上の音楽に聞こえる

胸のふくらみがさらに大きくなり
木管の寂 ....
髪を 切った 襟足の ひみつ から

娘たちは 飛んで ゆくと いう

純朴な 神話が 解かれて いる

風祭を 孕んだ {ルビ帆用飛行艇=はんようひこうてい}の 陶酔は

 ....
紺で色付けをした風鈴
かわいいふくろうなの

丸いおめめの
かわいいおみみの
かわいい羽毛の
ちいさなつばさの

ちいさな WIND−BELL

あなたが買ってくれた
夏の風物詩 ....
夏も冬も春も秋も
もうまるで遠くへ逃げた

ぼくの残した熱 で
きみなどぜんぶ融けてしまえ
べれいれん…だなんて
あのひとが新聞に目を落としたまま
ひとりごとを言ったような

ヴァンヘイレンがどうしたのだなんて
おまぬけな返事をしてしまった
わたし

べ平連
ベトナムに平和 ....
殺したいのは、おまえだ

焼き殺したいのは、この心臓自身だ


かきむしる感情を
表すことばなどないことは知っている


生まれてこなければよかったと
何度、思ったことか 

 ....
たくさんの
言葉を交わしたはずなのに

覚えているのは
「さよなら」
の四文字だけ

もう
顔も思い出せない
その仕草も

でも
まだ
あなたが好きです
さよなら 
と言ったはずなのに
あなたは笑って許してくれた


ピンクの薔薇の花束と
なくしてしまった
パールのピアス


差しだすあなたの優しさが
ナイフのように
わたしを貫 ....
例えば

この世界から私が消えたら

彼方は探してくれますか?

例えば

私が死んだら
 
彼方は泣いてくれますか?

彼方は

私の存在を...

 ....
夏は涙を流してくれない


瑞々しい草木の
しなやかな手に雫を落とす


食卓のある窓の
鈍色ガラスに雫を垂れる

自分たちの体温に気づいた時
季節は泣いてくれる


 ....
あおいそらと
しろいくもと
とうめいなひかりが
わたしのあたまの
はるかうえで
たのしそうに
おどっていた


すん、と
せすじをのばしていない
そらとくもとひかりは
ほんとうに
たのしそうで
 ....
始まりの雨は容赦無い美しさで
僕の意識をもぎ取って言った
これで悲しくなどないだろう
そうして溺れてしまいそうな涙を
拭うことなく包み込んで
泣き声すら包み込んで
暗い夜に薄鼠色の夜明けを ....
十代の頃に戻りたい
クリスマスの光が心の大通りに灯っている
君を連れて行けなかった痛み
この曲が6年前に出ていたら
暗闇に瞳を浸し俯く
翼は飾り物のように開かない
励ましてくれるんだね
 ....
ひなはとうとう
自分が足をあげると
道路にはりついてる黒いかたちも
足をあげることに気づきました

ひなの世界にはまだ
「カゲ」という概念がないので
それは楽しい発見らしく
何度も足をあげて試してま ....
シャーペンの最後にいつも残る

出てこなくなった7ミリメートルは

言えそうで言えなかった言葉

書けなかった最後の言葉




捨てられずに残していたら

いつ ....
僕は待っている 君を待っている
それだけがすべて それだけが真実

僕は考えている 君を考えている
愛しさの気持ち 苦しさの気持ち

僕は患っている 君を患っている
不完全な人 ....
 
日差し受け光を弾く水面から
顔出す幼子笑顔眩しく


硝子玉割れても
それは美しく
我を子供に戻した真昼


宝石も金も及ばぬきらきらの光の雫
君の頬へと


星降りの ....
陰樹の茂りに
やさしい 幻を見せて
吸われた強いタバコ

陰でささやかれる 会話
もうろうと 煙り
奥の端の席に 織るべき 夢

この店は 沼の匂いがする
湿りの温もり
肌にしたた ....
寒風が追いやって
落下する陽は

屋上から見える
十字架の影に

もえている もえているのだ

あの方角に
確かにいた
小さくて熱っぽい
手が 

いま またしても

握 ....
日々の暮らしに疲れた頃に
僕は君に夢を語り出す
グラスに映る君に向かって
「気付いてしまったのさ」なんて呟く
エメラルドの光は悲しみにとけて
大事な言葉と共に消えていく
Where had ....
なんか嫌な予感がして
目を覚ました。

ら、オッサンが枕元に正座しており。
めんどくさいけど突っ込んだら神様だって言う。

これ水木しげるの世界きたよ。
貧乏神か貧乏神だなと問い詰め ....
真新しいブラウスの
短い袖がまぶしいね
軽やかにステップ踏んで
夏の扉に飛び込もう

光の娘たちが踊る夏の道で
いつも空を見上げていたね
湧き立つ雲の{ルビ眩=まばゆ}さに心魅かれて
 ....
北大路京介さんのおすすめリスト(19150)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
はてな- 蒼穹自由詩5*07-8-5
優しい言葉- 蒼穹自由詩7*07-8-5
夜中- 唐草フウ未詩・独白8*07-8-5
眠れない朝に_- Rin K自由詩39*07-8-5
「暑いよぅ」- 風音携帯写真+ ...7*07-8-4
つぶやき- FUBAR未詩・独白7*07-8-4
妖精- 蘆琴自由詩2+07-8-3
昨日も見たというのに- ぽえむ君自由詩16*07-8-3
秒針- 乱太郎自由詩12*07-8-3
ライトニン- モーヌ。自由詩22*07-8-3
WIND-BELL- いすず自由詩2*07-8-3
さよなら- 自由詩207-8-3
ラブアンドピース- 恋月 ぴ ...自由詩22*07-8-2
さけべども- わら自由詩7*07-8-2
さよなら- 風音携帯写真+ ...5*07-8-2
別れのティアドロップ- 渡 ひろ ...自由詩8*07-8-2
- 薔浹自由詩207-8-2
夏は泣かない- 悠詩自由詩24*07-8-2
ダンス- 小原あき携帯写真+ ...15*07-8-2
虹色町の入り口辺り- プル式自由詩3*07-8-2
歌って- 円谷一自由詩2*07-8-2
カゲとひなちゃん- a/t携帯写真+ ...1107-8-2
7ミリメートル分の言葉- むむ自由詩1107-8-1
My_Little_Forever- 南ススム自由詩1*07-8-1
きらきら- 秋桜短歌2*07-8-1
女の店- アハウ自由詩607-8-1
友人現象- naho自由詩607-8-1
Where_Had_I_Gone?- 南ススム自由詩3*07-8-1
神様が来た!- 菊池ナン ...自由詩1507-8-1
夏の瞳- 未有花自由詩12*07-8-1

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