ひかりが刺す
季節を切り取って
差し出す
ひかりがさす
まぶしいから
細めて
睫に燐光がいくつか

引っかき傷もいくつか
ついて

それできみの輪郭がようやくはっきりした

 ....
しろ と ちゃいろ
 
たまご が ふたつ
 
ぼく は まよわず
 
しろ を えらんだ
 
とん とん とん
 
わったら からっぽ
 
そこに いのち は なかった
  ....
「正直、正義ってなんなのよ」

クラスメイトの悪戯描きの中の
正義のヒーローがそんなことを言っていた

ちょっぴり悲しくなったから
「わからないなら辞書で調べてみたら?」
って
小さく ....
東京に来て八ヵ月が終わろうとしてる。
その実感が少しづつ沸いてきて、博多に帰る。
未来は確実に迫っている。
東京を総括する。なんて大げさなモンじゃあないが、いつも、九州代表の気分だったから、東京 ....
一度も神様は
教えてくれなかった

極楽浄土に行けるように
頑張っている人
キリスト教の礼拝は
たったの一度も
欠かしたことのない人

願っても願っても願っても

お墓の中で骨は ....
つい最近まで
小さくうなだれていたのに
海の地平線までしっかりと
見つめるようになった君の瞳

明日かもしれない切なさを
胸の奥で感じながらも
瞳の眩しさは
陽を浴びて光り輝く海原のよ ....
僕の大好きな貴女は
「もう泣くのは嫌なの金輪際」
という気の強そうな発言を
電話の向こうで言う
でも
目にごみが入ったら涙が出るだろうよ
悲しい映画を見ると泣き出すのはいつものことだし
 ....
金魚、金魚
あか き くろ しろ
口呼吸 池の中

金魚、金魚
ぱしゃ ぱしゃ 葉の下
ひれの翳り 波紋ひとつ

金魚、金魚
はなびらのお船 浮かんでる
口に含んで 吐き出した
 ....
ねえ、泣かないで


君が泣くと

僕まで泣きたくなる
切なくなる
悲しくなるんだ



君の泣き顔も
どんな顔だって
大好きだよ


けど、それ以上に

僕は君の ....
コンビニのレジの後ろに 
「 迷子です 」 
と貼り紙のついた 
こどもの靴が置かれてた 

つまさきをそろえた 
寂しげな迷子の靴 
なぜかぼくの足にぴったりに思え 
後ろ髪を引かれ ....
木々のはざまに見える鉄から
遠のくことのない冬の星から
ひとりはひとりを指さしながら
凍るように降りてくる


潮騒に似た
生きものの音があり
坂の途中にかがやき
のぼる ....
今以上の暮らし 恵まれた才能
何で こんなにも無い物ねだりなんだろう
絶対的に埋まらない 心の隙間が僕に語りかける

きっと みんな どこかで救いを求めている
まるで 当てはまらないパズルを ....
ぼくのかばんは空の色と同じだ
青いような白いような
どっちにしても気持ちいい
空より入らないけど
たくさん入れることができる
テキストとノートや筆箱を
ぎゅうぎゅうしながら押し込めて
背 ....
狂い始めた思考を
自動制御できない


視界に映る全ては
モノクロームの日常


気違えた私が
何かしでかす前に


あの朝の幸福な
記憶の檻に閉じ込めて
窓を 開けると
素敵な 朝の風
優しき 風が 頬にキス

目を閉じると
雨音が
やさしく響く
朝の音色

慌ただしい朝の
優しき 音色
穏やかさの優しき
雨と風のシンホニー

耳を傾け
こころ静かに
 ....
   子供じゃないから帰らない
   (まるで子供のようだ)

 室内だから

     ちなみにいつまでマスクをし(以下雑音で聞き取れず)

たしま経を折曲余紆   なかなかの
紆余 ....
はなさか爺さんのこぶは悪性の腫瘍だ。
だから{ルビ喫緊=きっきん}に手術を要した。
けれど、爺さんは聞く耳を持たない。
聞く耳を持たないから、耳をナイフで切り取った。
赤いものがきれいに飛んだ ....
シマウマの
背中のたてがみは
かっこいいね
乾いた大地で
凛とした立ち姿
整然と並ぶ縞模様は
ガゼルたちの土煙にも
動じない強さ
地平線の奥に
夕日
道路沿いに
閉園後の動物園で ....
あなたの唇と
わたしの唇は
近づけば引かれ合い
重なり合います

だからわたしたちの引力は
この地球よりも強いのです

月の引力で
潮の満ち引きが起こるように
あなたに近づくと
 ....
屋上にいると からだはんぶんずつ消えていきそう ゆうしてっせんが空をてっぺんから
だめにする、僕のあしもとのおもみがなくなり、飛んでいく鳥の骨を抜きとってしまった、
「ひる」口にできない。つた ....
木がいさぎよく裂けてゆく。
節目をまばらに散りばめている、
湿り気を帯びた裂け目たち――みずの匂いを吐いて。

晴れわたる空に茶色をばら撒いて、
森は、仄かな冷気をひろげる、静寂の眩暈に佇む ....
太陽は旅人に微笑んだ
旅人は異国の地の砂を一掬い
病院で眠っている少女の枕もとに置いた

サラリーマンは缶コーヒーを片手に地面を見る
いつの時代だって影は黒い
グループから追われた女子高生 ....
よく知っているようで知らない異性とふたりでデートした。
その時分かった恋人の論理。

恋人というのは、自分の世界に足を入れてもいいひとのことである。
そして同時に、相手の世界にも入りたいと ....
光りの差し込まない部屋の中で
蛍光灯の下 白いノート
灰色の罫線の上に
はにかむ口元を今日も書き取る
鉛筆で書かれたそれは
何度も繰り返す
さようなら

午後の堤防の上で
潮風によろ ....
小さな鳩の影
追い掛ける子供
白い世界
切り抜かれた家族
飛び立つ

止まる
時間
さくらの便りが届く頃にいつも思う

4月が新年度だからか
裸ん坊だった樹々が
色を着飾っていく時期に呼応するように
春は変化のとき、旅立ちや新しい出会いが

その大事な一歩を踏み出す為に ....
きづきたなかった。

こんなにひかれてたやなんて

きづきたなかった。

しらんうちに

めが

あんたをおってる。

ちかづいたり

やさしくされると

かおまっ ....
桜の開花を待つことなく
君たちはゆく

若さとは強さであり
同時に弱さでもある

だけど安心しなさい

私が信じる君たちは
無限の可能性を持っている


桜の開花を待たずに ....
やさしくなれないのは ちょっとだけ

オーバーしてしまったから





あかいひよこと あおいひよこは

気持ちの 端っこと 端っこを ひっぱりあいっこ

倒れない旗は 少し ....
いつも電車の中から眺めていた
いちめんの菜の花畑
あこがれは日々つのって
あの黄色に身をうずめたい
私の何かが変わる予感がするから

電車は目的地まで
定めのままに運んでくれる
 ....
北大路京介さんのおすすめリスト(19150)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
空港の横- 水町綜助自由詩12*07-3-18
つぅーえっぐず- 倉持 雛自由詩5*07-3-18
正義のヒーロー- 緋月 衣 ...自由詩2*07-3-18
東京_八ヵ月- soft_machine散文(批評 ...21*07-3-18
生きていくこと終わること- 五十川由 ...自由詩9*07-3-18
君の瞳- 乱太郎未詩・独白10*07-3-18
オニオンスープ- Six未詩・独白1207-3-18
金魚、金魚- ミゼット自由詩5*07-3-18
笑顔も涙も- 蓮未自由詩4*07-3-18
「_迷子の靴_」_- 服部 剛自由詩13*07-3-18
ひとつ_ゆれる- 木立 悟自由詩807-3-18
答えのために- 蒼穹自由詩4*07-3-18
空色のかばん- ぽえむ君自由詩11*07-3-18
記憶の檻- 衿野果歩自由詩307-3-18
優しきメロディ- 鈴鈴自由詩5*07-3-18
断片ノート- 鳥獲自由詩4*07-3-18
ルーレラ- ひろっち自由詩5*07-3-18
サバンナ- 夕凪ここ ...自由詩707-3-18
引力- 三条麗菜自由詩15*07-3-17
低空飛行- つめきり自由詩17*07-3-17
森の心象___デッサン- 前田ふむ ...自由詩25*07-3-17
太陽の微笑み- 五十川由 ...自由詩9*07-3-17
恋がしたい、と思う- はるこ散文(批評 ...5*07-3-17
悲嘆- 及川三貴自由詩13*07-3-17
太陽とルービックキューブ- プル式自由詩7*07-3-17
*青白い街灯の下*- かおる自由詩14*07-3-17
す。きだよぉ。- 愛心自由詩7*07-3-17
卒業する子供たちへ- ベンジャ ...自由詩10*07-3-17
- まりも自由詩4*07-3-17
菜の花畑- 九谷夏紀自由詩907-3-17

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