ぱいぷセンセイ
さようなら
センセイがふかしてた
けむりのわっか
ぼくだいすきだったよ

わっかの
まんなかをくぐりぬけて
ねむい朝も
けんかした午後も
ふられた夕がたも
ぼくは ....
あなたが空けた

あたしの穴


もうないよ
ふさがっちゃったよ

あなたが買ってくれるって
言ってたのに
買ってくれなかったから
あなたがくれたの以外
したくなかったから
 ....
その人が生み出す詩は
言葉が前倣へをして
心地の良い感覚を保って
キチン、と整列をしているのだ

私の言葉たちよ
少し、見習ってはくれまいか。
手を繋いで

親指冷たいって言ったら

袖の中に入れてくれて


酒足りねぇって

コンビニ行ったよね





寒かったね
ラブ&ピーーーーース
爪先のうた あぁ、いちごの時計は止まる
逆走疾走喪失酩酊
カラフルな映像いっぱいの見えるモノって一体?

北斗七星でも探す
ちっさいちっさい、あのちっさい星は残念なが ....
嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼
嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼

私は叫ぶ
鼓膜
破れ

程に

嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼
嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼

喚く
叫ぶ
声が
嗄れ

程に

 ....
開けたてのコーヒー

はさみを入れたての袋に鼻を近づける

胸いっぱいに吸い込むと肺が心地いい香りに満たされた

いつもより少しだけ多めにフィルターに粉をそそぐ

いつもより少しだけ熱 ....
さらさらと零れていったわ
貴方
あんなに細かくちゃ
骨も拾えない


きっと
暖かな夢を見ていたのでしょうと

自分を甘やかす
凍えて死んだ
少女が擦った
マッチ棒の先
夢 ....
好きと言えたらいい

人も、自分も、現実もみんな

息を吸うように

息を吐くように

好きと


理想論ばかり捏ねても

この世界はきっと

誰も愛してはくれないだろう ....
なんということ
こんなにもきれいな
瞳をしているのに


のに


祖母は私の瞼に触れて
また少しちいさく
かすれてゆくかのように
そう言ったんだ
薄い皮膚で感じた
あなたの ....
愛してる

 愛してる



   あいしてる




陳家な言葉だと、笑わないで
そんな事、誰にだって言えると
逃げてしまわないで


あなたならわかるかもしれない
 ....
身長、体重、性格、なにもかも違う人間ではあるけれど



人間が好きな人間でいたいね



文化、歴史、背景、なかなか分かり合えない人間ではあるけれど



人間が好き ....
思い出のなきがらを
脳髄からひっぱり出したくて
頭を掻き毟っても、
何度も剥がしたかさぶたが
消えない痕になるように

コピーされて
劣化しても
残っていく

濡れた睫毛は乾かない ....
自分の名前を
忘れてしまいそうになる
遠いとおい旅路なのです
だけれども
決して忘れない
名前もあるのです

あの月と星をいただく塔の上で
そらに吸い込まれる
ただひとつの呼び名のよ ....
紙ヒコーキの飛距離はそんな大したものじゃないから
紙ロケットをつくった
そんなに難しいものじゃない
簡単につくれるもの
だって紙だから
ロケットは宇宙へと飛んでゆく
宇宙旅行ができるん ....
おはよう
明日の光を浴びる観覧車
地軸の傾きに反応したゴンドラが
少うしだけゆがんで

カラ、
ラ、
カラリ

まわりはじめると
冷たい大気に
隠されていた痛みが染み込んでゆく
 ....
傷心波止場に波がたつ

ひかり朝焼け
夕暮れの共通項は
愛のようで

優しい人を愛しました

白くて汚れや鬱屈の頬を
撫でられながら
平伏を更にもとめます

世界の王に ....
山に囲まれた盆地で、水を集めて田を耕す友人は、
帰り際に、果物をくれた。


中学時代、いやもっと幼いころ。小学校に通う頃か。
唯一の国道113号線が、地吹雪で渋滞を起こした。

雪 ....
何の明かりから順番に消していけば
少しのためらいもなく、眠れるのだろう
どんなに光の射す部屋に迷い込んでも
最後の明かりを消すのはあたしだ


肌寒いこたつの中で眼を閉じても
 ....
風が公園で遊んでいる
ブランコに乗っている
砂場で小さな山を作っている
広場でおにごっこをしている

風が公園で笑っている
ジャングルジムを伝わっている
ベンチの後ろに隠れている
ボー ....
音もなく降る雨を
ぼんやりと眺める

眼鏡が塗れて
視界が薄れていく

咥え煙草
白い息と煙
止め処なく
途切れなく

溜息と自嘲
そして後悔

顔をしかめながら
通り過 ....
押し寄せる波が私を連れ去ろうとする
どこか遠くの私の知らない世界へ

もう終わりだと知っていた
これ以上続かないとわかっていた
だからこそ
信じたくなかった

この波の音が聴こえるこの ....
君の口から吐かれる息は
さぞ幸せだろう

美しき
粘った
結晶の
綿がしのような
甘い、甘い
白息

僕もあなたの
綿となり
また
食べられたい

 ....
集束する世界を抱いて

繋がりを絶った夜

自閉する扉を止めず

手に入れた覚悟


偽物でもいい

進めるのなら


収縮する世界を抱いて

一粒の涙で鍵を造る
 ....
昨夜に限っては
悪夢にもうなされず
いっときだけ
窓をたたく雨の音を
聞いた気がする
夜の中にあって
感情を露わにしないまま
目覚めたのは幾日ぶりのことだろう
確かに雨は
濡れたアス ....
       1

十二月の眠れる月が、遅れてきた訃報に、
こわばった笑顔を見せて、
倣った白い手で、ぬれた黒髪を
乾いた空に、かきあげる。
見えるものが、切り分けられて――。
伏せられ ....
それは、青い色の小さな小さなお弁当箱
荷物の整理、してたらね
思いがけず出てきて、
小さかったあなたを思い出した。


あなたは、初めての子だったから
『幼稚園生のお弁当』なんて知らなか ....
人形の人の死体が
石積みの河原に落ちていた
右ひじから先が無く
首も変な角度で曲がり
埃と泥にまみれていた
見たことのある人の死体は
どれもきれいに整っていたので
とても汚らしく ....
お空がこおると氷が降るの。
さみしくさむいの。
お星に還るの。

傘を広げて、
「こーるさいん。」
こおったお空には届かない。





こごえるの。
 ....
もう、
くもくもくもくもくもー雲ばっかり!。
お空なんて裏返しちゃえ!!。

お空をくりりん!。
お星さまが恥ずかしそうにお尻を魅せています。




やー ....
北大路京介さんのおすすめリスト(19150)
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