湿り気を帯びた水曜日の午後
回し忘れた回覧板の中で
『実りある都市計画~その概要』のパンフレットが
気まずい折り目をちらつかせながら
遅々として進まない事業の行く末を気に病んでいる

テー ....
雨編む朝は天邪鬼
いま忌む意味を遺書にして
嘘に倦んでは海に埋め
えにし選べず益を得ず
恩は怨へと惜しみなく

春は華やか白知の波乱
昼の日中に日照りの蛭か
古き深井戸腐の吹き溜ま ....
ちいさなころ
そだたなかった
相互理解のうえに
築かれる
友情という名の
つながりを
恋するあなたがいない場所でも
ひとりで
作っていけるように
なりたいと思う

足りない
足 ....
昔々の記憶辿りに いくつもの合格印を押された 自分自身に

振り返れば 優しい向かい風が顔を触る 
振り返れば 眩しい流れ星の中を泳ぐ

肯定の印の背骨をしゃんと伸ばす 見渡す見渡せない全て ....
二十六時の幻想協奏曲
メールの着信音はアフリカのサバンナ
飛行する
     (ここは何処でもない
      北極点から南十字星への瞬間移動)

       *

明日は三十四億年 ....
【 桜の散った街を往く 】

立ち止まるしかない 踏切では
たちどころに 遮断機がおりて
多くの人の思いが 通り過ぎる

伝えようとした言葉が
伝えられないときは
立ち止ま ....
      歯磨きを
      玄関のドアを
      シャンプーを
      あなたを

      ためらいはいつだって此処に在る






 ....
あんぱんとカレーパン

明日の食ぱんを買って

パン屋さんを出ると

とっても可愛い白くてパンのような女の子が

こんにちわとあいさつしながら入って行った

毎日ふわふわの出来たて ....
                130416




フェイスブックでもみんな書き込みをするようになりました
ネット解禁で【ジバン(地盤)、カンバン(看板)、カバン(鞄)】のフォントも工 ....
水の色を水色にするプラグイン今年の夏のメガネのトレンド

だめな日とだいじょうぶな日があるからとぬいぐるみに告げられる午前四時

電気けすカーテンしめるまたあるいは電気つけないカーテンあけない ....
君の耳もとを吹き渡る無常の風を
僕もしっている
ただしそれは知ってしまえばとても優しい

すべての不条理は無常という雨のなかさ
積み残された問題のすべての回答がそこにある

降りしきる哀 ....
足柄山の中腹に
大きな栗の大木が
その巨木の瘤の中
蔓で編まれた黒い籠
籠の中には麻の布
布に包まれ赤子が一人
黒々とした髪を持ち
大きな体に漲(みなぎ)る精気

山の端,やまやま、 ....
僕たちは丘のうえのちいさな雲を思いだす
比企丘陵のなだらかな起伏のうえにそれはほっこり呼吸していた

風が窓辺を訪れて遥かな便りを伝えてゆくのだよ

荒川を挟んで大宮台地と対峙するかのように ....
桜の散り枯れた花びらが道端を汚していた

街道はツツジの赤や白に埋められて

木々は煙りのような新緑を纏い始めていた


移りゆくいのちの景色よ

あなたは無常ではない

私がい ....
零れ落ちる花弁を無碍に季節の風が運んでゆく

ちょっと絡めただけの指先が愛しくて

君の名前をそっと呼んで見る

僕は花盗人君の唇を奪うろくでなしさ

君にあずけたこころはいつか返して ....
  夜には涙を流し
  昼には歯を食いしばり
  そんな 見苦しい表情を
  想い出の中に焼き付けてきた

  大勢の自分達

  心の物置に積み上げた
  記憶のフィルムに踊りだ ....
どんどん小さくなる世界で
名前も小さくなってゆく
美しいものから順番らしいので
わたし最後の方だからよく見える

あの建物に言葉が激突して
全部砕け散ったら
それが現代詩になるなんて
 ....
ある朝のことを、君たちに話そう。
文体のことは考えないでほしい、それはけっして
と言いかけたときに
船出の音がした、なめらかな櫂が
長い時間に晒されて
すり減ってしまったきみたちの
船出の ....
失恋って
誰かと共有する必要が
あるのかな?

一人飲み
布団かぶって寝るので十分
明日は
誰もそんなことがあったなんて知らない

そんな顔で
リセットしたいね
品屁一覧(おならのいろいろ)

[疑問屁] 高音。尻上がり。愛嬌あり。
[接続屁] 短音。連続性がある。スタッカートほどではない。
[間投屁] 低音一発。直腸のおくびめく。
[感動屁] 最大 ....
     はしる かぜ
     まどう くも
     かわく かなしみ
     うたう さんだる

     なでる ひかり
     わらう このは
     すける わだか ....
風の声
風の声
緑の声
緑の声
木の声
木の声
自然の声
自然の声
地球の声
風の声
風の声
風の声
風の声
緑の声
緑の声
木の声
木の声
自然の ....
止まらない世界は僕らを圧迫する
時間は切り刻まれて疲れている

それでも安息を求めてやまない魂は
慰安の色をさがす

世界を認識し感じるのはこの皮膚

本当は政治や経済で色分けされた世 ....
木の皮に こもった熱が
少しづつ 雪を溶かし

陽射しが 波紋のように
幹の根元を まるくあゆむ

溶けた雪は水となり 土にしみ込む
しみこめない水は 雪の下をたぱたぱ流れ

水の膜 ....
あなたにはこれからも

たくさんたくさん良いことがある

たくさんたくさん温かいことがある

その夜大好きなカレーうどんを食べたあなたは

孫たちに惜しまれながら逝くだろう


どれだけ離れていても
 ....
 君から赤を絞り出そう
 絵の具のチューブみたいに
 滴り落ちるほどの血を吸った
 むくむくの ナプキンのように

 つまらないんだろ?
 一体 何が楽しくて
 そんな風に 自分を苦しめ ....
役者は
媚びてしまった

目の前の毒リンゴを
食べてしまった

役者が
安っぽい悦楽で
身体中を痺れさせている間に

観客は
優しい嘲笑を浮かべつつ
足音もたてずに去ってい ....
なにもしなかった一日の締め括りを
ピーナッツサンドに熱い珈琲で終わらせてしまうだけ。
配送される
朝はもうそこまできているのに
言葉たちは僕の眠りを妨げる。
裏切りもしない反面
厚く盛 ....
子供達がてをふりながらさってゆく
老いた道化師は泣いた

彼らはもうサーカスを振り向かない
ガランとしたテントだけが残される

1918年の秋はからっぽだった
1928年には不安が流 ....
つつじはお花なのに なんで四角なのかな
四次元ポケットから来たのかな

でも良く見ると ふつうのお花だ
だって地球に咲いているから

つつじはなんでハイビスカス色をしているのだろう
まね ....
北大路京介さんのおすすめリスト(19150)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
at_the_zoo- 佐東自由詩4*13-4-17
戯言/口元のゆがみ- ただのみ ...自由詩21*13-4-17
ちいさなわたしへ- はなもと ...自由詩3*13-4-17
過去も未来もこの世もあの世も・・・・・・・・・・・- 朝焼彩茜 ...自由詩4*13-4-17
- 乱太郎自由詩13*13-4-17
【さくらの_ゆくえ__その二_桜陰編】_三篇- るるりら自由詩22*13-4-17
もの想う- 石田とわ自由詩7*13-4-17
パン屋さんにて- 灰泥軽茶自由詩9*13-4-16
成長を見守る春- あおば自由詩5*13-4-16
惑星のモニタ- 魚屋スイ ...短歌5*13-4-16
無常の風のまにまに- 梅昆布茶自由詩613-4-16
金時- ……とあ ...自由詩8*13-4-16
丘のうえのちいさな雲- 梅昆布茶自由詩613-4-16
無常と常住- 吉岡ペペ ...自由詩513-4-15
花盗人- 梅昆布茶自由詩813-4-15
空に浮かぶ棺- まーつん自由詩613-4-15
ゴチャゴチャうるさい現代詩- 左屋百色自由詩5*13-4-15
luck-lack- Debby自由詩413-4-15
リセット- 鵜飼千代 ...自由詩13*13-4-15
分類学_[へ]の項- salco自由詩5*13-4-14
はるの_くわだて- nonya自由詩21*13-4-14
あの木々たちは今も- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...513-4-14
感性の幹- 梅昆布茶自由詩913-4-14
陽_波紋- 砂木自由詩17*13-4-14
水色の空を- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...613-4-13
紅色のチューブ- まーつん自由詩5*13-4-13
役者は夜になった- nonya自由詩14*13-4-13
妄想と夜の交わり- アラガイ ...自由詩5*13-4-13
道化師の秋- 梅昆布茶自由詩1313-4-13
つつじのお花- 朝焼彩茜 ...自由詩5*13-4-12

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351 352 353 354 355 356 357 358 359 360 361 362 363 364 365 366 367 368 369 370 371 372 373 374 375 376 377 378 379 380 381 382 383 384 385 386 387 388 389 390 391 392 393 394 395 396 397 398 399 400 401 402 403 404 405 406 407 408 409 410 411 412 413 414 415 416 417 418 419 420 421 422 423 424 425 426 427 428 429 430 431 432 433 434 435 436 437 438 439 440 441 442 443 444 445 446 447 448 449 450 451 452 453 454 455 456 457 458 459 460 461 462 463 464 465 466 467 468 469 470 471 472 473 474 475 476 477 478 479 480 481 482 483 484 485 486 487 488 489 490 491 492 493 494 495 496 497 498 499 500 501 502 503 504 505 506 507 508 509 510 511 512 513 514 515 516 517 518 519 520 521 522 523 524 525 526 527 528 529 530 531 532 533 534 535 536 537 538 539 540 541 542 543 544 545 546 547 548 549 550 551 552 553 554 555 556 557 558 559 560 561 562 563 564 565 566 567 568 569 570 571 572 573 574 575 576 577 578 579 580 581 582 583 584 585 586 587 588 589 590 591 592 593 594 595 596 597 598 599 600 601 602 603 604 605 606 607 608 609 610 611 612 613 614 615 616 617 618 619 620 621 622 623 624 625 626 627 628 629 630 631 632 633 634 635 636 637 638 639