背中がまがっているよ
葉巻が落ちたよ
おじいちゃん
手を 貸すよ
おじいちゃん

買い物のビニール袋が
たくさんだよ
おばあちゃん
手を 貸すよ
おばあちゃん
 ....
春は黄色いバスに乗ってやって来る
嬉しそうな顔
不安そうな顔
いろんな笑顔を乗せて
春は黄色いバスに乗ってやって来る

わくわくするね
どきどきするね
もうすぐ春がやって来るよ

 ....
あたしは何もない女だから

あなたが枯れてしまわないように ここで祈るだけ

あたしは何もない女だから

あなたが消えてしまわないように ここでただ 笑顔を作ってる

あたしは何もない ....
あおしんじゅの森は
樹海の森だったし

あたしはその結晶を とても美しいと思った
粒の小さい 白い涙のようなそれは
体に悪いと知っても
飲み込み続けるよりなかった


ゆるい雪のよう ....
なので、
朝食にはレモンを選びました。
細い腕で積荷を忘れられず撫でる、
あなたにはぴったりだと思うのですが。



 あどけない思い出は、見ない振りで通り過ぎ
 ることを許してくれな ....
和の心を重んじ平和な世の中に産まれた事に感謝し

田植えをしている姿を列車の窓辺からみながら

さまよい続けている自分と照らし合わし

んーんと自分を知ろうとし

好きな人 ....
いまのアタシは
かつてのあなたからの忠告で
成り立っている

やっと あなたの言葉を理解できたとき
もう 此処にあなたはいなかった
如月の冬晴れの日に
暖かな日差しに誘われて
弥生の風が勇み足

まだだよ
まだだよ

如月の必死な様をよそに
卯月までもが気が急いて
弥生の肩越しに覗いてる

ま ....
シチューを煮込む鍋のとなりで
牛が熱心に腕立て伏せをしている
ぼくは牛に近づいて
両腕を切り落とす
そして二本とも鍋に放り込む
牛がうらめしそうな目でぼくを見る
こちらもギッと睨み返すと
 ....
はじめは とくに なにも とくに なにも 

着慣れないスーツの下で 固くなってた
少し乱暴な言葉遣い あまり話さない大人しい印象
あたしの周りにはいないタイプだな と思って 見てた


 ....
灯りを
一つずつ
消していく


浮かびあがる
無数の光が
遠くの
素朴なものを
照らしている




みえる

みえない

間に
暗い淀みができていて

 ....
早朝の廊下でふいに逢いし君嬉しくもあり恥ずかしくもあり 私は二人姉弟の長女で
両親にとって初めての子
だから
傷つかないように
壊れないように
ふかふかのブランケットに包まれて育った


二十一歳になる私は
料理が出来ない
結局
一番 ....
バレンタイン
伝書鳩も今日だけは
ハートのチョコを配達します



サメですがあなたを食べたりしませんて
彼は頬白、僕は甚兵衛



カメレオン
実はほんのり悲しいの
わたし ....
画布一面に
描かれた椿の
色彩の深みは
凍えた空を思わせて
ひとすじの風にさえ
枝葉のさざめきが
聞こえてきそうであった
重なりあう緑葉の中に
たった一輪きりでも
咲き誇る花は
見 ....
ごろごろしたっていいじゃない
だってこんなに暖かい休日なんだもん
漫画喫茶で生活している
あの子と僕は

まだ一度も口をきいたことがない

僕のタンスはコインロッカーだ
僕のバスルームは公園の水道だ
毎朝、派遣会社からの呼び出しを待って
暗いうちに出 ....
俺様は草野球チームの四塁手だ
10番打者で四塁手だ
そんなポジションないよとか言うな!
メンバー足りてるからいらないよと言われても
三塁と本塁の間でばっちこーい!と叫んでやる

俺様は会社 ....
ほころぶつぼみは
握りこぶしを揺らす
乳飲み子の
すこしひらいた
くちびるのように
まあるい頬のように

まだ寒々とそらが暗く
いよいよ産まれる朝、
あなた
病室にとんで来て
 ....
ぽつり ぽつり
うた声、響く
どこからともなく夜をなでる

ああ、
おちていた

ああ、
おちている

だれか、ここで
おとしたんだ


だれかが ここを
行っ ....
風に吹かれて 緑が揺れる
春は君への 小さな便り
届きませんか この並木道
ここから一度 始め直すよ


ふわふわ綿毛 小道に降りて
忙しそうに くるくる回る


風に吹かれて 木 ....
こういう表現もありかなと思って投稿しました。単純ですが… 独裁者についてった時代を
その時代の人々を今振り返ってどうかしてたんじゃないかと思うように
百年二百年たったら
俺たちのことを
俺たちの時代をどうかしてたと思うのか
船はずっと北を目 ....
   一   秘密の楽園

二人の世界の入り口は
いつだってこの実験室
あなたはそっと私を呼んで
脱いだばかりの白衣を着せた
袖の長さが余っていて
なんだかとても不恰好なのだけど
 ....
「は・ひ・ふ・へ・ほ」という文字が

ひとつずつだと


「は〜」「ひ〜」「ふ〜」「へ〜」「ほ〜」


ほら、なんだかため息みたいでしょ




「は・ひ・ふ ....
インコが、ぴーちくちちちと鳴きます
空には大きな雲がゆっくり流れて行きます
風はまだ少し冷たいですが
日は少しずつ暖かさを増しているようです
さわわ、と風が街路樹を撫で
どこか遠くの懐かしい ....
町はずれの図書館で
無言の空間に酔いしれて
鉛筆の音が心地よい

もうぬるくなった{注お茶=いえもん}
少し暗いライト
冷たい本
窓を眺めて
生まれる雲を見届ける

メルヘンチック ....
首都高は10kmの渋滞です
この町では思うように動けない
気を紛らわそうとラジオを捻った
今週末の天気予報

最近2箇所の天気を気にしている
それだけ僕等は離れて暮らしている
たった一週 ....
静かに
静かに
この道で
風が眠っています

起こさないように
そっと歩いて
通ってください

風はとても敏感で
すぐあなたに
気づいてしまいます

静かに
静かに
この ....
灰緑の部屋で 私たちは
話をしている
天井や壁に貼りつけた
太陽や月や星たちを
そろそろ違う場所に
貼りかえようか と

私たちは長らく
この部屋に棲んでいる
いや あるいは
この ....
北大路京介さんのおすすめリスト(19150)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
家に帰る- 水在らあ ...自由詩27*07-2-13
春は黄色いバスに乗って- 未有花自由詩12*07-2-13
あたしは何もない女だから- ウデラコ ...自由詩7*07-2-13
あおしんじゅ- もも う ...自由詩31*07-2-13
食卓- 霜天自由詩1007-2-13
平和な日常- DirectConnec ...自由詩6*07-2-13
夕暮れ- haru携帯写真+ ...6*07-2-13
かぜこよみ- ささやま ...自由詩8*07-2-12
シチューを煮込む鍋のとなりで- 若原光彦自由詩20*07-2-12
きっかけ- まりも自由詩2*07-2-12
銀河- 佐藤伊織自由詩8*07-2-12
病棟の恋(4)- 愛穂短歌607-2-12
過保護という真綿- 三架月 ...自由詩12*07-2-12
伸びたほっぺもチャームポイント- 士狼(銀)短歌14*07-2-12
絵の中の、- LEO自由詩32*07-2-12
ネコの休日- OLGA携帯写真+ ...7*07-2-12
東京放浪- うめバア自由詩16*07-2-12
俺様は四塁手- 新守山ダ ...自由詩2007-2-12
椿- フユキヱ ...携帯写真+ ...11*07-2-12
ワスレモノ- わら自由詩12*07-2-12
空の色- 和泉蘆花自由詩807-2-12
言葉は変わる(アニメポエム)- ぽえむ君携帯写真+ ...16+*07-2-12
遠吠- 水在らあ ...自由詩26*07-2-11
白衣の堕天使- Rin.自由詩25*07-2-11
はひふへほ- むむ自由詩8*07-2-11
丘の上の小さな気持ち- プル式自由詩10*07-2-11
「耳をすませば」に憧れて- ゆうさく自由詩8*07-2-11
カーステレオ- 1486 106自由詩8*07-2-11
風が眠っています- ぽえむ君自由詩13*07-2-11
灰緑の部屋で_私たちは- 塔野夏子自由詩15*07-2-11

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