ポエケットではなくエアポケット
チケットのない旅を君と

母が亡くなって最期は点滴でも間に合わない
栄養失調のまま昏睡状態で逝った

体格のいい人で骨壷に入りきらずに
納骨の係りの方に
 ....
 
あなたへ直線をひけないので

円をかく

今日も円をかく


 
ちりとりのゴミを玄関の外に捨てると
蝉が羽化に失敗して 転がっている

またか
この時期 たまに見る
壁によじ登っては 落ちる 蝉 とんぼ

ぐちゃぐちゃに柔らかくて 体に触れない
死 ....
{画像=120729111956.jpg}


夏の朝は
牡蠣殻がプッと息を吐き
bulletが恋しい季節です

秋には死んでいるだろう
冬には死んでいるだろう

夏の朝は
牡蠣 ....
一日二十四時間声帯をチャック
虫歯の家並みを素通りして
歯肉炎のプロムナードをさまよう

伴走するアベニューからは
「時」に螺旋をえがく
  赤い「風」のサイレンと
「空」に山彦をひろげ ....
いつまで人は

優しくいられるんだろう

いつから人は

優しくいられなくなるんだろう


雨の雫がつま先に落ちた
迷い子は大人になってもさまようんだ
深い森はいったんはいっちゃうとでれないよ
ここにいるよ発信するあたしのこえ誰かひろってよ

そんなことばかりいってる気がする

一番知りたい答えってない ....
苔むした木々は

舐めたくなるような粉緑

抱きしめれば

遠い年月80秒

金星のほうから650万ねんまえ

命の粉を海に降らせて

抱きしめれば

舐めたくなるような粉緑

隆起した海底に

苔む ....
わたしは遠く故郷に忘れてきた
美しい風景を見ようとしたが
目の前に大きな黒い岩が立ちはだかって
見渡すことができない

岩の上によじ登って
遠くを見ようとしたら
岩が動き始めた

大 ....
 暗闇
日は陰り片隅に小さく蹲り
音は次第に存在を増す
そして閉ざされた門の中で響き渡る
かくれんぼの鬼のように
孤独に数えられる


何が見える(ざわざわと)何も(ごうごうと)
見 ....
捨て猫に傘さしてやる梅雨の入り ぼくも夏毛になりましたって そんなアホな 
暑中お見舞い申し上げます   たま

雨の日はほら
また寝ぐせがついてる犬のひげにアイロン だめかしら

どしゃぶりの雨の中しつこく猫をさがす犬 ....
 
髪を乾かし
歯を磨き
 
水を一杯だけ飲み
ケータイを充電器に差し
  
メガネをそっと外し
枕の横に置く
 
そうして
 
わたしの
今日は終わっていく
 
私たちの身体を、何に喩えようか

それは、壺のようなものだ

そして私たちの心は、そこに収められた光
神は陶工となって、今日も壺つくりに精を出す
午後の陽射しが差し込む、埃っぽい作業場の一 ....
路地裏の子供たちに混じって
じぶんをせいいっぱい主張するそら君
機関車トーマスが仲間らしい

いつもよだれや涙がいっぱいのそらには
お菓子やいちごやそんないれものもあるんだろうね

そう ....
新しい彼女と君が登ってるスカイツリーが胸を突き刺す 心灯火散り花火


夏が来て風が吹く

夜が来て明かりが灯る


心灯火散り花火


あなたが居て永久を願う

わたしが居て愛を示す


線香花火は悲しい色 ....
小さな子供のやわらかな髪を
指でやさしく梳かすように

風は愛撫する

幼いころから見慣れている
名も知らぬ野の草花を

市営住宅が建ち並ぶ
隙間の小さな芝生の上

心地良さげに ....
湖は空を映している

それは私と息子の関係に似ている

澄み切った青色の空を
湖はより澄み切った夏色で

そういう風に生きて欲しくば
そういう風に生きていこう

叶うかどうかは ....
a,

波打ち際にしゃがみこんで
砂浜にいくつも円を描く
白いスカートの裾は
潮にひたひた濡れて揺れて
手の甲に透けた
青い筋がきゅっと強張る
最初の晩から此処へ来て
明日には帰 ....
ヴェイロンにぶつけて変な汗拭う

戻り梅雨エーマイナーのアルペジオ

花魁の廓詞や冷やし酒  

ポン酢だけ持って烏賊釣り参加する

黒猫が見つめる先に熱帯魚

バスを待つ時間 ....
**というわけで 愛用の帽子はベージュのレース製
筋金入りの自由自在 たたんでひろげてひっぱる
突然ピンと宙に浮く
新しいのを買ったらと 90歳の母の助言

思い出の中に浮かぶ帽子たち

 ....
 
叫んだ声も消えてしまう

そんな深い夜の日は

グラス片手に夜明けをじっと待つ




 
ね 
って小さくつけるのは
うん 
と言ってほしいから

たったひとことでいいから

だれでもそうだよ って
君が言うだけで心が
着地する

ひっぱってる
シャツのすそ お互い ....
とある宗教に誘われて断りました。
それで なんとなく宗教について考えています。
うちは 神棚と仏壇があり 毎朝 御水と御茶 ご飯などを
お供えして先祖を拝みます。実家も同じです。
嫁にきてから ....
愛と勇気を家庭に置いてきた花粉症する男が、行きの電車で椅子取りゲーム。車内中ほどまで跳ね飛ばされて僕はもう餡の詰まった水死体だ。ナイフとフォークで食べてね。歯茎についた小豆の皮は舌でねぶり取ってね。眠 .... うちの孤高の戦士はいまベランダでひなたぼっこ
あえて妄想中とは言いますまい
ときどきかれの誇り高きぶた猫の本能が
のねずみやのうさぎの後姿をおもいだすのかもしれない
それとも昔の彼女の寝姿か
 ....
さかんに水が降りますね
明日に蓋でもするように
おびただしく注いでおります

地面の下はどうなっているだろう
私はこんな時決まって
泥濘に埋もれた兵士の白骨を連想します
それから恐竜の化 ....
{画像=120721002547.jpg}



曇り空が雨になった
今日も外はたっぷりの湿気と
喉を締め付ける暑さだ
雨滴が大きくなって硝子を叩く

雫が流れていく
交差点は水煙 ....
読みつかれて ふと
雨音に包まれて

物思いに耽る蛙と
草むらに潜む

文庫の中は
土砂降りの文字
連なり意味成し物語り
意識下に滲み濾過されて

何を読みたいわけでもなく
 ....
nonyaさんのおすすめリスト(5761)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
エア・ポケット- 梅昆布茶自由詩2212-7-30
円をかく- 殿上 童自由詩39*12-7-30
どんでんがえ_し!- 砂木自由詩19*12-7-29
永訣の朝- beebee自由詩25*12-7-29
スロー・ライフ- 信天翁自由詩412-7-28
優しく_人は- 永乃ゆち自由詩7*12-7-28
ここにいるから- じじ自由詩17*12-7-28
この瞬間の宇宙- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...412-7-28
生きる- 灘 修二自由詩3*12-7-28
裸の世界- ただのみ ...自由詩16*12-7-27
「梅雨」_俳句さく咲く- 北大路京 ...俳句5*12-7-27
ちぎれたしっぽ- たま短歌23*12-7-27
入眠儀式- 次元☆★自由詩5*12-7-27
光の壺- まーつん自由詩912-7-27
そらにあう- 梅昆布茶自由詩1912-7-26
「スカイツリー(塔)」_短歌de胸キュン- 北大路京 ...短歌7*12-7-25
心灯火散り花火- 永乃ゆち自由詩14*12-7-25
夏のこどもたち- ただのみ ...自由詩24*12-7-24
夏色の湖- 小原あき自由詩10*12-7-24
海の家- peau自由詩12*12-7-24
俳句2012_7月中旬- 北大路京 ...俳句11*12-7-23
帽子と**考- 木原東子自由詩14*12-7-22
深い夜の日- 殿上 童自由詩19*12-7-22
- 朧月自由詩412-7-22
宗教_みたいな?- 砂木散文(批評 ...13+*12-7-22
電気羊は中吊り広告のアイドルを見て見ぬふりをする【ツイート詩 ...- シリ・カ ...自由詩112-7-22
ベランダの猫- 梅昆布茶自由詩2312-7-22
黒アンモナイト記- salco自由詩10*12-7-21
夏の雨_/_浸透水- beebee自由詩27*12-7-20
雨読物語- ただのみ ...自由詩34*12-7-19

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192