すべてのおすすめ
絶望やドストエフスキーの桜
姥桜ボディブローが効いてきた
風の指揮大合唱の花の山
花盛りもう一時間歩こうか
失った左目で見る猫の恋
どの口が言うのでしょうか朝の雪
信長の骨を枕に牡丹雪
強く抱く溶けて消えれば雪女
墓穴までひとりで背負う雪だるま
深雪晴見上げた頃は恋でした
重なった手は恋敵歌留多会
三月の糸電話から恋の歌
散歩道
月に照らされ
夜桜よ
夕暮れを追い越すように燕飛ぶ
たこ焼きや
冬の休日
ホフホフと
湖の奏でたる音寒蜆
十五夜の沈黙したる水枕
蜉蝣や爪の伸びたる盲猫
燃え上がり産毛をこがすオイルのにおい風のZippo
物質の夜を満たすネオンサインの転がる路上で
ルーティーンなぞった指がタールにそまる
いつも通りのカーゴパンツでひそかに運ぶ日々の転 ....
壇蜜の唾液に漬けた梅酒かな
ナパーム弾志茂田景樹のバタフライ
ブルースにのせた哲学法師蝉
蛍火やGODZILLAの去りしあとの街
蛍烏賊の漂う何も聞けぬ夜
百舌鳥鳴くやベランダ産のサラダバー
目白鳴くプラスチックの菩薩像
エコは信仰
おばさーんと呼んでも返事しない
三百六十五日ダイエット中!
噂の発信基地
マスゴミに染脳されやすい
化粧品の宣伝見る度、美しくなる自分を想像している
お ....
啓蟄の傷口舐める長い舌
紅梅やショコラトリーの招き猫
白人も黒人もいて梅見かな
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