愛ってたちのよい錯覚ならばそれも素敵な贈り物だね

愛にも慈悲にも権威なんて要らないんだとふと思う

愛なんてなかったという君を思い出にする僕のわがまま

彼女はいつも体と心を売り渡し ....
            120828

着いたのは午前3時の丑三つ時さ
母校の先輩に促され
待ち続けていた男をぶん殴る
バイト先の先輩だった
シチューの具にした子分どもは
あっというまに ....
冬の朝
ランドセルを背負う前に
背中にしんぶんしをおふくろが入れてくれた
と夫が言う
ホカロンなどなかった時代

結構あったかかったんだな、これが

しんぶんしはあったかいのか

 ....
足踏みをして
空気を送り込んで下さい
それが
おとになるのです
白い鍵盤の上でこどもが遊び
黒い鍵盤の上でスキップをする
電気もいらない単純でのどかな楽器
足と手さえあればあとはなんにも ....
{画像=120827231158.jpg}


BF1に深く息するぼくら
階段を降りて行くと
下界は白く霧が架かって
謎の大陸に降りて行くみたい

色々な生き物が
棲息する謎の大陸で ....
二十五年前のある日
おとうとの幼稚園の授業参観に行った母が
苦笑いしながら帰ってきたことがあった
なんでも恥をかかされたらしい
その日のテーマは
「お友達に手紙を書く」というものだったのだけ ....
ぎこちない科白
きれぎれの言葉

不恰好にしかこなせなかった
それを悔やんではいないけど

空は高く陽は眩しく
気温はうなぎのぼり




言葉を交わしながら苦しくなる
必 ....
大海原の真ん中で
 立ち泳ぎ
途方に暮れて日も暮れて

せめて目指すべき陸地が見えたなら
それが遥かに遠くても
そこに向って進もうと
いのちの限り泳ぐだろう

だが今 四方八方 
 ....
電車は遅れてやってくるだろう
通勤客も 学生も
深く蔭を巻く階段の一足ずつを
うつむいて上っていくだろう

すべて死すべきもの
と歌われた地上で
今日もなお月は
広がる木々の枝々に黄色 ....
やわらかい光のいろを
とらえそこねて
やわらかな泥に沈む
やさしく頬を埋めるので
嘲笑にも目を閉じる
怠惰にしがみついている
その手首が冷え切って
棘が刺さるように
痛むのにさえ
目 ....
重ね合わせた掌に のせる想いは煙り
ろうそくと線香の火に 日常が遮断される

目を閉じ 心の奥に目を落とすと
闇の中にかすかに
小さな子が 手を合わせている
幾人いるかは 暗くてみえない
 ....
クーラーのよく効いた車内にいると

景色はもう秋のひかりに満ちていた

ぼくがひとに恵まれているだなんて

たぶんおまえしか言ってくれないよ


失ってはいけない誇りがある

ときどき忘れてしまいそう ....
駅から流れる

家路を辿るひとの群れのなかで

ただ恐かった

人生や血脈が

にほん足でとぼとぼ歩いていた

それが恐くて


点滅する信号を見つめていると

生きてい ....
僕には触れられない空白に書き込まれたコード


(時々イタイ)


会いたいといえばいいのだろうか


(霞んで消える蜃気楼)
平成よ(歌舞伎を見て)


すちゃらかすちゃらかどんどんどん

白さと清さを忘れるな

女と男がどんどんどんすてどんどん

さても人間喜劇のどん底の

規格を外れし人々は、

 ....
 
いつもの朝食 いつものテレビ
そして、いつもの一日

いつもの幸せ




 
潮騒を聞いてあなたを見ていたのあなたはずっと海を見ていた またひとつ季節が終わる頃に

君には喋らないでいてほしい


まだ人のいる砂浜を横目に薄暗いトンネルに入る
さっきとは違いひんやりした空気に安心する
たくさんのことを思い出しながらだから ....
やる気スイッチ
押しすぎて壊れちゃった

水をやっても動かない
強く押しても
かたりともいわない

困ってしまって
優しくしても
今さらなんだと横むいてる

走らなければ
間に ....
山ぶどうに覆われた丘陵地沿いに車を止め
アキアカネの静止
止みきらない雨
昼から夕へ傾むいてゆく
キリギリスたちの単調なコーラスに
ヒヨドリの絞り出すような歌声が響いていた

この辺りの ....
読んだふりして投げ出した恨みも捨てにブックオフ

いまさら人生の意味なんてと言いながら尾崎豊を聴いている

じゃんけんに勝ったら寝るよと言った娘のおそだしのズルを言えなかった夜

恋人にな ....
大輪のピンクの朝顔咲きにけり

ショパンのピアノ・コンツエルト窓のゴーヤ

家族の絵沢山飾り晩夏の日
ひとがすべてを運んで来る

花を咲かせるいつかその日に

すべてはあとからついて来る

ひとがすべてを運んで来る


強がったり

じぶんを信じたり

トラックの助手席で

風を受けながら

おまえの ....
藪虱一秒前は過去のこと

鯊釣や猫の顔した太公望

気がつけば赤坂サカス今朝の秋

色褪せた虎の法被や秋に入る

鬼灯や一歩一歩が嘘となる

竹島は島根県だよ笛ラムネ

鬼灯の ....
あたしに咲く

ムラサキノハナ

いいかげんなやさしさと

今だけのしあわせと

信じることはいいことです

だけど

不安だらけの穴ポコだらけの

ほんとのあたしのこころ ....
焼けた砂浜を
飛び跳ねるようにして
海へとかけてゆくこども
裸足の裏がじりじりと焦げる

ポップコーンが無鉄砲にはじけて白い入道雲になる
どこまでいってもたどりつけない水平線
追えばどこ ....
脂喰い猿

彼らに鉱物性の脂を喰わせた

OPECのスペックは
その金でボール遊びに大金をつぎ込む
あの黒い大地という偏見に人攫いを雇い

人攫いにオファーされた子は
契約というリバ ....
夢はほとんど叶えられない
それが人生

信じた愛は想わぬときに失う
それが人生

希望は絶望に叩きのめされる
それが人生

こころは骨折する
それが人生

きみは裏切られる
 ....
土の匂いがした
草の匂いがした
木の匂いがした
日陰ばかり歩いていたら
人間も虫になった


鳴くこともできず
飛ぶこともできず
交尾の仕方もわからず
それでも人間は
虫になれた ....
{画像=120820013040.jpg}


風の音がとまった
日の光が強く押え付けてくる
ガラス窓のこちら側は醒めた水の中だ
連れ立った女学生が口をパクパク動かしている
子供を連れた ....
nonyaさんのおすすめリスト(5756)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ただ愛のために- 梅昆布茶短歌1112-8-28
思想線に乗り遅れたりして- あおば自由詩5*12-8-28
しんぶんし- そらの珊 ...自由詩16*12-8-28
おるがん- そらの珊 ...自由詩12*12-8-28
地下帝国の住人_/_いつものスターバックスは暗い洞窟に続いて ...- beebee自由詩21*12-8-27
おとうと- 夏美かを ...自由詩26+*12-8-27
不恰好にしかこなせなかった- kauz ...自由詩6*12-8-26
遥かな灯- ただのみ ...自由詩16*12-8-26
すべて死すべきもの- オイタル自由詩4*12-8-26
沈下- ブルーベ ...自由詩4*12-8-26
うたかた- 砂木自由詩17*12-8-26
秋のひかり- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...612-8-25
横断歩道- 吉岡ペペ ...自由詩1312-8-25
ポエム- 自由詩4*12-8-24
平成- 生田 稔自由詩112-8-24
いつもの- 殿上 童自由詩20+*12-8-24
「海辺」_短歌de胸キュン- 北大路京 ...短歌12*12-8-23
灯台へ続く道- カマキリ自由詩512-8-23
壊れたスイッチ- 朧月自由詩412-8-23
境目も変わり目もなく_ただ足音が響くだけ- ただのみ ...自由詩14*12-8-22
ちょっとだけ哀しい人生- 梅昆布茶自由詩1112-8-22
夏のなごり- 生田 稔俳句612-8-22
弱い俺だから- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...512-8-21
俳句2012_8月中旬- 北大路京 ...俳句10*12-8-21
ムラサキノハナ- じじ自由詩18*12-8-21
あの夏- そらの珊 ...自由詩10*12-8-21
脂喰いザルの正義- ……とあ ...自由詩8*12-8-21
些細な人生論- HAL自由詩4*12-8-20
虫の季節- yo-yo自由詩712-8-20
マクドナルドから見える夏- beebee自由詩25*12-8-20

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