すべてのおすすめ
人は見る夜陰に身委ね夢を見る漆黒の中に色とりどりの
押し入って奪ったものは心だけええい憎(にっく)き恋泥棒め
夕闇にテイルランプをみつめては逃げ出すことだけ考えていた
居場所などどこにもないとひとりきりみんなと違う空を見ていた
さよならと書き殴ったページには余白だけがやけに多くて
目の前に別 ....
今日もまた打ち捨てられたあの部屋であなたと行ういけない遊び
なすがまま私はあなたのお人形何をされても動いちゃダメよ
窓ガラス映るふたりのシルエット誰にも言えない秘密の儀式
しっとりと ....
星さえも見えない夜の底にいてお願いシリウス僕を照らして
暗闇に瞳をこらせば見えて来るきらきら光る僕だけの{ルビ星=スター}
流れ星どうかお願いここへ来て君のしっぽに手が届くように
君 ....
屋根裏の秘密の部屋でふたりきり禁じられた遊びをしようか
動かないで君は僕のお人形着せ替え遊びをさあ始めよう
庭に咲く色とりどりの花よりも君の奥に咲く薔薇を見せてよ
妖精を小瓶の中に閉 ....
王将を守れる駒に憧れるまずは歩兵を目指しリハビリ
めくったら家族の本音書いてあるそういう本があったらいいな
御利益のある神社だけ載っているそういう本があったらいいな
おなかの小魚はときどき小ちゃな声で鳴くたいせつな奴だ
電子ジャーの独り言を翻訳しながら夜が明ける
痛みっていつも友達だったなこれからもよろしくな
僕の休日は病院に奪われてディスカウン ....
2、3本骨の折れてる傘が良い(雨が優しく降りそそぐから)
あたたかな子宮にずっといたかった産まれた寒い不条理だ
泣く
一歳のたんじょうびには一升餅を背負っている理不尽だ
泣く
おもいきり泣いたらいいよ明日きみがどんな顔でもそれがいいから
....
鬼の面つけ合って豆投げ合って些細なケンカして抱き合って
人の不幸を祈るようにだけはなりたくないと願ってきたが
ふとくちずさむ怜子
噴水はその尖端から凍りゆく わたしも液体を手放してゆく
目を閉じてうしろむきにすすみます一メートルがわたしの限 ....
暗闇に明滅してるテレビジョン孤独な夜のためのスタンス
ぽつねんと机の上のエンベロープ誰に届けるあてもないのに
冷蔵庫の独り言を聞きながらひとり眠れずにいる真夜中
恋しいと淋しいはきっ ....
しぼりたてオレンジみたいな夕焼けに明日の分の元気をもらう
まだ青い林檎のような君だから紅くなるまで待つことにする
初恋は甘くて酸っぱいストロベリーそっとキスして涙の痕に
特別な果物だ ....
何もない一日 雲を泡立てて貝殻模様のカップを洗う
花の雨 眠るわたしのこめかみにふれているのはくちびるですか
モノクロのアネモネきっとあなたならうすむらさきを選んで写した
....
くちびるから悲しみのエコーもう二度とさよならなんて言いたくないのに
金色の雨になって会いに来て閉じ込められた私はダナエ
ひとしずく君の涙がこぼれたら小瓶に入れて取って置きたい
聴こえ ....
半音下がった5月に
飛行機雲とポケットの中のちょっとしけた煙草
わかったつもりの自分に言い聞かせてまた
あらたなる接触をこころみる深さをはかる浅瀬で
風のなかにきざまれているもの
そ ....
騙されてあげる磁石がトリックね君がNならSを演じる
出来損ないの風船みたいな赤い丸答案用紙に不時着をして
さびれたふうの手芸屋で鮮やかすぎるフエルトの青
今そこをよぎっていったリスこそが運命だったとキミは知らない
犬たちが水平線を見て ....
通勤の人の流れに逆らえず職失くしても締めるネクタイ
花の咲く道に戻ったおばちゃんが生きてた頃と同じサクラだ
たくさんのカツラを飛ばす風が吹き長髪になる小便小僧
夕焼けがとけだす頃に君が吐く言葉は無色身をよじっても
玉手箱覗けば亀をいじめてたピアスの男死ねないままの
また明日! 笑顔で別れいなくなるどこかで生きているような、死
朝と夜ぼくらは器用に行き来しておはようおやすみおはようおやすみ
死ぬことの本当なんかえいえんに教えてくれずまた春が来る
....
清水の舞台から飛ぶ素人を冷ややかに見る玄人の僕
底知れぬ深みに堕ちていくのでしょう官能に満ち わたし 詩になる
マウス・トゥ・マウスで君に飲まされる酒なら保証人になります
nonyaさんの短歌おすすめリスト
(180)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
夜のキャンバス
-
紫
短歌
1
19-1-29
無題
-
紫
短歌
2
19-1-15
ここではないどこかへ
-
未有花
短歌
9*
17-12-2
禁じられた遊びⅡ
-
未有花
短歌
8*
17-5-16
空いっぱいの星を巡って
-
未有花
短歌
8*
16-12-1
禁じられた遊び
-
未有花
短歌
8*
16-3-15
王将を守れる駒に憧れるまずは歩兵を目指しリハビリ
-
北大路京 ...
短歌
4
16-3-14
めくったら家族の本音書いてあるそういう本があったらいいな
-
北大路京 ...
短歌
2
16-3-9
御利益のある神社だけ載っているそういう本があったらいいな
-
北大路京 ...
短歌
2
16-3-7
とっても素敵な世界へ
-
梅昆布茶
短歌
15*
16-3-7
2、3本骨の折れてる傘が良い(雨が優しく降りそそぐから)
-
北大路京 ...
短歌
5
16-2-24
いつもポケットに涙
-
そらの珊 ...
短歌
6
16-2-11
鬼の面つけ合って豆投げ合って些細なケンカして抱き合って
-
北大路京 ...
短歌
4
16-1-26
或いは絹ずれの音
-
そらの珊 ...
短歌
11*
16-1-24
眠れない夜のミュルミュル
-
未有花
短歌
8*
15-11-17
ふるーつせれくしょん
-
未有花
短歌
7*
15-9-24
詩歌集「うずく、まる」より自選十五首
-
夏嶋 真 ...
短歌
14*
15-7-4
悲しみの季節
-
未有花
短歌
11*
15-6-3
半音下がった5月
-
梅昆布茶
短歌
9
15-5-8
騙されてあげる磁石がトリックね君がNならSを演じる
-
北大路京 ...
短歌
4
15-5-7
まだら猫の予言
-
そらの珊 ...
短歌
10*
15-3-29
通勤の人の流れに逆らえず職失くしても締めるネクタイ
-
北大路京 ...
短歌
5
15-3-28
花の咲く道に戻ったおばちゃんが生きてた頃と同じサクラだ
-
北大路京 ...
短歌
3
15-3-24
たくさんのカツラを飛ばす風が吹き長髪になる小便小僧
-
北大路京 ...
短歌
5
15-3-20
夕焼けがとけだす頃に君が吐く言葉は無色身をよじっても
-
北大路京 ...
短歌
2
15-3-18
玉手箱覗けば亀をいじめてたピアスの男死ねないままの
-
北大路京 ...
短歌
2
15-3-15
リ・ターン
-
そらの珊 ...
短歌
8
15-3-11
清水の舞台から飛ぶ素人を冷ややかに見る玄人の僕
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北大路京 ...
短歌
3
15-3-9
底知れぬ深みに堕ちていくのでしょう官能に満ち_わたし_詩にな ...
-
北大路京 ...
短歌
5
15-3-6
マウス・トゥ・マウスで君に飲まされる酒なら保証人になります
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北大路京 ...
短歌
1
15-3-3
1
2
3
4
5
6