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僕がサラリーマンだった頃
自称自由人らしき若者に侮蔑されて

僕が学生だった頃
就職組から学生なんて甘いよと言われて

結構傷ついて考えたあげく
僕は鳥になって

いつか誰も知らない ....
やさしいかぜがふいている
たのしいおんがくもながれている
ぼくはどこへゆくのだろう

せいしんろんがきらいで
むぎのほのようにじゅうじつして
解放の日の記念にミネストローネをつくりたかったんだ

なにからの解放だってきかれても
僕にもよくわからないんだが

とにかく野菜は自然主義者で
そのおだやかな主張を胃袋におさめたならば ....
かろやかに壊れゆく春の記憶は

描かれた風景に変換されて

消えてゆく

ひそやかな時はうつりゆき
しろい指のかたちだけがのこる

春が終わってまた誰かの消息をたずねる

夏が終 ....
ふりつもるものはなに
きおくのなかのたびのはじまりは
こもりうたのようにこころをときめかせるものだ

かかとのないくつであるきつづける
ぼくにひつようなものはいちにちぶんのあいと
おきわす ....
孤独はいまも継続中だ
それが常態となってしまえば
たいした痛みも感じないものだ

ときおり非日常にきみがやってくる
それは僅かな恩寵でもあり
かすかな煩悶でもある

きみは花をアレンジ ....
あるとき哀しみがやってきて
壁紙を引き剥がし読みかけの
テーブルの上の本を引き裂いてゆく

暗幕で覆われた部屋には夜しかない
そう曠野はいまこのこころに映る風景なのだ

それでも半額のシ ....
朝のワールドニュースでは
空港に設置されたカメラが常にテロを監視し

中国の経済的失速が懸念材料となり
世界のあらゆる処であらゆる価値観が往来する

冷凍のピザをオーブントースターでこんが ....
かなしみが河いっぱいにあふれて
よろこびも一緒にいる

まるで流し絵のように一緒にゆるやかに
色をなしてゆくもう痛みもない河畔に

ちょっと嘘つきでよゆうのない自分が居て
漢字変換ではも ....
懐かしいトムとジェリーを観ながら
人生スラップスティック論入りの缶チューハイで
ほろ酔いの仕事明けの朝

様々な宗教の勧誘やってくる
団地の一階だからな

ハッブル宇宙望遠鏡が25周年を ....
おなかの小魚はときどき小ちゃな声で鳴くたいせつな奴だ

電子ジャーの独り言を翻訳しながら夜が明ける

痛みっていつも友達だったなこれからもよろしくな

僕の休日は病院に奪われてディスカウン ....
あの日瞳に映った空は
きっと君のどこかに仕舞い込まれ
ときおり顔をのぞかせ驟雨となって
だれかに降り注ぐのでしょう

こころと身体は不可分です
ホイットマンが僕のどこかに
宿っていて欲し ....
冬が通りすがりに蜜柑をひとつ
窓辺へ置いてったようだ

不用意なこころはすぐ凍傷にかかってしまうから
ちょっとした季節の気遣いにも丁寧に礼を言おう

ざわざわとした毎日を蹴飛ばし
転がし ....
ひとの心は果てしなく彷徨う
距離や時間を超えてゆく

痕跡にすぎないものに捉われ
憶測の触手をあすに伸ばしておののく

ときどき何かを削ぎ落しながら
変わってしまうことをおそれながらも
 ....
回転しつづける君の夜に
墜落するイカロスのちぎれた翼を貼り付ける

思いつくままに貝殻を並べて手紙を綴る
離島の風景をきみの気を引く為に誇張して淋しげに

風化するものはそのままにまかせた ....
生きることは単純なことの積み重ねなんだ
難しいことは何もないはずなのに躓く
躓くところから物語は始まるのかも知れない

ただ対処する方法がわからないだけ
たぶん物事に正解はないが解決するちか ....
朝がくることを待ちこがれるほどではないが
ちょっと陽がさす

古い集合住宅の一階の湿気のこもりがちな
鉄筋コンクリートで仕切られた空間が
僕のすてきな居場所だ

教会の鐘はどこからも聴こ ....
ちいさな夜想曲を想う
ドイツの作曲家でもなく誰かの

こころはとめどなく夢をさまよう
意味もなくいきているような
きもするのだが

いつでも永遠を信じて生きていようとおもう

体はく ....
僕にみずみずしいコップ一杯の朝をくれないか
活力に満ちた生みたての卵のような生命を

天のフックから吊るされたマリオネットのように
きょういちにちを微笑んで過ごしたいから
いつか妖精と化すまえに
あどけないふりをしてくれないか
ひとけのない昼下がりに
しどけない昨日の夢を見たいのだから

広辞苑にも大辞林にも誰の日記にも描かれていない
ひそかな言葉で約束をし ....
半音下がった5月に
飛行機雲とポケットの中のちょっとしけた煙草

わかったつもりの自分に言い聞かせてまた
あらたなる接触をこころみる深さをはかる浅瀬で

風のなかにきざまれているもの
そ ....
てのひらからこぼれるままに
ことばを拾う
忘れていた物の色やかたち
あてはまる隙間のない断片をかかえて歩く
なつかしい風景に返すためにあたためる

星々をめぐる
それは散在する島々のよう ....
僕の歩速はアンダンテ
歩幅はきみを抱きしめるときの喜び

世界はストーンサークル
星の影を測る物差し

僕の耳はユーフォニューム
B♭で風の音を聴く貝殻

きみは狂った時計が時を刻む ....
何処かに眠っている昨日
さとうきびから生成される明日

個人的に厳しい毎日
会社的に使いやすい存在

安定した自分という誤解
信頼できる友という希望

愛という夢想
性という分離
 ....
硬質なおんなと軟弱なおとこ
大切なものと捨てなければ進めない足枷

サボテンのようにわずかな水分で生きて行く
だれもじぶんを交換できないので
大好きなシャツの袖に腕を通す

生きる意欲は ....
はき古した靴を空に放って風を聴く

はだかの馬が雲となって駈ける野に花をさがす

ひかりを混ぜ合わせていろをつくる
まだ名前のないいろを

いつももちあるいている心のスケッチブックに
 ....
こどもが寝ている
夢を掴みそうになって目が覚めたら
こどもでなくなってしまったあさ

等質に毎日は来ないんだし
まあてきとうでいいやという訳にもいかない

家を出る前におとなのふりをして ....
月の表面がつるつるであったと信じられていたころ
自作の望遠鏡での観察で月の表面がでこぼこであることを発見した
ガリレオ・ガリレイ

プトレマイオスの天動説はキリスト教神学オフィシャルサイトの既 ....
視野の隅
磔刑の丘が緩やかに
空に溶けて行く先には何もない

君の指先は工場で品質を素早く読み取る
精密な器械でもあるが
ときにわたしを虜にしてしまう
哀しく白い造形でもある

時間 ....
よろこび
いつくしみ
むさぼり

穢土はひとのこころにすむものか
浄土もまたひとのこころにあるものか

コーヒーに
砂糖とクリームをゆっくり溶かしながら
そんなことをおもう

そ ....
nonyaさんの梅昆布茶さんおすすめリスト(232)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
FreeBird- 梅昆布茶自由詩1119-3-4
- 梅昆布茶自由詩1518-9-11
ミネストローネのうた- 梅昆布茶自由詩1218-6-4
ねむり姫のうた- 梅昆布茶自由詩1018-5-20
かかとのない靴- 梅昆布茶自由詩516-9-27
孤独の断章〜アレンジメント- 梅昆布茶自由詩1416-5-10
窓から見える曠野- 梅昆布茶自由詩1416-5-7
朝のレポート- 梅昆布茶自由詩1216-3-29
be_happy- 梅昆布茶自由詩1516-3-17
anthology- 梅昆布茶自由詩816-3-15
とっても素敵な世界へ- 梅昆布茶短歌15*16-3-7
ミッション- 梅昆布茶自由詩2116-2-21
蜜柑- 梅昆布茶自由詩11+16-2-2
越境- 梅昆布茶自由詩2316-1-8
自転周期- 梅昆布茶自由詩1515-12-28
時間、ありますか- 梅昆布茶自由詩2115-12-22
for__you_- 梅昆布茶自由詩2015-9-30
電波時計- 梅昆布茶自由詩1515-7-16
朝のマリオネット- 梅昆布茶自由詩1415-5-25
ある妖精編- 梅昆布茶自由詩1215-5-22
半音下がった5月- 梅昆布茶短歌915-5-8
花を敷く- 梅昆布茶自由詩2015-4-9
アンダンテ- 梅昆布茶自由詩15*15-4-2
和解- 梅昆布茶自由詩1015-3-27
サボテン- 梅昆布茶自由詩1015-3-20
- 梅昆布茶自由詩15*15-3-8
こどもの夢- 梅昆布茶自由詩1115-3-6
ガリレオの星- 梅昆布茶自由詩1615-2-27
磔刑の丘に- 梅昆布茶自由詩1215-2-23
朝のユーモレスク- 梅昆布茶自由詩1715-2-11

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