はがれて丸まったシーツの上に座り込んで
銀色のノートパソコンを開いているよ
ハローハロー
ハロー世界
真夜中に煙草を吸いながら
真っ昼間にゲームをしている奴と喋っている
時差だってよ
地 ....
めぐる風 炎 そして永遠がやってくる
遠くから海鳥の声が聞こえる
虚無 虚無 虚無 虚無
翼を持つものたちは明察する

転びつつ丘を駆け下りて
僕は暗くなる前に帰り着く
夜に浸されてしま ....
たとえこころは暗くても
いのちはあかるい

たとえ世の中は暗くても
たましいはあかるい

たとえわかりあえなくても
たとえ憎しみあっていても

血塗れの戦場や
やるせない食卓で
 ....
完全な暗闇のなかにいる以外

孤独はそのふりをしているだけだ

天井の模様がうっすらとなにかを象徴している

こうやって天井を見つめていても

そこに孤独はカケラもなかった

思考 ....
 成層圏              私風景
{引用=

そらのひろがりが       【 騒音のやまない
手にあまるこんな日は、      プラタナスの並木
苦しいのがわかっていながら    ....
こころの成り立ちがわからない

こころは支配できるものではない

こころは何処へかむかっている

消えてしまうこころなんてあるのか


永遠のまねをして太陽は

ぼくらと同じ有限 ....
火の星が地球に災いをもたらすと
最初に口にした男の軽薄
蟻の長い行進を眺めて
奴隷制度に思い至る男の明察

エレベータをおりてエントランスホールを抜けると
都市計画に完全に準拠した景観が広 ....
点滅を
毛嫌いするあなたに
会いたくない日曜日には
煙が遠くなびいて消える


うそです、
と笑っても
ほころばないこの摂理を
なぞるのが下手だったね
記号じゃなくて疎通がほし ....
砂場で砂あそびの子どもたち、そろそろお帰り
うねうねと前線がやってくる
天気が崩れて落ちてくる
日没とともに

砂場で砂あそびの子どもたち、そろそろお帰り
もう十分楽しかっただろう?
潮 ....
{引用=今日は今日を生きて
生きていることに少し感謝しました
少ししか感謝できなかったのは残念ですが
明日は明日を生きて
今日よりも少しだけ多くの感謝をします

ほんの少しだけか ....
小学三年までと二十代後半を東京で暮らした
いまも出張で月にいちどは東京にゆく
きょうは機械の立ち合いで東京だった
加工テストが順調だったので
そこの社長に言ってちょっと散歩に出る
狭い道に風 ....
ある例えがある。

地球上に、二人の人間が背中合わせに、まるで一体であるかのように立っていたとしよう。
お互いが、もっとも近くにいるにもかかわらず、お互いの顔も知らない。
しかし、二人は絶対的 ....
あいという
あめだまをなめました
なんだかくすぐったくて
とけていくのは
じぶんのほうじゃないかって
ふあんになったので
はきだしました

すこし
こわかった



いぬは
 ....
{引用=2009年11月11,12日、地球以外の星に住む高度な生物が出す信号をキャッチする「地球外生命体探査」が、全国の天文台や観測所などで一斉に行われた。}
     .
ぼくらに見える宇宙は過 ....
{引用=わたしは小さな虫だから
近づいてくる冬が怖いとおもうのは
あたりまえだなんておもわないでほしい

もうだいぶ寒い
(すーっと すーっと ねむく なる)
からだから力が抜けて

 ....
夢は幻想です現実を見ましょう
西京アマーンパークではリアリティがすべてです

当園にはメインキャラクターとして大型ドブネズミのつがいがいます
彼らの住処である排水溝も設置してありますので
美 ....
夏のそらばかりが 身をせめる
南風の吠ゆる 島の岬に
母のかたみの 赤い櫛で
髪を梳く 

罪を乞うでなく
罰をあがなう 身にもあらず

まばゆく うれしそうに
紺碧色に待つ 海 ....
 
 
アメリカを好んだ
わたしから
アメリカを除くと
わたしだけが残った
アメリカが
わたしなのではなかった
フロリダも
シスコも
ロスも
わたしが好む何かではなくて
それは ....
               平成21年11月11日
利用者各位
           ○○企画
公園設備の更新のため
3ヶ月休園いたします
利用者の皆さまには
ご不自由をお掛けいた ....
遠いといわれた惑星に至り
それほど悪くはなかったと
ヴェランダでこれまでを振り返っていると
遠くから差していた光が翳っていく

君の強さを
そして/あるいは君の弱さを
それは人目を引いて ....
どういう風のふきまわしでそうしたのか

午前0時になると音楽がながれる

有名なクラシック音楽なのだが

曲名が分からないので勝手に

蛇つかいたちの行進、と名付けていた

0時を ....
忘れていることがある
いつも夕暮れ時におもい出すこと
夜を歩けば
やみが足にまとわりついて
わたしを放さない

やみに触れる
手のひらはあたたかい
なぜだか知らない
知らないとい ....
樹齢いくつとかわからないけれど
ぼくより長く生きていることは間違いない
その身体のあちこちは皮をはがされ
表面に色の濃淡を作り出している


そんな老木のたくさんある枝のたった一本に
か ....
{引用=
ひだまりにいる幽霊は追憶
見つめているのは幸福の面影
黄金に香る金木犀の花

抜ける青空
ひだまりにいる幽霊は憧憬
秋の透明な輪郭の中に浮かびあがって

冬の始まりの風が
 ....
昨日と今日は同じだと嘆くひとは
今日が今日のままであることを願っている。
自覚のない矛盾がそのひとを支える。

空の星
足もとの雑草
キーボードの上の埃
なにひとつ
昨日と同じではない ....
           091110




毛皮を着て
山の中を彷徨う
鉄砲で撃たれそうな気もするが
この山の中は静かで
誰も訪れない
雪が降ってきて
毛皮を着ていても寒い
コ ....
僕はカーディガンのボタンを外してかけてやる
夜はだんだん透き通りいずれ朝になる
恋人は肺活量が人の半分くらいしかなくて
普段は困らないが肺炎になると死にそうになる

恋人が死んでも死にそうに ....
ほんものの冬だから

哀しみが風に吹かれている

自信のない僕だから

西日に背中をおされている


街路樹から緑が抜ける

何百マイルも離れた大学街

女を抱きにぶっ飛ばす ....
チチオヤ ハハオヤって無条件に
子供を愛すとおもってたけど
違ってたんだな むしろ自分を
愛してほしいとおもってるんだな

彼氏 彼女になったなら
相手が大事だとおもってたけど
違ってた ....
ぼくらはなにを知りたいのだろう

ぼくらはどこに歩き出したいのだろう

殺人したことのない人の方が圧倒的に多い

春に花を咲かせる桜木の方が圧倒的に多い

圧倒的に少ない事象に気をとめ ....
kauzakさんのおすすめリスト(3469)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
東京の狭くて薄汚れた四角い空を見たいんだ- 虹村 凌自由詩309-11-16
めぐる風_炎_そして永遠がやってくる- 瀬崎 虎 ...自由詩209-11-16
All_Miracles_Mean_Life- 笠原 ち ...自由詩7*09-11-16
孤独のカケラ- 吉岡ペペ ...自由詩809-11-15
空の下の私風景- 月乃助自由詩7*09-11-15
こころと永遠とひかり- 吉岡ペペ ...自由詩809-11-15
ギリシア・ローマの時代から- 瀬崎 虎 ...自由詩409-11-14
意識の底- アオゾラ ...自由詩609-11-14
視砂の岸辺- 小池房枝自由詩409-11-13
ささやくように歌っています- タマムシ自由詩8*09-11-13
東京のふゆの風- 吉岡ペペ ...自由詩1909-11-12
歴史について- 夜明けま ...自由詩209-11-12
あめだま- 小原あき自由詩13*09-11-12
宇宙生命体探査(SETI)- Giton自由詩1+*09-11-12
冬眠- タマムシ自由詩4*09-11-12
リアルテーマパーク- 木屋 亞 ...自由詩2*09-11-11
「ゆりと兵士」- 月乃助自由詩14*09-11-11
リアルテーマパーク- 小川 葉自由詩609-11-11
リアルテーマパーク- あおば自由詩6*09-11-11
僕にはそうするすべがない- 瀬崎 虎 ...自由詩209-11-11
なんだか呆然とする時間- 吉岡ペペ ...自由詩309-11-10
やみを抱き合う- かんな自由詩3*09-11-10
結び目- あ。自由詩19*09-11-10
ひだまりにいる幽霊- リーフレ ...自由詩309-11-10
シーシュポスに死を!- 佐々宝砂自由詩6*09-11-10
横断歩道- あおば自由詩5*09-11-10
不幸でなければいいと祈る- 瀬崎 虎 ...自由詩309-11-10
冬の旅人- 吉岡ペペ ...自由詩509-11-9
愛の穴- 朧月自由詩309-11-9
意味と行方- 吉岡ペペ ...自由詩209-11-8

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116