すべてのおすすめ
               130721


切り倒されて朽ちた幹には
王子様のような茸が生えて
胞子を出して枯れるのだと
教えられて育つ
屋根 ....
               130309



私怨団体の方に言われた
逃げてきただけではないかと
支援団体の方の後ろに隠れる
2011年3月11日以来
どんな厳しい環境でも
踏み ....
            130305



名高い幻影城趾に佇んでは
古くさい携帯式の並四ラジオを鳴らしていた
城趾とは名ばかりの小高い丘は
松の疎林に囲まれて
がさごそと石ころを踏み ....
           130131


ホワイトボードと黒板との戦いは
遠方の席からも良く見えるとの
力強いボスの一声で黒板の手が挙がる
漢字の勝利ですと僕は囁くように呟いて
今朝も飛び ....
                     121120

動機とは
発動機に頭が付いていないものだと思った
頭が付いて始めて動くと思った
頭がないと動かない 回らない
音がしないし役にも ....
                  121109



見かけない顔ねと
とりあえず声を掛けられたのですが・・、
触るやいなや鳳仙花のように種が弾けて飛んで行ってしまうのではないかとその目 ....
成長した一つの細胞が
小さな二つの細胞に
分裂した

別れたあとには
なにも残っていない

細胞の
一つの影が
二つとなって
1+1=2
と表せる
見慣れた景色となる

小 ....
              120808


どこまでも美しい空に
白い雲が流れてゆくよ
もうすぐ秋だよ
もうすぐ破綻だよと
オリンピックも
盛夏も楽しめないよと
初老のど根性が
 ....
                   120428




ムンクの本当の叫びを60億円で落札した
個人蔵だったから始めて見る人も多く
予想外にオークションは落ち着いていて
競合 ....
          120114




無自覚な試作品の顔を撫でながらも
失敗作だと悔やむ
青空の製作は難しくて
寒がりだから
何回作っても天井にへばり付いて
なかなか降り ....
            110912



祈りたいならば
どこか遠く
だれにも見えないところで
おやりなさい
異教徒の群れの中では
声を立てたり
十字を切ったりしたら
命にかか ....
                 110713


相済みません。
タイトル提示を一日間違えてしまったようです。
不手際を心からお詫び申し上げます。申し訳ございませんでした。
粗忽者とは ....
              110701



ありふれた放射性同位元素を探し
地球を三周くらいした後に
原始人の顔をした博士が暖簾を潜って入ってきたときに
味噌ラーメンを啜ってい ....
               110511

金曜日に助けたから
フライデーと名づけられた青年は
ロビンソン・クルーソーの従僕となり
しばらくは一緒に暮らしたという
絵に描いたような仕合 ....
                110306





はなことばはボノボ
巧みにすくい
木の実をたべる
器用な手つきと
比較され
拗ねるのが
消化不良の源泉徴収証明書
切り ....
              110226




クシャミをするのは
花粉症なのだと
キミは考えるかも知れませんが
ボクは明るすぎるので涙腺を刺激
涙が鼻に抜け
むずむずさせて
 ....
            110211




逆上がり
冷たい夏の
夾竹桃
今日は雪だ!
子供たちは喜んでいる
大人達は渋い顔
老人どもは諦めて
猫の炬燵を用意する
第2国道 ....
                110120



ぼくも
小道を歩く
歩きながら
考える
みちはどこまでもつづく
つづくさきはわからない
とんでもないできごとが
行く手に待っ ....
              110116


誤解を恐れず
界を恐れず
カンマの威力と
中点の躊躇
きれいな顔に
泥を塗る為体
(テイタラクと読む)
記号辞典を開き
記号の読 ....
               110111



300万円でお願いします
お金のことしか考えない
あと何日でデキルのですか
走り出した電気機関車が
警笛を鳴らす
突然の出来事にも動 ....
                 110108



乗っていったオート三輪車は実在していた
探しに行くなら今だ
悟りの足りない賢者が叫ぶ!
ひらひらと雪が舞い散る前に
腹ごしらえ ....
                  110103



プレート損失40ワットでは
寿命1850時間
うーむと唸りながら
真空管アンプに
電源を入れる
微かなノイズのあ ....
                 101227



実りある時を
稼ぎ時と思いたい
足し算に飽きたサイコロ
賭博に手を出して
痛い目に遭うこともあり
さいの目に切り刻んだ膾を呑み込 ....
         101218


茶葉が
ポットの中で
踊っている
朝と
昼と
夜と


これ以上、蒸らさないで
              101114




今ではかなり以前のことになりましたが
或る詩のイベントに参加いたしました
そこでの雑談の折りに驚いたことに
参加者の殆どが
幽体離 ....
             101107


ほぅ
ほぅ ほっほっほぅー ほっ!
漏らさず隠さず支える覚悟の
中身が漏れた尖閣の映像
ほっほっほっとエンジンを吹かす時
頭上にたくさんの ....
                101031



風の夜に
眠りこける
九官鳥を起こす
眠い眼で顔を上げ
朝が来たかと呟いた
風が無い日に
のんびりと
そよ風探して飛ぶのだと
 ....
                       101028



写生する煙の
変わりようのない醜態から
デッサンする余裕のない状況を
忌避しながら
ガタガタと埃を巻き上げて
凸凹道 ....
                        100927

いやらしいことを言ってはいけません
するなんてもってのほかです
くだらないことが大好きなB介くん
自分のことを言っているのだ ....
               100909






箱の中から
取りだす石ころ
お弾きのように一列に並べた。
テーブルの上の石ころたちは
鈍い色を放ち
眩しそうな目をし ....
kauzakさんのあおばさんおすすめリスト(168)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
星からおちた小さな人- あおば自由詩10*13-7-21
小宇宙から流れくる- あおば自由詩7*13-3-9
幻影のバラード- あおば自由詩8*13-3-6
白が虹むところ- あおば自由詩8*13-1-31
動機- あおば自由詩6*12-11-20
とりあえず- あおば自由詩7*12-11-9
分裂- あおば自由詩7*12-8-10
配備中の安全性- あおば自由詩5*12-8-8
空のひだまり- あおば自由詩8*12-6-5
あおぞら- あおば自由詩13*12-1-15
のぼる夕日- あおば自由詩4*11-9-12
杞憂- あおば自由詩4*11-7-13
誰も貴方を呼ばない- あおば自由詩10*11-7-1
cloudy- あおば自由詩6*11-5-11
吾亦紅- あおば自由詩3*11-3-6
空の青さが眩しくて支えきれずに- あおば自由詩2*11-2-26
さかあがり- あおば自由詩7*11-2-11
愚かな農園- あおば自由詩2*11-1-20
美しい誤解- あおば自由詩9*11-1-16
蛸にイヤホン- あおば自由詩3*11-1-11
あったそこにあった- あおば自由詩4*11-1-8
ヒートテックに花束を- あおば自由詩8*11-1-3
寒くはない- あおば自由詩3*10-12-27
茶葉- あおば自由詩7*10-12-18
プレゼントは遠慮するから幽体離脱したい- あおば自由詩4+*10-11-15
頭上注意!- あおば自由詩5*10-11-7
風の夜に- あおば自由詩7*10-10-31
写生- あおば自由詩7*10-10-28
わいせつ- あおば自由詩6*10-9-29
ぼんやり- あおば自由詩4*10-9-9

Home 次へ
1 2 3 4 5 6 
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する