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希望があるから絶望があるんである
絶望したくなかったら
希望なんぞ持たぬがよろし
数独を解くのに飽きたわたくしは
今日七杯目の焼酎をつぎながら
わたくしの幸運なる結婚生活について
(た ....
昨日と今日は同じだと嘆くひとは
今日が今日のままであることを願っている。
自覚のない矛盾がそのひとを支える。
空の星
足もとの雑草
キーボードの上の埃
なにひとつ
昨日と同じではない ....
ビールって味が濃いね苦いねと
感じるようになったら
あんたはもう
おしまいだよ
でなきゃ
まだはじまっていないんだ
発泡酒
その他の雑酒
ビール風味のリキュール
いろいろある ....
露に濡れた車の窓に
髪のあとがうっすらとあって
遠くもない思い出をちくちく突く
真冬の明け方は思いの外冷えもせず
終わると思った恋は終わりもせず
まだ暗い南の空にカラス座
不幸のヒロイ ....
組織に属しているという実感が、
私の心臓に鋼鉄の壁を作り上げる。
その壁よりさらに強固な壁を持つ
巨大な鉄の箱のなか、
ひとたらしのとまどいもないまま、
私は突き進む。
強大なベルトコンベ ....
太陽に照らされた状態は、
ほんとのところとても特異な状態だ。
宇宙はだいたいが夜だ。
ぐるりめぐる暗い側の半球にしがみつくぼくたち、
特異な場所に放り出されたフヘンの孤児、
みんな違っていて ....
庭先にすずめたちがいて
すずめのてっぽうが生えていて
猫は砂利の上に寝転がって
ぎい、と蛙の声
ベルギー流の燗つけビールを飲もうか
中国流の人肌ビールを飲もうか
いや今日は
常温の日本酒 ....
飛ぶ鳥はとても軽いのだということを
わたしはときどき忘れる
飛ぶために鳥が捨て去ったものの重さを
わたしはときどき忘れる
鳥の骨は細く軽く
すきまだらけで脆いということを
150kg超 ....
きのう
生きている友に手紙を書いた
行かなかったけれど
忘れたわけではないと
きょうは異常乾燥注意報が出ていて
どこかの土手が延焼したと
広報が単調に喋っている
どうせ誰かが消す ....
kauzakさんの佐々宝砂さんおすすめリスト
(9)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
訣別
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佐々宝砂
自由詩
8*
10-8-31
シーシュポスに死を!
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佐々宝砂
自由詩
6*
09-11-10
町には今日も灯りがともる
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佐々宝砂
自由詩
3*
09-4-27
一日の終わりまたははじまり
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佐々宝砂
自由詩
4
08-12-10
長い夜
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佐々宝砂
自由詩
3*
08-11-9
夜、出歩くものたち
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佐々宝砂
自由詩
7+
08-10-1
冷やを一献
-
佐々宝砂
自由詩
7*
08-8-5
軽さへのあこがれ
-
佐々宝砂
自由詩
44+*
08-3-18
春の闇
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佐々宝砂
自由詩
6
08-3-7
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